帰任して2週間。
本拠地に戻ったとは言え、3年半のブランクは大きいですね。
何もかもが微妙に変化していて、何より自由を奪われたような感じで、生活自体に余裕がなくなっているように感じます。
まあ、仕方ないことではありますが。。。
中国関連の情報を収集して、今までのように独断と偏見を交えながら論じていきたい想いは強いのですが、やっぱり日常の仕事などに忙殺されてしまいます。
でも、このあたりは慣れだと思いますので、徐々に解決していくのでは・・・と思っています。
タイトルについては、いろいろ考えましたが、メインのタイトルは慣れ親しんだ「中国サイコウ」のままで続けることにしました。
サブタイトルは、実情に合わせて変更しましたので。
こう考えると、どちらかと言うと「中国との関係から日本を論じる」場面が増えそうですね。現時点では何も考えていない、って言うか、今までも深く考えてブログを更新してきたワケではないですから、まあ自然体で続けます。
さて、本日は日本でも話題の「鳥インフルエンザ」について。
日本のマスコミというのは面白いもので、鳥インフルの話題が出て以降、めっきりPM2.5関連の報道が減っています。言い方を換えれば、旬を過ぎたワケでしょうね。
もっとも、この中国での鳥インフル発生、日本人の皆さんが思っている以上に結構深刻な事態になるのでは・・・と筆者は考えている。
その理由のひとつが、中国の食習慣。
中国では、食肉における序列のようなものがあって、鳥肉→豚肉→牛肉という順でランクが高くなる。価格面でいうと、鶏肉と豚肉はあまり大差ないのだが、庶民の感覚からすると「豚肉のほうが鳥肉よりマシ」との感があるらしい。
これを裏返して考えると、それだけ庶民の間に根付いている食材だということ。
次に、あえて「鳥肉」という表現にしたのは、鳥の種類が多いから。
日本の場合、日常的に食すのは「鶏肉」と決まっているが、中国では鶏肉がメインとはいえ、鴨や鳩、ウズラ等、レストランなどでも一般的に食される食材が圧倒的に多い。
つまり、日本のように養鶏場だけに注目すればいいという環境にないため、感染源を特定することが非常に難しいのだ。
最後に、「生きた状態で購入して、その場で食肉として処理する」という文化。
このあたりは、日本人のみが住人の住居で生活している駐在員には馴染みがないかも知れないが、中国ローカル社会では極めて日常的な光景。
最近でこそ少なくなってきたが、現在でも路上のマーケットなどで鉄製の鳥かごにギッシリと鳥が詰め込まれ、客の品定めによって一匹ずつ処理されていく姿がよく見受けられる。
しかも、こうした鳥肉を処理する市場は低所得者層が多い地域に集中しているため、長引けば長引くほど抑制が効かなくなる可能性がある。
つまり、日本人が思っている以上に、庶民が生きた鳥類と触れ合う機会が多く、中国固有の社会構造も相まって、その抑制は容易ではないのだ。
日本は隣国として、感染拡大が懸念される。
日中関係が悪化し、以前ほど人の往来が多くないとは言え、やはり両国間には頻繁に人が往来している。
日本及び日本国民は、もう少し自分たちの問題として考え、しっかりとした対応策を検討しておくべきだろう。
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2011年7月から赴任していて、毎年夏に夫のもとへ家族で出かけています。
報道では5月の10日前後に上海市が警戒を解除したとのことで大丈夫かな?と思い、またあと2か月くらいしたら少しは落ち着くのかなとも思い、今年も7月末から一週間ほど滞在したいと思いチケットは手配済み。
滞在都市は合肥と上海の予定です。
中国という国、けっこう私自身は好きで、子供たちも楽しみにしています。
しかし、ちょっと鳥インフルエンザ、心配です。
何か注意した方が良い点や意見などのアドバイスがありましたらよろしくお願いします。