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岩国行波の神舞

2019年02月15日 03時51分29秒 | 岩国情報
2019年2月9日(土)朝のNHKテレビの番組小さな旅「童の笑顔~シリーズ 三つの物語~」
で山口県岩国市で神楽を舞う中学生で岩国行波(ゆかば)の神舞が紹介されていました。
山口県岩国市行波では、過疎の集落に住む人々を結びつける「神楽」を大切に守る中学生
として紹介。旅人は山本哲也氏

岩国情報を主テーマの一つに掲げている本ブログで最近は岩国情報に関する記事を書いて
いないので今回このテーマを選びました。


岩国行波の神舞(いわくにゆかばのかんまい)は国の重要無形民俗文化財として
昭和54年(1979)2月3日に指定されています。

岩国行波の神舞の解説を文化庁の国指定文化財などのデータベースより引用紹介します。
解説文:
 周防に伝承される神楽の一つで、七年に一度執行される年期神楽である。
毎年十月十四日に小神楽として荒玉社境内でその一部が上演されるが、七年目の大きい神楽
の時には、錦川の川原に赤松の柱九本で約八メートル四方の神殿を建て、屋根を藁のこもで
葺いて中央に天蓋を飾る。さらに神殿より約二十五メートル川上に、非常に高い赤松を
一本立て、八関の舞の時に、この松柱に登る曲芸的な舞を演じる。曲目には、
荘厳【かんごん】(神殿【かんでん】入り)、六色幸文祭【ろくじんこうぶんさい】、
諸神勧請【しよしんかんじよう】、注連灑水【ちゆうれんしやすい】、
荒霊豊鎮【こうれいぶちん】、真榊対応内外【まさかきたいおうないがい】、
日本記、天津岩座【あまついわと】、弓箭【ゆみや】将軍、三宝鬼人、五竜地鎮、
愛宕八幡【あたごはちまん】、八関【はつせき】の舞【まい】、湯立【ゆたて】、火納が
あるが、このうち八関の舞以下は、七年目の神楽の時だけに演じられる。
周防地方に伝承される神楽の中でもきわめて優れた内容を持ち、地方的特色の濃い神楽として
重要である。



最近の7年に一度の第37回年期神楽は2013年4月8日~9日に実施されたようです。

紹介サイトへリンク:
 https://kintaikyo.iwakuni.info/archives/3265

Wikipediaによれば
毎年10月中旬、行波の荒玉社の例祭においても神楽が奉納される。秋の例祭で奉納される
演目は以下の12座である。  

荘厳
六色幸文祭
諸神勧請
注連灑水(ちゅうれんしゃすい)
荒霊豊鎮
真榊対応内外(まさかきたいおうないぎ)
日本紀
天津岩座
弓箭将軍
三宝鬼人
五龍地鎮
愛宕八幡


岩国行波の神舞の歴史をWikipediaより引用紹介します。
起源:以下の2つの説がある。

  室町時代以降に京都地方で始まり、岩国地方に伝えられたとする説。
  荒神神楽として、豊後の国(現在の大分県)から大島郡を経て伝えられたとする説。
1791年:記録に残る最古の神舞。以降、7年毎の願舞は、途切れることなく奉納されている。
     (当時の神舞は神主が主体で執り行なう社人神楽であった)
明治維新の頃:世襲制の廃止に伴い、神舞が神主から里人(地元住民)へと伝授され、
       奉納の主体も地元住民に移る。
  古式がよく守られ、その形態を変えることなく伝承している神楽として、
  以下のような指定、選択を受ける。
1971年(昭和46年):岩国市指定無形民俗文化財に指定される。
1973年(昭和48年)3月30日:山口県指定無形民俗文化財に指定される。
1976年(昭和51年)12月:「記録作成等の措置を講ずるべき無形民俗文化財」に選択される。
1979年(昭和54年)2月3日:国の重要無形民俗文化財に指定される。
2007年(平成19年)4月8日:直近の願舞の行なわれた日(前日は前夜祭)。
2013年4月8日:直近の願舞の行なわれた日(前日は前夜祭)。
2020年4月?:次回の願舞の年(予定)。



前置きが長くなりましたが上記番組の写真を添付していきます。



上の2枚の写真は岩国行波の神舞




上の2枚の写真は練習の様子


上の写真は練習の会場「岩国行波の神舞伝承館」
錦川鉄道の行波駅を降りたすぐの所にあるようです。



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