<中国ブログ>中国サイコウ 元/上海駐在日本人が綴る日中経済の状況など

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重慶レポート パート4(羅漢寺)

2011-08-30 | 出張
引き続き、重慶レポート。
今回は、重慶市中心部にある「羅漢寺」を紹介。

まずは、ココの紹介を簡単に。
羅漢寺は北宋治平年間(1064年~1067年)に作られており、祖月禅師が山開きをして仏教の教えを説いていた場所である。最初は治平寺という名称だった。
明・清代になってから、寺に五百羅漢を祀るようになり、その塑像が古風かつ質朴だったので、それが世によく知られるようになり、羅漢寺と改名され今日に至る。千年近くを経て、世の中変化により、寺院は何度も盛衰を繰り返すこととなった。現在境内には、四大天王像の碑、古仏岩、羅漢堂、弥勒閣、大雄宝殿、蔵経楼、方丈室、禅堂などが残っている。

重慶市の観光案内パンフにも掲載されているくらいなので、市を代表する観光地のひとつと言えそうだ。
ちなみに立地は、市中心部の解放碑からは歩いて10分ほどの便利な位置。

まず入口の画像から。



写真ではキレイに見えますが、そこまで美しいという感じではない。
例のごとく、隣は工事現場だったし・・・。
入館料は10元とお安い感じ。

中に入って、いきなり現れるのは・・・



お金持ちになれそうな石像。
一応、お寺なんですけどね。。。


一部の造りは歴史を感じさせるが、やはり改修を繰り返した感は否めず。





ちなみに本堂のほうは、今まさに改修中だった。



重慶市郊外には「大足石刻」という世界遺産に認定された石窟があるが、こちらは重慶市中心部から車で片道2時間半を要するとのことで、早々と断念。
もっとも、この羅漢寺にも石を彫った石像があるので、雰囲気だけは体感できる。



中には「一念堂」という願いが叶いそうな場所も。



ただ、この門前で売っていたお香のセットは88元からと高額。金が無いと願いも届かないのか・・・と。
中国のお香は、日本と違って大きさもダイナミック。



その分、煙の量も凄まじい。。。

30分ほどの見学だったが、一緒に行った方々の評価は「価格(10元)を考えれば、十分見る価値があったのでは・・・」とまずまず。
ホテルから歩いて行ける距離だったことも影響したかも。

今回紹介した羅漢寺に限らず、実際に見学すると日本のお寺との違いが肌で分かるので、中国へお越しの際は寺もコースに入れることをお薦めします。


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