まずは以下のシミュレーション画像を見ていただきたい。ドイツのキールにある海洋研究所(GEOMAR)が2012年7月6日に福島第一原発からの放射性物質が海洋に拡散していく様子を予測した画像だ。
発生から1年ごとに拡散していく様子を示していて、10年後の太平洋の状況がわかる。
事故から4ヵ月後、2011年7月時点 |
事故から1年後、2012年3月時点 |
事故から2年後、2013年3月時点 |
事故から3年後、2014年3月時点 |
事故から4年後、2015年3月時点 |
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
事故から10年後、2021年3月時点 |
これらの画像を見ていただければ、説明はもう、必要ないとは思われるが、少しだけすれば・・・。
伊達市民のフェースブックから転載します。
伊達市の放射能対策課に電話
担当Tさん
伊達市の除染に対しての話し合いの場を設けてほしいと電話していたので回答がなかなかこないのでこちらから電話。
*Tさんは 伊達市の1cmで3μSv/h(シンチ)は個人的にも気にしないそうです。
1cm 3μSv/hでは1mでの空間線量は健康に影響がないとわかっているから。
国でそういってるからだそうです。
*T γ線だけの測定で十分だそうです。
(個人的な考えでもこんな意識の人では放射能対策なんてできない。市民の安全なんて守れないといってしまったw)
*T ガラスバッチの結果でも年間1msvを超えない見込みですし、WBCでも結果でも判断してます。
(あの・・あのガラスバッチいったいどのくらいの人がちゃんとつけていましたか?で・・ガラスバッチとは医療機関向けに作られていますから今の環境では一方向だけの放射線量では対応できないですよ。360度上からも下からもです)
*T 市ではみなさんにちゃんとガラスバッチをつけてくださいよといっていましたからそういわれましても困りますね。((゜Д゜) ハア??)
(だいたいそういうのをちゃんと見越して計算に付け加えるべきでしょ!)
ちゃんといってたもんでは話にならないwww
*T 放射性物質はほとんど動かない。一度除染したらその場所はほとんど線量は戻らない。
(そんなわけないだろ!!私は線量がもどっているのをちゃんとみてる)
*T 放射性物質は土壌に吸着してるから土壌と一緒になら動くかもしれない。
(定時降下物だっていまだにあるのですよ知ってますか?
*T え?ていじ?停止?
(県で測っている定時降下物ですとデータみたことありますか?)
*T はい。知ってはいます。でもそんなに大量ではないはずなので・・
(この人・・みてないな・・)
ちゃんと住民との話し合いの場を設けてほしいと話しました。
市役所にいっていいのですか?9月に定例会があるのでその後でとのこと・・
私はできれば市役所に少数でいくのではなくて、なるべく多くの人の前で話し合い牙できるようにしてほしいと。
*T そこまで対応しきれないと。
(どうしてですか?もっと私のほかにも話し合いをしたいという方いるのですか?)
はいいます。だから一度話し合いを設けてしまうと収拾がつきません。
(じゃあ~その方たちと一緒にしたらいいのではないですか?一回で済むのですから)
・・だいたい、丁寧な対応ではないではないか、こては面倒だからでしょう!
*Tあ~すいません。これから会議なもので、またご連絡します。
(あのもう一度、違う方向から健康影響など、放射性物質のことを調べなおしてください!お願いします)
*T では・・またご連絡します・・
(返事しない!お願いしますね!!!と強めにいって電話を切ってみました。)
返事しないということは、調べる気ないんだ・・(▼ω▼怒)
ガラスバッチやWBCで放射線(γ線のみ)を計れても、被曝を防ぐ物ではありません。そこで市長は、
「私たちの生活圏には放射能が現実に在ることを容認しつつ、日常的なものの復活、ひいては再生ということを私たちは意識するべき時に来ているのではないでしょうか。」と言う考え方です。
つまり「被曝を容認する」ということ。
では伊達市の「放射線の安全の基準」は?
伊達市の市政アドバイザーの多田順一郎氏によると
「世の中には、病院の放射線技師さんなど、放射線を扱うことを職業にしている人たちがいて、五年間で100mSvを超える放射線を受けないよう管理されています。 この作業基準は、定年まで放射線を扱う仕事を続けても健康を害しないよう定められたものです。
法律は、道路の速度制限のように、安全に大きな余裕のある制限をします。 ですから一年間に20mSvという値は、“十分に安全を見込んだ作業基準”なのです。なお、一年間に1mSvという値は、放射線を扱う施設を作るとき、その施設が周辺に及ぼす影響を規制する“設置基準”で、本来、人に対する安全基準ではありません。」
と言うことらしいです。
(病院の放射線技師は「放射線管理区域内において放射線業務に従事する労働者」です。一般人は管理区域への立ち入り禁止されています。常時立ち入る放射線業務従事者はフィルムバッジで線量累積を管理されます。つまり伊達市民は、子どもも妊婦も放射線業務に従事する労働者と同じ扱い、基準だということらしいです。
(拡散希望)
フクイチ高濃度汚染水たれながし!千葉の海も危ない!
海を汚すな!原発再稼働やめろ!8.31緊急アクション
を行います。
8.31(土)午後2時~ 千葉駅クリスタルドーム前結集 (呼びかけ)原発なくせ!ちばアクション
国直轄で再除染へ 環境省方針、効果を検証
東京電力福島第1原発事故に伴い国が直轄で行っている避難指示区域の除染について、環境省は除染で十分に放射線量が低下しない一部地点を再除染する方向で調整していることが25日、関係機関への取材で分かった。再除染の効果検証が主な目的で、再除染の範囲は限定的になる見通し。
同省は今月中に除染の工程表を見直す方針だが、再除染の具体的な方針や除染の完了時期が盛り込まれるかどうかは不透明だ。
除染が完了した田村市都路地区や川内村の住宅地では、除染完了後も長期目標となる年間追加被ばく線量が1ミリシーベルトを超える地点が残り、再除染を求める意見が出ている。
同省はこれまで再除染について「個別に協議し対応したい」として明確な考えを示してこなかった。しかし、工程表見直しに伴う一部市町村への説明で、線量が十分に下がっていない地点を再除染する意向を示した。
(2013年8月26日 福島民友ニュース)
チェルノブイリの教訓
↓ ↓ ↓
除染 「チェルノブイリでもそうだった」 長年取材のスイス人女性指摘
一時帰宅した長谷川健一さん(左)と、取材に訪れたスーザン・ボースさん=福島県飯舘村で(小嶋麻友美撮影)
「除染直後は線量が下がっても、時間の経過で元のもくあみになる可能性がある。チェルノブイリでもそうだった」。こう指摘するのは、チェルノブイリ原発事故後、ウクライナを取材してきたスイス人ジャーナリスト、スーザン・ボースさん(49)だ。昨年来日して原発事故を取材し、著書「福島からのあいさつ」をスイスとドイツで刊行。これを含め、長年の原発報道が評価され、ドイツのNGOが創設した「核のない未来賞」を受賞した。
【関連記事】山から放射性物質 線量再上昇… 除染 復興描けず
今月、3度目の取材に訪れたボースさんは、福島市でも放射線量が再上昇する事例を聞いた。「妊婦や小さな子どもの自主的な避難にも、補償などの財政措置を行い、選択肢を広げるべきだ」「ウクライナは除染も被ばくの健康問題も解決には長い年月がかかり、莫大(ばくだい)な金額になった。行政はどこにお金をかけるべきかを考える必要がある」と指摘した。
除染技術の確立急務 無人都市にぼう然
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2011/11/post_2385.html
福島民報
プリピャチ市にある遊園地跡。オープンの5日前に事故が起こり、子どもたちは観覧車に乗ることはなかった
チェルノブイリ原発の作業員ら5万人が暮らした旧ソ連(現ウクライナ)のプリピャチ市。ホテルや住居はガラスが破られ、室内に家財が散乱していた。事故5日後にオープン予定だった市中央部の遊園地では観覧車がさびつき、20台のゴンドラを風が揺らす。
福島調査団の参加者は荒れ果てた人工都市の姿に、しばしぼうぜんとなった。そして、誰からともなく「除染して、住民を戻す取り組みはされなかったのか...」との声が漏れた。
旧ソ連政府は原発事故発生後、プリピャチを含む周辺の汚染地域を「ゾーン」と呼ぶ立ち入り規制区域に指定し、11万6000人を強制移住させた。ソ連崩壊後、ウクライナ、ベラルーシ両国は住民の帰還を目指し、公共施設などの一部で除染に取り組んだ。しかし、効果的な手法を確立することはできず時間と予算だけが費やされたという。
植物を植えて土壌中の放射性物質を吸い上げる方法も実践されたが、効果は見られなかった。マチは荒野に変わり果てた。
東京電力福島第一原発事故の避難区域を抱える南相馬市除染対策室の横田美明さんは、市の除染計画にチェルノブイリの教訓を生かそうと調査団に加わった。しかし、具体的なアドバイスは得られなかった。「チェルノブイリと異なり、土地の狭い日本では、除染しなければ住む場所は限られる。除染のモデルをつくる必要がある」と切羽詰まった様子で語った。
住民の強制移住で無人となった168の村の名を記したプレートが今春、チェルノブイリ市の中央広場に立てられた。
視察した川内村の遠藤雄幸村長は、在ウクライナ大使館職員から立て札の意味を説明され青ざめた。人ごとではないと感じた。「川内村民は必ず帰還する。そのためには早急な除染の技術確立と実施が不可欠だ」と力を込め、国、県に強く支援を求めていく考えを示した。(本社報道部・渡部 純)
inoue toshio 子どもを守れ! @yuima21c8月26日
賽の河原の石積みでも、除染ビジネスはうるおう
●除染費5000億円要求へ=中間貯蔵は金額示さず-環境省
時事 8.26
●除染費用 計上予算4倍の5兆円に(7月23日NHK)
【寄稿】 「遺伝への懸念」がもたらす悲劇 福島民報8.17
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2013/08/post_7886.html
■福島大教授 県民健康管理調査検討委員 清水修二
放射能災害の健康への影響を調べる県民健康管理調査については、「甲状腺がん」ばかりが問題になっているが、ある意味でもっと深刻なのは、遺伝的な影響を心配する県民意識の現状である。
6月の県民健康管理調査検討委員会で公表された「こころの健康度」調査結果によれば、避難区域住民を中心とした21万人余りの成人へのアンケート調査で、「現在の放射線被ばくで、次世代以降の人への健康影響がどれくらい起こると思いますか」の問いに、実に34.9%が「可能性は非常に高い」と答えている。やや高いと答えた人を加えれば60.2%だ。6割が被ばくの影響が遺伝すると考えている。これは大変なことである。
広島・長崎の被爆者の健康調査で、被ばくによる遺伝的な障害は確認されないという結論が出ている。チェルノブイリ事故の被災地でも、先天異常の発生率は汚染地域と他地域とで差がないと公式に報告されている。まして、福島県の原発事故での住民の被ばく量はチェルノブイリと比べれば遙(はる)かに少ないのである。
心臓奇形をはじめとする先天奇形・異常は通常からある程度の確率で発生する。福島県でそうした子どもを出産した親の気持ちを考えてみてほしい。「あの時、避難しなかったのがよくなかったのではないか」という悔恨、そして東京電力や政府に対する怨念や憤怒を、一生抱えながら生きることになるかもしれない。これは悲劇だ。
また、「妊産婦に関する調査」の結果も報告された。「次回妊娠・出産をお考えですか」との質問に「いいえ」と答えた人の14.6%(複数回答あり)が「放射線の影響が心配なため」という理由に印を付けている。およそ7人に1人が遺伝的影響を恐れて子どもを持つことをためらっているということだ。事故から既に2年半近くが経過している。この間、本当なら生まれていたはずの子どもが生まれていないという事態が、既に生じていると考えなければならない。
被災者である県民自身が遺伝的影響の存在を深く信じているようだと、「福島の者とは結婚するな」と言われても全く反論できないし、子どもたち自身から「私たち結婚できない」と問われて、はっきり否定することもできない。親子ともども一生、打ちのめされたような気持ちで生きなければならぬとしたら、これほどの不幸はあるまい。
原爆被爆者たちが歩んだのと全く同じ苦難の道を、福島県民は歩まされるのだろうか。明確な根拠もなく遺伝的な影響を口にする世の「識者」たちは、自らの言動のもつ重い影響と責任を、自覚しているのだろうか。
広島・長崎やチェルノブイリ事故の貴重な経験が、ここ福島で全く生かされていないと言わざるをえない。低レベル放射線の健康影響については未解明な面があるが、「分かっていない」のひと言で「分かっている」ことまで無視してしまっては、過去の犠牲や教訓は無に帰してしまう。
とある原発の溶融貫通(メルトスルー)
遺伝的な影響を心配することは本当に悪いことですか?
「遺伝への懸念」という言葉は「風評被害」という言葉と似た働きがありますね。
「風評被害」は,実際に被害が出ているのに,「風評」という言葉を付けることによって,あたかも被害が妄想上のものであるかのような印象を与えることができます。
「遺伝への懸念」という語も同じで,実際に影響が出ているのに,「懸念」という語をつけて,それがあたかも妄想上のものであるかのように扱われています。
しかし,実際に影響は出始めているのです。
原発事故後 奇形児と問題多い妊娠多発 福島
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7200306.html
じわりと増え始めた奇形児(鎖肛、口蓋裂・・)
http://onodekita.sblo.jp/article/72079374.html
そして,実際に影響が出ているのであれば,そのことを「懸念」するのは正当なことであり,そのような状況を作り出した東電と政府が悪いのではありませんか?
本当に「悲劇」なのは、何か?
さまんさ☆@nuichakka
避難区域住民など21万人余りの成人への調査で、「放射線被ばくで、次世代以降への健康影響がどれくらい起こるか」の問いに6割が「高い」と回答したことを、「これは大変なこと」と清水教授は言う。
清水教授は「大変だ」という理由を、広島・長崎の被爆者の健康調査で、被ばくによる遺伝的な障害は確認されていない点、福島県の原発事故での住民の被ばく量はチェルノブイリと比べれば遙かに少ないという理由を挙げている。
更に清水教授は、「先天奇形・異常は通常から発生」し、福島に限ったことでは無いと強調し、福島で先天奇形児が産まれた場合「避難しなかったのがよくなかったのではないか」という悔恨、東京電力や政府に対する怨念や憤怒を、一生抱えながら生きる。これは悲劇だ」と言う。
しかし、「悲劇」なのは、放射線による遺伝的影響の研究成果を全く無視して、正確な情報も提供せず、検査も不十分な状態で放置し、内部被ばく対策を十分にせず、誤魔化されたまま生活している状況だ。これが何よりも「悲劇」。問題のすり替えでしかない。
清水教授「原爆被爆者と全く同じ苦難の道を、福島県民は歩まされるのだろうか。遺伝的な影響を口にする世の「識者」たちは、自らの言動のもつ重い影響と責任を、自覚しているのか。広島・長崎やチェルノブイリ事故の貴重な経験が、福島で全く生かされていない」
清水修二教授の以上の指摘、そのまま清水教授にお返ししよう。「遺伝的影響が出るという研究成果を無視し、原爆被爆者、チェルノブイリ事故犠牲者以上の犠牲を福島の人々に強いるのですか? これは悲劇でしかない。この寄稿の重い影響と責任を自覚していますか?」と。
清水修二教授<「遺伝への懸念」がもたらす悲劇>の嘘
清水→「甲状腺がん」ばかりが問題になっているが、ある意味でもっと深刻なのは、遺伝的な影響を心配する県民意識の現状である
→『甲状腺がん』ばかりが問題になっている」と苦情めいていうが、県民健康管理調査検討委員会は他の健康障害の恐れを端から無視している事実には触れようともしない。
→次世代以降の人への健康影響をすべて「遺伝的影響」に一括りに含めてしまって、卵子と精子、受精卵、胎児への被曝に触れようともしない。
→ 公式見解の権威に依拠して、広島・長崎、チェルノブイリの遺伝的影響を全否定するのみで、独立系科学者らによる緻密な生物調査には触れようともしない。
→ 不幸にも先天奇形・異常児を出産する場合の親の苦しみや悔恨を、本人たちの思い違い、勘違いの責に帰している
「悔恨、そして東京電力や政府に対する怨念や憤怒を、一生抱えながら生きることになるかもしれない」
→ このことばは、被災者の傷に塩を塗る残酷で無思慮な説教だ。
「遺伝的影響を恐れて…生まれていたはずの子どもが生まれていないという事態が、既に生じている」
→これも被災者の責任だとでもいうのか!?東電や政府は免責されるのか!?
「福島の者とは結婚するな」と差別されたり、「私たち結婚できない」と子どもにいわれても、被災者の責任だというのか!?
遺伝的影響を恐れることすら、できないのか!?
「親子ともども一生、打ちのめされたような気持ちで生きなければならぬとしたら、これほどの不幸はあるまい」
→これが被災者に浴びせることばなのか!?差別は被差別者の責任なのか!?
「明確な根拠もなく遺伝的な影響を口にする世の識者たち」
→ 教授は、次世代胎児期の被曝も混同して、明確な根拠もなく遺伝的な影響を全否定する権威主義者ではないのか!?
「広島・長崎やチェルノブイリ事故の貴重な経験が、ここ福島で全く生かされていないと言わざるをえない」
→ABCCやIAEAの所業を貴重な経験として受け継げというのか!?
清水教授、度重なる原爆裁判の政府敗訴やチェルノブイリ被災者に寄り添う医療者の体験を無視して、「過去の犠牲や教訓は無に帰して」しまっているのは、あなただ!
安全基準を越える食品を食べることを奨める市政アドバイザー
伊達市 市政アドバイザー 多田順一郎
プロフィー ル
1951年2月10日生まれ(東京都)
1974年 東京教育大学理学部(物理)卒業
2007年~ NPO法人放射線安全フォーラム理事
2012年10月~ 伊達市放射能対策課の市政アドバイザーとして委嘱
医療関係で放射線に携わってきた経験を生かし、アドバイスいただいています。
伊達市が、市発行の「だて復興・再生ニュース」で
放射能汚染なんて気にするな!どんどん山菜を食べろ!と山菜食を促進
http://hibi-zakkan.net/archives/27885135.html
第35回ぴあフィルムフェスティバルにてイアン•トーマス•アッシュ監督のドキュメンタリー作品『A2』の再編集版『A2-B-C』の上映が決定
福島の子供たちの深刻な健康被害についての重要な証拠である『A2-B-C』
イアン監督来場、Q&Aあり。
9/14(土) 17:00~ PIA映画祭 渋谷シネクィントにて
詳細はこちらです。ーーー>http://pff.jp/35th/lineup/howto01.html
http://www.youtube.com/watch?v=ZD9yGONdEUY&list=PLpmdZYCRIZftUEoSU_dhFPyGWed2lYm2m&index=1
From Frankfurt to Fukushima フランクフルトより福島へ
https://www.youtube.com/watch?v=BBT1bM01qtE&list=PLpmdZYCRIZfuqLdAEsI0Re4-4iC3ORNfc&index=1
不思議なタイトルは、子供たちの甲状腺の検査結果をあらわす記号
『A2-B-C』
- [2013年/71分/カラー]
監督&撮影:イアン・トーマス・アッシュ/プロデューサー:コリン・オニール
除染された我が家。除染された学校。その“今は安全”という場所以外でも生活する子どもたちの為に日々、放射線量を測る母親たち。その度に基準値を大きく上回る放射線量。子どもたちの甲状腺の検査結果を示すタイトルのこの映画は、除染方法、学校や病院や国の対応などの“おかしなこと”を捉え、“おかしなこと”にしっかりと怒る逞しい母親たちと子どもたちを記録している。
2000年の来日以来、日本でドキュメンタリー映画の自主製作を続ける監督。異国の地で製作を続ける、そのスピリットとは?
© Uchujin Adrian Storey 2013
イアン・トーマス・アッシュ Ian Thomas Ash
1975年生まれ。アメリカ出身。
最初の長編ドキュメンタリー『the ballad of vicki and jake』(06年)が、スイスドキュメンタリー映画祭でグランプリを受賞。滞日歴は10年におよび、原発事故後の福島でも本作をはじめ、『グレーゾーンの中』(12年)などの作品を製作している。本作『A2-B-C』はドイツで行われたニッポンコネクションで、「ニッポン・ビジョン賞」を受賞。
- 2013年9月14日(土) 17:00~ ※イアン・トーマス・アッシュ監督、来場!
三つの重要な事実
(1):「大問題は急造でタンクに計測メーターがないこと」・・水位計代わりに、強烈な被曝労働が強制されている!
約1,000基のタンクの目視による水漏れ検査だ。(いつものことだが、東電は今から水位計の設置を始めると言いだしたらしい)
http://www.youtube.com/watch?v=5oScebL78gQ&list=PLM2X_BBz80yh843abrbBLWukGWClj6dHk&index=8
(2):300トンと言われる(この数値も極めて怪しいが)汚染水は、海水取入れ・排出口のある専用「港湾」にではなく、一般の排水溝を通して直接外洋に垂れ流された(垂れ流されている)!
高濃度汚染水、海に流出http://www.youtube.com/watch?v=96fF2luBt7U
(3):タンクの底板までボルト・ナットで接合されていた!
底板からもれたら、全汚染水を抜き取るしか対応のしようが無いのは分かり切ったこと。
既に1,000基のタンク内には334,000トンの汚染水が溜められており、日々それが増加しています。
300トンの漏れで「レベル3」です。その1,000倍強の高濃度汚染水がいつ漏れてもおかしくない状況にあることに戦慄を覚えます。
1号機~3号機までの溶融核燃料(燃料デブリ・debris)の取り出しは不可能です。
水による冷却を長期に続け、空冷ができる常態になったらチェルノブイリ型石棺で対応することになるのではないかと思います。
しかし一刻も早くやらねばならないのは、使用済核燃料(1号機292体、2号機587体、3号機514体、4号機1,331体)の建屋内プールからの取り出しです。
地下水で浮力のかかった建屋が、地震動や液状化で倒壊する前に、何としても完了せねばなりません。
これらの未曽有の難関を潜り抜ける大前提が、汚染水の「安定的」処理です。
労働組合を職場につくり出し、職場権力を奪取し、一日でも早く安倍政権を打倒せねばなりません。
この未曽有の「難工事」ををやり抜くことが出来るのは、自らの未来に向かって組織された労働者階級の力です。
以下の情報にも、ぜひ目を通してください。
●2013年8月22日 日刊ゲンダイ:
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-9640.html
「今後、福島原発の敷地は、放射性物質で汚染された沼のような状態になっていくでしょう」
●2013年8月14日 堤未果・村田光平(元駐スイス大使)電話対談:
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2309.html
「BBC、CNN他、海外のメディアは「緊急事態」と認識しているが、日本は…」
福島第一「汚染水300トン」の衝撃 「事故収束はウソ」
福島第一原発のタンクから放射性物質の汚染水300トンが漏れ出た。原因は究明できていない。タンク内には25メートルプール800杯前後、33万4000トンの汚染水がたまる。放射能の総計は2京7000兆ベクレルという天文学的な数値で、さらに漏れ出ないか心配だ。汚染水対策は危機的状況に追い込まれている。(上田千秋、榊原崇仁)
◆目視頼り、把握できぬ漏水規模
「どこに怒りをぶつければいいのか」
福島県いわき市漁業協同組合の新妻隆販売課長は憤る。汚染水漏れを受けて21日、来月5日から始める予定だった試験操業の延期を決めた。新妻課長は「いくら安全を主張しても、消費者は受け止めてくれない。しばらく試験操業は見合さざるを得ない。結局、事故はまだ収束していないということだ」。
「レベル3」という評価の今回の漏出事故。福島第一原発の汚染水は現在、どのような状況なのか。
20日現在の敷地内の汚染水総量は約43万トンで、原子炉建屋内に9万3000トンたまり、タンク内に33万4000トンが保管されている。地下貯水槽で今年4月に漏れが見つかり、保管できなくなったことも影響している。
現状では完全な浄化装置がないため、汚染水をためておくしかない。地下水が建屋内に流れ込み、放射性物質に触れて日々、400トンの汚染水が新たに生まれている。
今回、汚染水が漏れたタンクは、鋼材をボルトでつなぎ合わせた「フランジ型」だ。約1週間で製造できるが、耐用年数は5年と短い。タンク全体、約1000基のうち約350基しかないが、容量が大きく全体の7割近い22万トン余の汚染水を収めている。
ほかの650基は溶接型で耐久性に優れるが、製造に2カ月ほどかかるため、東京電力は21日の会見で「(フランジ型を)すぐにやめることはできない」と説明した。
東電の対応はずさんだったと言わざるを得ない。汚染水漏れのチェックは1日2回、タンク群の周りを目視するだけだった。発見は漏水から数日後だった可能性が大きい。東電広報部は「今後、目視の頻度を上げたり、空間放射線量を測定したりする。監視カメラの設置も検討する」というが、心もとない。
大問題は急増でタンクに計測メーターがないこと。外からでは別のタンクも漏水を起こし、空になっていても分からない。つまり、漏水がどれほどの規模なのか、現状では把握できないという。
汚染水が漏れた場合に食い止めるタンク群の周囲の堰(せき)も、「豪雨や台風が来るから」と排水弁を開け放していた。「異常があったら閉めればよいと考えていた」という。
さらに、近くの排水溝が海に直結していたため、汚染水の一部は海に漏れ出た。排水溝は原発事故以前からあった。敷地不足から、問題を承知で、排水溝のそばにまでタンクを設置している。
汚染水に含まれる放射性物質のうちセシウム137は除去装置で大半を取り除いているが、ストロンチウムなどは残留している。約60種類の放射性物質を取り除ける「多核種除去設備」(ALPS)が試運転の段階で水漏れし、稼働の見通しは立っていない。
◆深刻度増す海洋汚染
2011年5月以降、福島第一原発から海に流れた放射性物質の総計は最大で、セシウム137が20兆ベクレル、ストロンチウムは10兆ベクレルに達する。東電が環境への影響を考慮し、国が認可した「年間放出管理目標値」の100倍以上に当たる。フランジ型タンクからの漏水は5回目だが、今回は海洋汚染の恐れもある。今後も漏水が続けば、海洋汚染の深刻度は増す。
近畿大の山崎秀夫教授(環境解析学)は「早い段階で地下水の流れを食い止めないといけなかった。海側にだけ防護壁をつくろうとしたのがそもそもの間違い。汚染された地下水をこれ以上増やさないように、すぐに対策を取るべきだ」と主張し、こう続ける。
「一つのタンクから漏れていれば、他でも同じことが起きていると考えるのが自然。もはや東電任せで状況は良くならない。政府が中心となって対策を考える必要があるのではないか」
◆除去されぬストロンチウム
今回の事故は、人体に与える影響度も高い。漏れた汚染水の水たまりの空間放射線量は「毎時100ミリシーベルト」だった。東京都新宿区の最近の数値は0.035マイクロシーベルト(マイクロはミリの1000分の1)前後で、約285万倍と極めて高い。
100ミリシーベルトは、原子力規制委員会が原子力災害で住民の即時避難を求める毎時0.5ミリシーベルトの200倍の数値でもある。帰還困難区域の基準となる年間積算線量50ミリシーベルトに、この水たまり付近ではわずか30分で達する。
シーベルトは放射線による外部被ばくの人体への影響を示す。古川路明・名古屋大名誉教授(放射化学)は「100ミリシーベルトを浴びるごとに発がん確率が0.5%高まる説がある。汚染水の水たまり付近に丸2日間いると被ばく線量は4800ミリシーベルト。これだけ浴びれば50%の確率で命を落とす。作業員の安全が懸念される」と話す。
また、東京電力は汚染水は「1リットル当たり800万ベクレル」と公表。漏出した300トンで24兆ベクレルと推計される。ベクレルは、放射性物質が放射線を放出する力を表す。
古川氏は、汚染水に含まれるストロンチウムを問題視する。体内に入ると骨にたまり、周囲をがん化させる可能性がある。ストロンチウムは半減期が長く、29年たたないと半分に減らない
「ストロンチウムは測定が難しく、魚が取り込んだとしても調べるのに時間を要する。汚染された魚を食べると人の健康にも影響が出かねない」
古川氏は「100ミリシーベルトという数値も、きちんと測定できているか疑わしい。どんな放射性物質がどの程度漏出したか把握しないと、事故を正しく評価できない」と問題点を指摘した。
今回の事故は極めて深刻だ。「子どもたちを放射脳から守る全国ネットワーク」の近藤波美事務局長は「福島第一原発事故の収束宣言はまやかしにすぎない。収束宣言は再稼働のためのもので、即時撤回すべきだ。今はむしろ緊急事態宣言を出すべきだ」と力を込めた。
[デスクメモ]
16年前、本社泊まり勤務の時に茨城県東海村の再処理施設火災爆発事故が起きた。放射線防護対策もなしにデスク命令で現場へ。何とも恐ろしかった。この事故がレベル3。今回の汚染水漏れも同じ評価になるという。レベル7を体験したからといってまひしてはいけない。レベル3も相当に危険だ。(文)
2013年8月23日 東京新聞:こちら特報部
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2013082302000157.html
福島健康管理調査二次検査結果が発表されました。
甲状腺検査結果 23-24年度合計 悪性ないし悪性疑い 44例
23年度は14例、男5:女9(6月には12例)手術10、良性結節1、乳頭癌9
24年度は30例 男13:女17(6月には16例)手術9、乳頭癌9
44例のうち、まだ25名が手術を受けていないそうです。
被曝時最少年齢6歳、最高18歳
福島市9人から11人に、
郡山市2人から8人(しかし2次受信者はまだ半分以下)、
100万人に1人と言われる甲状腺がんがたった2年で疑い含め44人の子どもに発症してます。
これでも、原発事故の影響はない!と言うのでしょうか?
「あきらかに甲状腺がんは多いんですよね。機械がいいからみつかるとか言っていますが、すでにチェルノブイリを上回る状態なのは明らかです。前も同じことをいいましたが、さらに状況進んでいると言う事です。見つかっている腫瘍の平均が15.4ミリになっていることを考えると、機械の性能がどうのこうのという次元の話ではないと思います。あきらな事例が増えているという事ですよ。二年でこうだということは、とにかく今は大丈夫な方も、一年ごとかに検診は引き続き行うしかありません。地域も福島に留まる話ではないと思いますよ。」
深川市民病院の松崎医師
NHK福島 8/21で「福島新たに6人が甲状腺がんの診断」(ビデオ)
さらに、いわき市や須賀川市、相馬市などで始まった1次検査の結果が出ている。
当日資料 平成25年度 実施対象5市町村甲状腺検査の結果概要 B判定 113人
いわき市 79人 須賀川市 12人 相馬市 17人 鏡石市 3人 新地町 2人
福島の3市町村 家の中の線量 外と変わらず
2013年8月19日 07時12分 東京
東京電力福島第一原発事故で避難している住民が帰還する際に前提となる放射線量が、除染後も国の想定ほど下がらないケースが多いことが、本紙が福島県内で実施した実測調査で分かった。国は家屋が外の放射線を六割遮ることを前提にしているが、家の中でもほとんど減らないためだ。
国は、住民の一日の生活パターンを屋外に八時間、屋内に十六時間と想定。家の中は壁などが放射線を遮ることで、屋外の四割しか線量がないことを前提にしている。
原子力規制委員会によると、屋内の線量が屋外の四割にとどまるとの考え方は、国際原子力機関(IAEA)が目安として示した値をそのまま引用したものだという。
しかし本紙が今月上旬、田村市や川内村、楢葉(ならは)町で、住宅の除染が終わって一時帰宅していた住民の協力を得て実測した結果、庭先や玄関先の線量と、居間や寝室などの線量はほとんど変わらないケースが大半だった。
窓越しに水田や裏山がある部屋では、玄関先より線量が高いケースも散見された。
特に農家では、玄関や縁側を開けっ放しにして生活しているケースが多い。屋外からの放射線なのか、屋内に再び入り込んだ放射性物質からの放射線なのかは明確ではないが、少なくとも国が想定するような状況とはかなり異なっていた。
川内村の農家宅で、昨年四月に帰宅してから十六カ月間、屋内に置きっぱなしになっていた積算線量計は二・四七ミリシーベルト(一年間に単純換算すると一・八五ミリシーベルト)と、一般人の上限値の年一ミリシーベルトの二倍近い値を示していた。
国は上限値の一ミリシーベルトを下回るには、除染などにより放射線量を毎時〇・二三マイクロシーベルト(一マイクロシーベルトは一ミリシーベルトの千分の一)に下げることが必要としており、これを帰還の目安としている。
福島の放射線量をモニタリングしている規制委事務局に、こうした事実を伝えたが、屋内の線量は屋外の四割だとする日本原子力研究開発機構の報告書を基に「線量の測り方によっても結果は違ってくる」と説明。住民の年間被ばく量を一ミリシーベルトに抑えるための考え方を見直すつもりはないと答えた。
(東京新聞)
福島から佐藤幸子さんが発言!
「佐藤さん「飯館のツバメはもう卵が産めなくなった。現在同じ場所に帰るはずのツバメが飯館に帰っていないことが報告された。」
「つばめが帰ってきていないこの状況を政府は報告しない。原発事故のことを娘に話すと本当に悲しそうな顔をする。現在ツバメの話を娘にするか悩んでいる。それでも福島に戻りたいか考えられる教育をしたい。なぜ日本は命を大切にする教育をしないのか」
「福島の現実は、チェルノブイリよりひどい。福島に残らざるをえない人がいる。福島県は、真実を伝えてほしい。命が一番大切。命を犠牲にして、なんで経済の発展なのか。皆さんのおかげで、ふくしま共同診療所ができました。診療所をつぶすわけにはいかない。避難できない子どもたちをみていかないといけない。福島の現実を自分の事と思って下さい。これ以上、同じ過ちを繰り返してほしくない。過去は変えられないが、未来は変えられる!」
「福島診療所が再開しました。ボランティアで来て下さっている先生もいる。私はこの先生たちを信じている。福島のお医者さんが『放射能は遺伝しません。安心して福島で出産してください』という広告を出した。本当にびっくりした、こういうことがまかり通る」
「そういう本当じゃないことを言っても罪にはならない。山本太郎さんの選挙活動のとき、信実を言うと命が狙われるから気をつけようと話した。過去は変えられるけど、未来は変えられる。自分は変えられる。世界中の人がかわらなくてわ。これ以上、物はいらない」
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=UqF3JRWsFqY#at=292
8.15集会の全体の動画は
3・11から2年、福島の今と私たちのこれから
8/18 佐藤幸子さん講演会
日時:8月18日(日)午後1時開場 13:30開会
場所:江戸川グリーンパレス・2F「千歳・芙蓉」
主催:放射能を考える下町ネットワーク
(ホームページ http://nonukes-edogawa.jimdo.com/)
資料代500円
行き方 徒歩 新小岩駅南口から20分
バス 新小岩駅南口バス乗り場から
葛西行・西葛西行乗車、江戸川区役所前下車2分