もう黙ってられない! 原発なくせ! ちばアクション

原発再稼働阻止!原発輸出絶対反対!福島の子ども達を守ろう! chiba20110507@mail.goo.ne.jp

(3.11 一周年)どうやったら福島で起きる不条理を解決できるのか?

2012-02-27 16:52:27 | フクシマの怒り

福島から避難することにした児童に「あなたは日本国民ではありまん、裏切りものです」

http://ameblo.jp/takumiuna/entry-11176958651.html

より転載

中部大学 武田邦彦氏ブログより以下転載

==========================================
福島では小学校教育でまるで戦前に戻ったかと思う教育関係者の発言が見られる。

ある小学校では、福島から避難することを口にした児童を教諭がみんなの前で
名前をよび、「あなたは日本国民ではありません、裏切り者です」と言った。

さらにある小学校(特定しています)では登校時にマスクをした児童に対して、
先生が、「マスクを取りなさい! その様な行為が風評被害を招くのです!」と叱った。

こんなことが今の時代にあるのか?!とビックリするが、これに類したことは原発
事故以来、かなり多く、私も直接(校長先生からのメールなど)、間接(読者の方から
のご連絡)に接してきた。戦後、「日の丸、君が代」も拒否し、ひたすら「民主教育」、
「個人の尊厳」を中心にしてきた学校はどうなってしまったのだろうか?

また、朝日新聞をはじめとしたマスコミもおおかたは「個人の尊厳、民主的教育」を支持してきたのではなかったか? 

今回の原発事故は、そのものが「原子力安全審査における不誠実」が一つの原因になったのは間違いない。
私たちはここで「福島原発事故の教訓を活かして、
どんな場合でも誠実な日本人であること」が求められており、さらに教育、医学、
行政などの分野でより強く意識しなければならないのは当然でもある。

福島の汚染地帯にいる子供たちは「違法に滞在している状態」である。子供たちは
法律を知らないが、教師は法律や規則を勉強して子供たちを守る立場にある。
ここに上げた二つの例は、いずれも土壌汚染が1平方メートルあたり4万
ベクレルを超える地域であり、学校の先生は法律の規定に従い、学校の
放射性物質を除去することを東電に求めて子供を守る必要がある。



法律の制限を約40倍超える外部被曝をさせた文科省、法律の制限を約40倍
超える被曝をさせた給食担当者、短い期間だから問題ないといって汚染された
地域へ生徒を修学旅行に連れて行った校長先生・・・今回の福島原発事故は
教育界の腐敗を示したとも言える.


「原発は危険だから東京には作れない」といって、東京の電気を福島で作っていた。
なぜ、福島の人がそれを受け入れたのだろうか?
 東京にはA級国民が住んでいて、福島の人はB級国民だからだろう。
お金を持っている東京の人は「電気は欲しいけれど子供は被曝させたくない」と言い、
貧乏な福島の人は「ご主人様がそう言われるのだから我慢しよう」と言う。

この先生方の言葉を聞いて、私は福島の先生が子供たちに「被曝は受け
入れなさい。ご主人様のご命令だよ」と言っているように聞こえる。「絆」
という字がいかにも欺瞞に聞こえるのはその所為だろう。

被曝を避ける子供に「裏切り者、非国民、風評被害」となじる先生の姿は
鬼にしかみえない。政府、マスコミも野蛮人に見えたが、実は福島の先生も
野蛮人で、被曝を良しとするなら、仕方が無い。


しかし、残念だ。そんな日本に住んでいると思うと残念だ。今まで、なんで
先生の言うことを聞き、新聞を読んできたのだろう

昨日、「医師と被曝の限度」について記事を書いた.記事に対するご意見を
医師の方からいただき、今、また深く考えている.医師、教師など社会的に
尊敬され、また尊敬されなければいけない職業が危機に瀕していることは確かだ.

福島の保護者も先生も児童を被曝させたいなら、それもそれでよいのだろうか?


今、教育の本を執筆している.どう考えるべきだろうか? 何が起こって、
また起ころうとしているのだろうか? 拝金主義の蔓延というそれだけだろうか?
このことについて深い考察をすることもまた、将来の日本社会にとって
必要なことだろうと思う

============================================


まさに戦時中と思われるようなショッキングな話ですが
こうしたことは表面化、つまりニュースとしては中々国民に対して
伝わないものです。いやあえてマスコミは伝えないのです。
歴史は繰り返されているのです。


かつて現代ビジネス のインタービューで福島の郡山市の高校生が
こう答えいています。

「学校で君たちは実験台の世代と言われたのがショックでした。
がん発症率やどんな子供が産まれるかなどが調査 されてるんですよね。
私たちは何もしてないのに、こんなバチが当たったんでしょう。」


震災から1年が経とうとしてますが、原発事故がもたらした傷跡は
建物の損壊や資産を失うなど、目にみえるものだけでなく、
住んでる人はバラバラに分断させる、対立させる、子ども達の
希望を奪うなどとどまるところがありません。

ある地元の方から聞いた話では、校長向けに放射能は
安全だという勉強会が開かれているとの話しも聞きました。
市民に対して講習会で安全プロパガンダ、教育者にも
そして放射能を危険といえば、非国民と言われる。
まさに太平洋戦争に向けて、日本は神の国と言って
戦争に負けないと言ったように、放射能にも負けないと。。


2/25の新聞に現地ではこうした全面広告が展開されたそうです。
福島県から出されてる広告です。




============
ありがとう、
ふくしまは
忘れない。

「僕が苦しいのは、たった一時間ちょっと。
ふくしまの人たちに比べたら、全然きつくなかった。」
箱根の山を走り切ったとき、
柏原竜二選手はそう語ってくれました。

東日本大震災からまもなく一年、
ふくしまには全国からたくさんの応援をいただきました。
ほんとうにありがとうございます。
いただきました励ましのひとつひとつが
いま、希望となり力となっています。

大震災という体験は、私たち自身に
ふるさとを見つめ直す大切なきっかけを
与えてくれました。そしてこの地に住むみんなが
あらためてふくしまを大好きになりました。

豊かな自然、歴史の香り、そして人の絆、
その多くは震災前と変わらず
いまも魅力に満ちあふれています。

もっともっと多くの方にふくしまのよさを
お伝えできればと願うばかりです。

これからも感謝の気持ちを胸に、
ふくしまは前を向いて走っていきます。
どうぞ見守ってください。

あたらしいふくしまが、
走り出す。

================================

こうした広告からもわかるとおり、福島の原発災害はなかったことにして
もう終わったことにしたいのです。

しかし原発からいまだ放射能をいまだ垂流しにしてる、
多くの地域がチェルノブイリ並み、いやそれ以上の土壌汚染であるのです。

TVメディアの露出がなくなれば被災地は忘れ去られていきます。
でも決して忘れてはいけないのは、福島で起きてる厳しい現実と共に
放射能を垂流してる東電や国が賠償問題を疎かにして
原発を再稼働しようとしていることです。
そして真実を伝えないマスコミがいまだに存在することなどを
苦い経験として私たちは忘れてはいけないのです。
どうやったら福島で起きる不条理を解決できるのか、国民全体の議論として
問題を考えていかなければいけないのではないでしょうか。

 ●原発いらない! 3・11 福島県民大集会  

3月11日(日)13時 福島県郡山市・開成山球場  

郡山駅西口よりバス「郡山市役所」下車徒歩2分  

http://fukushima-kenmin311.jp/  


福島原発事故から1周年  3・10-11ちばアクション連続行動へご参加を!

2012-02-27 10:16:16 | ちばアクションの活動

原発なくせ!千葉の命の水を守れ! 森田知事は県民の声を聞いて!  

3・10ちばアクション  

日時 3月10日(土) 場所 千葉市葭川公園

集会 午後1時半~ デモ 午後2時~  


(1)原発なくせ! 千葉の水を守ろう! 2・12ティーチインちばが成功  

 2月12日、千葉市でティーチインちばをやりました。県庁行動のDVDの上映や資料を使った問題提起から会場の参加者をまじえて水源地にセシウム汚泥が運ばれている問題について、熱く議論しました。地元の方からの切実な訴えに、千葉県内での大きな声にしようという機運ができました。平日のため県庁行動に参加できなかった方々も含めて、内容を共有し、次の行動に向けてのステップをつくりました。  

※ティーチインで使った資料、水源地問題を訴えるちばアクションのチラシが欲しい方は、ちばアクションのメールアドレス (chiba20110507@mail.goo.ne.jp)まで連絡ください。発送いたします。

(2)第21回実行委員会の報告  

 ティーチイン後、今後のちばアクションの方針を実行委員会で話し合いました。水源地問題については、①県会議員全員に「水源地問題」について、態度表明を迫るような行動、②君津や木更津での行動、③森田知事への直接声を伝えるアクションなどが決まりました。①と②は、具体的な準備をいま進めています。③について。森田知事は3月10日、千葉市教育会館にて「健康大会」の催しに参加します。千葉が水が放射能汚染されたら、千葉県民の「健康」は守れません。2月17日、森田知事は「原発再稼働推進」の発言を行っています。私たちは、「説明会をやらない」「県民の声を聞かない」と頑なな態度をとる森田知事に、直接声を伝えます。  

 また、参加者から「3・11福島集会に参加できない方も集まれる場をつくった方がいいのではないか?」という提起をうけ、3月11日、福島現地への行動とともに、千葉県内で企画をしようという結論になりました。詳細は、実行委員会で話し合い、今後ホームページやメールなどで伝えます。  

(3)福島原発事故から1周年  3・10-11ちばアクション連続行動へご参加を!  

 あの福島原発事故から1年を迎えます。3・11で価値観が変わりました。ちばアクションは5月からデモや集会をやり、訴えてきました。しかし、国や東電は、「安全」とキャンペーンし、福島の子どもたちを疎開させず、何らの補償もしていません。さらに、大飯原発や伊方原発の原発再稼働を狙っています。森田知事も再稼働推進を表明しました。福島現地から3月11日、福島現地で大規模な集会が予定され、最先頭で闘ってこられた「子ども福島」の方々から「福島の地に立って欲しい」と熱烈なアピールが寄せられています。今こそ力を合わせましょう!  

●千葉の命の水を守れ! 森田知事は県民の声を聞いて!  

3・10ちばアクション  

日時 3月10日(土) 場所 千葉市葭川公園

集会 午後1時半~ デモ 午後2時~  

●原発いらない! 3・11 福島県民大集会  

3月11日(日)13時 福島県郡山市・開成山球場  

郡山駅西口よりバス「郡山市役所」下車徒歩2分  

http://fukushima-kenmin311.jp/  

※参加したい方は、具体的な行動のご質問などは、ちばアクションのメールアドレスまでお願いします  chiba20110507@mail.goo.ne.jp

 ちばアクションでマイクロバスをかりています。  

 3月11日に千葉市早朝に出発。集会・デモに参加し、千葉市到着は当日の夜になります。参加費は3~4000円程度です。  

3・11ちばアクション(仮)     
 「3・11福島に行けない、行かない」けれど、福島行動と気持ちを一つにした千葉県内での企画も予定しています。     
 3月11日(日)午後 場所は検討中     


原発再稼働とストレステスト ― 福島原発事故の教訓とは何か?後藤政志氏(元東芝原子炉格納容器設計技師)

2012-02-26 22:02:58 | 動画

クリック

http://www.dailymotion.com/video/xp1qs5_yyyyyyyyyyyyy-yyyyyyyyyyyyy_news 

このストレステストでは原発の安全性は確認できない
後藤政志氏(元東芝原子炉格納容器設計技師) (後藤さんのブログ)
 専門家からの数々の異論にもかかわらず、原子力安全・保安院がストレステスト一次評価の結果を「妥当」と判断した関西電力大飯原発3・4号機問題について、元東芝原子力プ­ラント設計者で大飯原発のストレステストについて専門委員として疑問を呈した元原子炉格納容器設計者の後藤政志氏に聞いた。

関西電力大飯3・4号機ストレステスト審査書提出に抗議する緊急声明 ストレステスト意見聴取会委員 井野博満・後藤政志


●原発再稼働阻止!千葉の命の水を守れ! 森田知事は県民の声を聞いて!  

3・10ちばアクション  

日時 3月10日(土) 場所 千葉市葭川公園

集会 午後1時半~ デモ 午後2時~  

主催 原発なくせ!ちばアクション

●原発いらない! 3・11 福島県民大集会  

3月11日(日)13時 福島県郡山市・開成山球場  

郡山駅西口よりバス「郡山市役所」下車徒歩2分  

http://fukushima-kenmin311.jp/  


佐藤幸子さん 「原発の問題を発信するには福島にとどまってこそ訴える力がある。」3.11郡山へ

2012-02-24 17:35:33 | フクシマの怒り

被ばくした中山間地 ニッポン開墾(6)店開き心身ケア支援

野菜カフェで、西日本から取り寄せた野菜を販売する佐藤さん(奥)。福島の子どもに安全を届ける=昨年12月15日、福島市新町

 

◎佐藤幸子さん=福島県川俣町「子どもの命守りたい」

 奈良のカボチャに京都のニンジン、広島のホウレンソウもある。約50平方メートルの店内に並ぶのは福島第1原発から遠く離れた産地の新鮮な野菜だ。
 福島県川俣町の農業佐藤幸子さん(53)は昨年11月中旬、「野菜カフェはもる」を福島市中心部に開いた。農薬や化学肥料に頼らない西日本産の野菜を専門に扱う。
 有機農業を30年間続け、自給生活を実践してきた。燃料をたくさん使って運ぶ遠隔地の野菜を売る店は最も遠い存在だった。「思いは複雑。でも今、福島でできる最善の選択肢だと思っている」
 原発事故で放射線量が高くなった地域の子どもはできれば避難してほしいと願う。一方で、経済的理由で残らざるを得ない家族の事情も分かる。
 「福島にとどまる人には安全な野菜を食べてもらい、内部被ばくを減らしたい」。店を開いたのは福島の子どもを守りたい一心からだった。

 5人の子どもを育てた。事故後はいち早く、お母さんお父さんの仲間と自主的に地元の学校の放射線量を調査。比較的高い数値が示され、県教委に新学期開始の延期を求めた。
 要求は通らなかったが、諦めない。5月には県内の親らと「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」を結成した。
 直後の東京の交渉では、学校の放射線量基準を年20ミリシーベルトから下げない文部科学省の役人に、福島市の小学校の土を突き付けた。「そんなに安全なら東京に持ってきてもいいのか」と詰め寄り、基準引き下げにつなげた。
 9月にはニューヨークの国連本部前でデモ集会を開いた。原子力安全首脳会合に出席する野田佳彦首相に拡声器で叫んだ。「福島の子どもを守らないで、原発の安全を言うのはひきょうだ」
 煮え切らない官僚や政治家を怒鳴る。その姿がインターネットで伝えられ、小さい子を持つ親を勇気づけた。おっかないけれど、頼りになる福島のお母ちゃん代表だ。

 上の子3人は独立し、原発事故前は夫和夫さん(61)、18歳の息子、14歳の娘と4人で暮らしていた。鶏250羽、水田1ヘクタール、畑3ヘクタール、山林20ヘクタールを所有していた。都会の就農希望者を受け入れる自然農の研修施設の運営も15年間続けた。修了者は60人に上り、うち15人が福島県に移住した。
 原発事故で農業は全て中断。和夫さんは中国地方で農場探しを続ける。15人の移住者のほとんども県外に去った。
 佐藤さんは福島で活動を続ける。「原発の問題を発信するには福島にとどまってこそ訴える力がある。放射線の不安はあるが、こういうときのために安全な食べ物を取り、体を作ってきた。病気にならない自信はある」
 ただ、わが子は別だ。放射線の影響を受けない所で生活させようと、米沢市の雇用促進住宅を借りた。子ども2人と寝起きし、自分だけ毎朝、栗子峠を越えて福島市に通い、深夜に戻る。
 野菜カフェは放射線に関する相談所の顔も持つ。放射線を心配しながら福島に住み続ける人が相談に来る。話を聞くのは精神科医や気功師ら。佐藤さんの活動に共鳴してボランティアとして協力している。日替わりで店を手伝い、来店者と悩みを分かち合う。
 「これまで多くの恩を受けた。それを今、困っている人に返したい」。助けたり、助けられたり。人の役割が重なり合って命を未来につなぐ。そんな店を目指している。

<6年前の連載/地域通貨、普及に尽力>
 離農者が絶えない中山間地。佐藤さんは地元の雑貨店に生まれ、農家に嫁いだ。自然農の研修施設を営んだのは「次代に農家の知恵と技を伝えていくのも大きな仕事」との思いから。「結い」のような相互扶助の精神を地域に復活させようと、地域通貨の普及にも取り組む。柔軟な発想と行動力が山里に活力をもたらしている。(2006年3月6、7日付)


政府・東電は責任を取れ! 3・11郡山2万人集会へ
 
原発いらない! 3・11 福島県民大集会
311日(日)13 福島県郡山市・開成山球場会場の空間線量率はこちらをご覧ください
郡山駅西口よりバス「郡山市役所」下車徒歩2

2012年01月07日土曜日


「3月11日は福島の現場に立っていただきたい」椎名千恵子さんのアピール

2012-02-21 16:02:23 | フクシマの怒り
椎名千恵子さんのアピール 「3・11にいらしてください」 
 
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク世話人/原発いらない福島の女たち・未来を孕む女たちのとつきとおかのテントひろば世話人

 3月11日は福島の現場に立っていただきたい。


 
 3・11福島集会の名称が「原発いらない!3・11福島県民大集会」になりました。
当初は、反原発・脱原発という言葉が入らず「安心して暮らせる福島をとりもどそう」というサブタイトルだけだったんです。私たちは当然、6万人が集まった9・19集会の流れで3・11集会を開催すると思っていたのに、
労働組合の代表も市民団体の代表も呼びかけ人に入らず。

 実行委の会議では十数人が意見を言いました。
その後も声を上げ続け、ついに「原発いらない」の言葉が入った。
私たちの声、福島の女たちの実力行動がかちとったと思います。
並行して「自分たちでできる企画をどんどんやろう」とプレ企画も準備しました。
「3・11原発いらない!地球(いのち)の集い」。福島にいる私たちが今知りたいこと、
県外から来た人に知って欲しいことなどを企画しています。
 子どもたちを放射能から守る福島ネットワークは鎌田慧さんの講演会や野菜カフェをやります。被曝労働者の問題や、被曝者援護法制定についての企画もやります。11日午前は福島での診療所建設に向けてお医者さんを囲んだテーブルトークもやります。2年目の闘いをさらに力あるものにするために、一人ひとりが強くなっていくための企画です。11日と併せてぜひご参集ください。

 福島の女たちはこの1年間闘ってきて本当に鍛えられました。
「命が一番大切」という根底的な思いとストレートな怒りにベールをかぶせないことが女たちの強みです。
私たちは手加減しませんからね。

 もちろん国や原子力村の責任を徹底的に追及していくわけですが、
同時に私は自分たちの責任も問い返していく必要があると思っています。
とりわけ子どもたちにはなおさら謙虚に、そうとらえ返さなければいけない。
自分自身も変わっていくことで、この社会の現実を変える力をつくり出していきたい。

 私は今、この大きな時代の転換点に立って、緊張感と同時に、
本当に感慨深いものを常々感じています。本当のことに向かっていける、
もうすべてをごまかさないでいいという解放感が確実にあります。
まったく新たな仲間たちともいっぱい出会えました。
青春の時のような解放感を持って日々を過ごしています。

 12月1日に「未来を孕(はら)むとつきとおかのテントひろば・フクシマ村」を始めて2カ月あまり。
1月27日には750人も集まってくださって、経産省の撤去命令を阻みました。
予想した以上の反響です。みなさんがこういう場所を必要としていた。
出会いを喜ぶ顔があり、「ここに来るのが楽しみだ」というリピーターがどんどん増え、
27日の攻防をきっかけにテントの存在がますます広く知れ渡って、
ものすごいエネルギーを「孕んで」います。
みなさん、ぜひテント村にもお越しください。

 福島では今、診療所をつくろうと運動しています。
冬になって子どもたちがインフルエンザや風邪にかかっています。
避難できずに無関心を装っているお母さんたちも、
放射能汚染に不安がない人はいないから、
お医者さんに「放射能の影響が出ているんですか」と聞くんです。
だけどお医者さんは「あり得ない」と全否定する。するとお母さんたちは心を閉ざすしかなくなってしまうんです。
正しい情報をもとに、子どもたちの命に親身に寄り添って心と体にアドバイスして導いてくれる
お医者さんが必要です。
ぜひ診療所建設にご協力をお願いします。

 3月11日は福島の現場に立っていただきたい。
命の問題というのは肌身で、皮膚感覚で物事を見るということ。
地震の恐れもある中で、傷みきっている福島第一原発4号機の爆発も考えられる。
線量が高いところですけれど、そこに立って感じとることによって、
原発をなくすための次に行動に進むことができると思います。
郡山にぜひいらしてください。

 
原発いらない!3・11福島県民大集会
311日(日)正午 福島県郡山市・開成山球場
郡山駅西口よりバス「郡山市役所」下車徒歩2



原発敷地外では”無法”がまかり通っている!千葉では命の水が脅かされている!

2012-02-21 09:29:15 | 放射能瓦礫と水源地へ埋立問題

環境のことを考えない環境省は、8000ベクレル/㎏以下は、産業廃棄物と同じように埋め立てていい。8000~10万ベクレル/㎏は周囲をコンクリート壁で覆った産業廃棄物用の「遮断型最終処分場」への埋め立て一般の最終処分場での埋め立てていいと全国の自治体に通告している。

「放射線問題は常に、過敏とも言える厳重な法的規制と向き合ってきました。原発事故が起こった途端に、それまでの厳密な法律を忘れ「直ちに健康に問題はない」と言った枝野(幸男)官房長官に、ものすごい違和感を覚えました。」
これは、東大教授・児玉龍彦さんの言葉だ。

原発敷地の中などで発生した放射能汚染物は、「クリアランスレベル(0.001μSv/h)」(セシウムの場合100ベクレル/㎏)という厳しい基準が決められており、それを超える汚染物は放射性廃棄物として扱われる。

放射性廃棄物は移動を禁止され、特定の処分場以外で廃棄することも出来ない。

現在でも、福島第一原発敷地内においてはこのルールが厳密に適用されている。

しかし、一歩その敷地を外に出ると、そこでは「クリアランスレベル」をはるかに超える高レベルに汚染したガレキ・下水汚泥・おがくず・堆肥・腐葉土・食品が自由に流通・移動している。そして千葉県では水源地に埋め立てている。

これは明らかに二重基準だ。

本来は敷地内より、外の方がより厳しい基準で管理されるべきところだが、敷地外では”無法”がまかり通っている

放射性物質を含む物質のクリアランスレベルを示した資料http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g100117a05j.pdf

 

 
9万600ベクレルの放射性廃棄物を平気で焼却処分する環境省
 
先日も、杉並区の小学校で、
 
芝生の養生シート(1キログラム当たり9万600ベクレルの放射性セシウム含有】に対し、
環境省は「シート1キロに対し他の廃棄物1トンを混ぜて焼却すれば放射性物質は十分希釈される」と回答し、焼却処分を事実上認めた(参照)
 
こともありましたし。
 
今、震災がれきの広域処理に国民が消極的な理由は明確です。 
震災がれきが放射性廃棄物なのではないかと疑っているからです。
 
そうであるならば、きちんと法にに基づいて、震災がれきが放射性廃棄物ではないという証明をしなければなりません。 
原子力安全保安院のHPには、以下のような記載があります。
 
『私たちは日常生活の中で、大地や食物、医療活動などから様々な放射線を受けています。そのうち、自然放射線により受ける線量は、年間平均2.4ミリシーベルトで、その1/100以下である年間0.01ミリシーベルト(10マイクロシーベルト)は、人の健康への影響を無視することができると国際的にも認められています。
これを踏まえ、「放射性廃棄物として扱う物」と「放射性廃棄物として扱う必要のない物」を区分する放射能レベルをクリアランスレベルとし、人の健康への影響が1年間あたり0.01ミリシーベルト(10マイクロシーベルト)を超えないよう定められています。
クリアランスレベル以下の物は、普通の廃棄物と安全上同じ扱いができ、再生利用や処分が可能となります。
地球環境にかかる負荷の低減が叫ばれている現代社会において、原子力発電所の解体などに伴って発生する廃棄物であっても、科学的観点から人の健康や環境への放射線による影響が無視できる物について、資源として有効に再生利用を行い、あるいは適正に処分を行っていくことは、我が国が目指す循環型社会の形成の考えに沿うものです。』
 
つまり、年間10ミリシーベルトを超える物は、「人の健康への影響を無視することが出来る」かどうか、国際的にコンセンサスが得られていないと読み替えることが出来るし、年間10ミリシーベルトを超える物、すなわち、「クレアランスレベル」を超えるものの処理も厳格にしなければなりません。
 
この制度は、「原子炉等規制法」という法律に基づくものですから、日本が法治国家であるならば、きちんと法は遵守していただかないと困ります。 
 

東日本大震災:戸畑の産廃会社、焼却灰18トンを千葉・流山市に返却 /福岡

 戸畑区の産業廃棄物処理会社がリサイクル処理した千葉県流山市の一般ゴミ焼却場の灰から高濃度の放射性セシウムが検出された問題で、産廃処理会社は6日、保管していた基準値(1キロあたり100ベクレル)を超える焼却灰の残りかす約18トンを流山市に返却したと発表した。陸路で運び、9日、到着予定。 北九州市などによると、この産廃処理会社は3~6月、流山市から焼却灰を約118トン受け入れ、鉛や亜鉛などを抽出するリサイクル処理を実施。その後、流山市が7月、この焼却灰に放射性セシウムが含まれていたと発表した。会社は、処理後に倉庫に保管していた灰の残りかすを調査し、約91トンのうち約18トンから基準値を超える放射性セシウム(1キロあたり120~495ベクレル)を検出したため、流山市が返却の受け入れを表明していた。【河津啓介】

毎日新聞 2011年12月7日 

 


次の記事を読んで、君津の最終処分場(それも水源地)にセシウム汚泥を埋立て問題を考えてください

2012-02-20 20:05:20 | 放射能瓦礫と水源地へ埋立問題

塩化物イオン濃度さらに上昇 君津の最終処分場

2012年02月07日 20時24分36秒 | 廃棄物処分場
君津市の民間管理型最終処分場の周辺井戸から高濃度の塩化物イオンが検出された問題で、県は6日、再測定の結果、塩化物イオン濃度がさらに上昇したと発表した。処分場内の水が漏れ出した可能性があるため、すでに廃棄物の搬入を中止しており=管理する ...(千葉日報) . . . 本文を読む 

君津・廃棄物最終処分場から水漏洩の可能性 搬入停止を勧告 県/千葉

2012年02月01日 08時35分29秒 | 廃棄物処分場
県は31日、廃棄物を埋め立てている君津市怒田の最終処分場から水分が地下水に漏れ出している可能性が高いと発表した。地下水や土壌が汚染されるおそれもあることから、県は処分場を管理する「新井総合施設」に対し、3月末までに原因を解明し対策を ...(MSN産経ニュース) . . . 本文を読む 

基準の880倍、ジオキサン検出 旧能代産廃の地下水/秋田

2012年01月30日 09時37分06秒 | 廃棄物処分場
旧能代産業廃棄物処理センター(能代市)を囲む遮水壁の外から環境基準を上回る有機化合物「1,4―ジオキサン」が検出された問題で、県は29日、地下水の濃度が一時、基準の880倍に達したことを明らかにした。秋田市の県総合保健センターで同日開 ...(秋田魁新報) . . . 本文を読む
 

湯河原・真鶴町のごみ処理問題:県外に処分場確保へ、民間委託で2300万円のコスト増/神奈川

2012年01月18日 08時58分23秒 | 廃棄物処分場
湯河原、真鶴両町の家庭ごみを処理する最終処分場が地下水の汚染を理由に埋め立てを中止している問題で、運営主体の湯河原町真鶴町衛生組合は17日、焼却灰などを県外に搬出し、民間処分場に処理委託することを決めた。委託先は決まっていないが、中止した ...(カナロコ) . . . 本文を読む 

土壌汚染訴訟で東急敗訴=川崎市の責任認めず-東京地裁

2012年01月16日 21時51分45秒 | 廃棄物処分場
東京急行電鉄が購入した土地の土壌汚染の原因を川崎市搬入のごみ焼却灰と認定し、約48億円の賠償を命じた公害等調整委員会 ... 木納裁判長は、汚染原因には川崎市が搬入した焼却灰も含まれると認定したが、投棄したのは焼却灰を譲り受けた埋め立て業者 ...(時事通信) . . . 本文を読む

湯河原と真鶴のごみ処理が宙に、処分場地下水からカドミウム検出で埋め立て中止/神奈川

2012年01月16日 09時06分51秒 | 廃棄物処分場
湯河原、真鶴両町の家庭から出たごみの焼却灰や不燃物を埋め立てている最終処分場(湯河原町吉浜)の地下水から基準を上回る ... 焼却灰などを袋に入れて仮置きしているが、新たな処分先確保のめどは立っておらず、両町のごみ処理が宙に浮きかねない事態 ...(カナロコ) . . . 本文を読む  

【福井】設計者1000万円支払い 勝山のごみ処分場

2012年01月09日 11時12分53秒 | 廃棄物処分場
大野・勝山地区広域行政事務組合のごみ最終処分場エコバレー(勝山市平泉寺町)で、雨水が埋め立て地にたまるなどして、使えなくなったのは設計ミスが原因として、組合が設計した環境技術研究所(大阪市)に損害賠償を求めた訴訟は、研究所が組合 ...(中日新聞) . . . 本文を読む
 

明野処分場 搬入の再開 中止 反対派90人の抗議で

2011年12月17日 10時51分13秒 | 廃棄物処分場
北杜市明野町の廃棄物最終処分場で16日、約1年2か月ぶりに廃棄物の搬入を再開しようとした県環境整備事業団に対し、反対派 ... 廃棄物の搬入は中止され、事業団は週明けに再度、搬入を図る方針。 この日は午前8時頃、明野処分場に反対する地元住民ら ...(読売新聞) . . . 本文を読む
 

産廃処分場:大分・戸次に計画 1100人が「反対!」 /大分

2011年11月29日 20時09分48秒 | 廃棄物処分場
産業廃棄物処分場への反対集会が27日、同市大南公民館であり、地区住民ら約1100人が集まった。 市によると、同市中戸次大谷の山中に1万2596平方メートルの処分場を建設する計画。容量は約23万立方メートルで汚泥や焼却灰が埋められる。ビニールシートで雨水漏れを…(毎日新聞) . . . 本文を読む

【三重】ダイオキシン、基準値上回る いなべの処分場、【福井】敦賀ごみ処分場から汚水漏れ

2011年11月22日 08時04分42秒 | 廃棄物処分場
いなべ市は21日、北勢町阿下喜の一般廃棄物最終処分場で基準値を超えるダイオキシン類を検出した、と発表した。  市によると、年1回の定期検査で、処分場内にある計測用の井戸水から基準値を2・3倍上回るダイオキシン類を検出。(中日新聞) . . . 本文を読む
 

薩摩川内市・産廃処理場問題 鹿児島県の横暴をHUNTERが告発

2011年11月11日 17時14分24秒 | 廃棄物処分場
きょう(11日)、調査報道サイト「HUNTER」が、鹿児島県薩摩川内市で同県が建設を進めている産業廃棄物処理場にからむスクープを報じた。 税金を使って県職員を大量に動員し、処理場建設に反対する住民らを弾圧してきた県の姿勢を如実にあらわす内部文書を暴露したかたち ... (NET-IB NEWS) . . . 本文を読む

汚泥処理で改善勧告 土かぶせ不足、君津の最終処分場に--県 /千葉

2011年10月29日 12時47分16秒 | 廃棄物処分場
放射性物質を含んだ県内各地の下水処理場などの汚泥が搬入されている君津市内の管理型最終処分場が、汚泥にかぶせる土の厚さが産業廃棄物処理法で定めた基準に達していなかったなどとして、県が処分場運営会社に対し、同法に基づき、適切な処置を求める改善勧告をしていた ...(毎日新聞) . . . 本文を読む 

デタラメ!班目「一週間寝ていないので記憶がない」寺坂「私は文系でわかりません」

2012-02-19 10:48:45 | 放射能瓦礫と水源地へ埋立問題

保安院・安全委 無責任発言にあきれる信濃毎日 02月17日(金)

http://www.shinmai.co.jp/news/20120219/KT120218FTI090005000.html

 原発の安全性を監視する組織のトップ2人が、国会が設けた原発事故調査委員会で当時の状況を語った。

 「私は事務系」「どういう助言をしたか、覚えていない」など当事者とは思えない釈明だった。

 安全性への信頼が地に落ちたまま、定期検査中の原発を再稼働させれば将来に大きな禍根を残す―。そんな疑問が一段と募る答弁である。

 事故調は原子力行政のうみを徹底的に洗い出してもらいたい。

 発言したのは、経済産業省原子力安全・保安院の寺坂信昭前院長と原子力安全委員会の班目春樹委員長である。

 保安院は安全審査や定期検査など電力会社をチェックする実務を担う。一方、専門家からなる安全委は内閣府に置かれ、保安院を監督したり、指針を整備したりする。このダブルチェック態勢で安全性が保たれる仕組みだった。

 だが、昨年3月の原発事故で、いずれも十分に機能していなかったことが明らかになった。国会の事故調が、両氏に当時の状況をただしたのは当然だ。

 寺坂氏は昨年3月の原子力緊急事態宣言後に、それまで詰めていた官邸をあとにし、保安院で対応に当たったという。「私は事務系なので、理系の次長が官邸に残った方がいいと判断した」。これが、氏の言い分である。

 「緊急事態に対応できる人材がいたかというと否定的にならざるを得ない。専門性、知見、習熟度は米国やフランスと比べて弱かった」とも述べている。

 班目氏は「事故当時、1週間以上ほとんど寝ておらず、記憶は飛んでいる」と発言した。「国際安全基準に全く追いついていない。30年前の技術で安全審査をしている。早急に直さないといけない」などとも語っている。

 保安院が人材不足だと分かっていたなら、寺坂氏はなぜ補強に全力を注がなかったのか。安全基準が遅れていたと言うなら、班目氏はなぜ一日も早く改善することに力を尽くさなかったのか。

 両氏の発言からは、安全性の要を担う立場にありながら、強い自覚と責任感が伝わってこない。大事故を人ごとのように振り返る言い方には違和感が残る。

 2人の発言を聞くと、安全性を担う人材の乏しさが気になってくる。原子力規制庁が新設されるからといって、監視態勢が整うと考えるのは早計だろう。

 原発事故が提起した問題の根は深いとみるべきだ。

必見ユーチュウブ 無知と無責任コンビが原発再稼働 モーニングバード


東電福島原発事故調査委員会での原発事故を拡大させた2トップの言い訳がいろいろヒド過ぎる 班目「一週間寝ていないので記憶がない」寺坂「私は文系でわかりません」

http://hibi-zakkan.sblo.jp/article/54000620.html 


国会の「東電福島原発事故調査委員会」が15日開かれ、原発事故を拡大させた2トップ

経産省原子力安全・保安院寺坂信昭・前院長
内閣府原子力安全委員会班目春樹委員長

が登場。

その二人の言い訳っぷりが、あまりにクソ過ぎるので紹介

以下、
班目委員長のクソっぷり事情聴取内容

黒川清委員長「今回の事故をどのように総括していますか?

班目委員長「これまでの安全指針に瑕疵があった、と認めざるを得ない。お詫びする」。

罪を認め謝罪しているが、袖の下を貰っていることバレているにもかかわらず、今なおその地位に居座る男
⇒原子力安全委員会の班目春樹委員長ら 原子力業界から寄付 310万~400万円貰ってた【何が中立だ!】

電力会社と官僚に罪をなすりつけようとし自爆するの巻

班目委員長「全電源喪失、津波対策はそこまでやらなくてもいい。それを説明するために時間を費やしてきた。官僚制度に問題がある。電力会社が安易な対策を提案すると規制庁がそれを認める。安全確保は第一義的には電力会社にある。それをしないのが心外だ」。

野村修也委員「(電源喪失に備えて)発電機を2台置くべきとの提案があった時、あなたはそれを否定していましたね」。

班目氏「それは、$?>&’%&E’(’%$(シドロモドロ意味不明)」


官邸への助言、事故後の対応について聞かれ
「一週間寝ていないので記憶が飛んでいる。どんな助言をしたのか覚えていない」

都合が悪いと記憶がなくなる人間が、原子力の安全を守るトップです。

さらに、

班目氏「この(原子力の安全)問題は、最後は人なんだな、とつくづく思う」

野村修也委員「『官僚が悪い、事業者が悪い』と言っているが、一番悪い動きをしていたのは(班目)委員長ではないか」

班目氏「ぐぬぬ」


寺坂前安全保安委員長は、「素人だから解りません」と無責任全開

寺坂前安全保安委員長「私は原子力の知見を持っていない。文科系卒で原子力工学を専攻したわけではないから」

イケシャアシャアと、原子力の知見を持っていないから知りません。と答える男が原子力安全・保安院の委員長。
事故が起こっても、原子力の知見がないから、何も指示したり策を講じることが出来ない人が、原子力安全・保安院のトップだったんですね。


詳細.。以下は、田中龍作ジャーナル


 トップバッターは班目委員長だ。

 黒川清委員長が「今回の事故をどのように総括していますか?」と聞くと班目氏の口からは驚くべき発言が飛び出した。「これまでの安全指針に瑕疵があった、と認めざるを得ない。お詫びする」。

 刑事被告人が罪状認否で罪を全面的に認めて反省と謝罪を述べ、減刑を勝ち取る―この手に出たのか、と筆者は思った。

 だが「マダラメ、デタラメ」と異名を取る人物は、そこまで単純ではなかった。続く答弁では電力会社と官僚に罪をなすりつけようとした―

 「全電源喪失、津波対策はそこまでやらなくてもいい。それを説明するために時間を費やしてきた。官僚制度に問題がある。電力会社が安易な対策を提案すると規制庁がそれを認める。安全確保は第一義的には電力会社にある。それをしないのが心外だ」。

 逃げ口上にも程がある。野村修也委員(弁護士)は、デタラメ答弁を見逃さなかった。「(電源喪失に備えて)発電機を2台置くべきとの提案があった時、あなたはそれを否定していましたね」。

 班目氏はシドロモドロとなった。野村委員の指摘を否定しようと試みるのだが、言うことが意味不明だ。

 事故後の対応について聞かれると、さらに呆れた答弁が飛び出した。「一週間寝ていないので記憶が飛んでいる。どんな助言をしたのか覚えていない」というのだ。

 記憶が飛んでいるような人間をこの国は原子力安全委員会のトップに置いているのである。班目氏の羞恥心を欠いた発言はエスカレートした。「この(原子力の安全)問題は、最後は人なんだな、とつくづく思う」。班目氏はいけしゃあしゃあと述べたのである。

 野村委員がここでも指摘した。「『官僚が悪い、事業者が悪い』と言っているが、一番悪い動きをしていたのは(班目)委員長ではないか」。

 班目氏はグウの音も出なかった。

 【前保安院長「私は原子力の知見を持っていない」】

 2番バッターは保安院の寺坂信昭・前院長だ。

 寺坂前委員長は事故当日、官邸の危機管理センターを抜け出して保安院に戻っていた、と報道されている。この問題を追及されると寺坂氏は「自分は原発災害対策本部の事務局長なので、事務局のある保安院の方にいた」と答えた。明らかに屁理屈である。

 野村委員が官邸に電話をした回数を問うと「数回」と答えた。「十回以下ですね」と念を押すと、前院長は「はい、そうです」。

 寺坂氏が危機管理センターを離れたのは恐かったからではないか。寺坂氏はそもそも事務方(東大経済学部卒)なのだ。大事故に直面して、適切な指示を出す能力などないのである。この日の聴取で寺坂氏自身「私は原子力の知見を持っていない。文科系卒で原子力工学を専攻したわけではないから」と臆面もなく答えているのである。

 崎山比早子委員(元放射線医学総合研究所主任研究官)が「ストレステスト評価委員会の議論の進め方が旧態依然としている。反対意見を排除して進めているようだが」と指摘した。

 寺坂前院長の答はいかにも官僚らしかった。「私自身、(ストレステスト評価委員会の)運営にはタッチしていない」。

 この男はどこまで無責任なのだろうか。筆者は怒りを禁じえなかった。

 調査委員会終了後、黒川清委員長は記者会見で次のようにまとめた―

 「原発を建ててはいけない所に建ててしまった。班目委員長の言うように安全指針の全面的な改定が必要。保安院、安全委員会とも緊急時の備えができていなかった。住民の安全を守るという意識が欠如していた」。
http://tanakaryusaku.jp/2012/02/0003694

旭市の産廃最終処分場:知事あて意見書、県気付かず 知事、県幹部に注意「旭市へ説明を」 /千葉

2012-02-18 19:37:05 | 千葉県ニュース

旭市の産廃最終処分場:知事あて意見書、県気付かず 知事、県幹部に注意「旭市へ説明を」 /千葉

 旭市議会が全会一致で可決した産業廃棄物最終処分場の設置反対を求める県知事あての意見書を、県の担当者が約1カ月気付かず、文書の受け付け事務も適切に行われていなかった問題で、森田健作知事は16日の定例記者会見で「意見書などの文書は受領してから、すみやかに対応するように」などと、担当部局(産業廃棄物指導課)の幹部らに対し、注意を促したことを明らかにした。

 また、森田知事は意見書の取り扱いをめぐる経緯について「きちんと旭市側と話し合い、説明するように指示した」と述べた。

 県や旭市議会事務局によると、意見書は昨年12月13日に可決され、同15日には県の担当課に届いていたとみられるが、担当者は今年1月11日に旭市議などからの問い合わせを受けるまで、意見書の存在に気付かなかったという。【森有正】

東日本大震災:放射性物質汚染の汚泥搬入巡り、環境団体ら東電などに安全要請 /千葉

毎日新聞 2012年2月18日

 君津市や富津市の管理型最終処分場に、東京電力福島第1原発事故で放射性物質に汚染された下水道汚泥や焼却灰が各地から搬入されていることを巡り、地元の環境団体などでつくる「放射性物質から生命を守る市民の会」(山田周治代表)は16日、東電木更津支社と、富津市の管理型処分施設「大塚山処分場」を訪れ、市民の安全確保などを求める要請書を提出した。

 この日、同会の約25人は、東電側に対し、放射能の計測や除去に関連する費用の全額負担▽住民説明会の開催▽事故を人災と認識し、原子力賠償法が定める免責規定に該当しないと認めること--など6項目を要請。3月1日までに文書で回答するよう要求した。東電側は回答の可否を含め「検討して返事をする」とした。

 メンバーはその後、大塚山処分場を訪れ、運営会社の大平興産(東京都千代田区)の山上毅社長らに対し、水源地にあたる大塚山への搬入の即時中止▽搬入した放射性物質のすべての量と計測値の公開--など4項目を要請した。【黒川晋史】


「2号機の 『 温度上昇 』は、本当だった」   「遺体をセメントに詰めて遺棄」

2012-02-15 21:37:26 | 原発

以下、ぬまゆのブログからの転載です。 


  2号機の 「 温度上昇 」 は、本当だった。

いま、

「 作業員 さん 」 と 「 (元)作業員 さん 」 に、電話で確認をした。

 結論から言えば、

「 600~700 ℃ になれば、【 2号機 】 も、爆発を免れない 」 というものだった。

 ニュースでは、

「 300℃ 以上に 温度が 上昇した 」 と、

淡々と語っていた。 

しかし、

2号機は、制御できていない。 

「 2号機の爆発 」 自体が恐ろしいのではない。

それよりも ・・・ 

 【このまま、温度上昇が進み、600~700℃ になって 爆発し、連動的に、

1号機 ~ 4号機 まで、吹き飛ぶことの方が 心配だ 】 と 「 作業員 さん 」 は 語る。

 「 現場の資格 」 を たくさん持っていた 「 作業員 さん 」が、

『 辞めたい 』 と、東電幹部に 言ったところ、

取り合ってさえ もらえなかった。

 そればかりか、

幹部連中を呼んで、その 「 作業員 さん 」 を、取り囲んだという。

そして、

【 160万円 の 札束 】 を テーブルの上に放り投げ、

仕事を続ろと 言った。

 無論、

その 「 作業員 さん 」 は、受け取らずに、きっぱりと断った。

すると、

幹部連中の中にも、心ある方がいて、

「 おまえ、まだ若いんだから、辞めたっていいんだ 」 と 言ってくれた。

 その 「 辞めてもいい 」 と、口添えしてくれた幹部の方は、

即刻、クビになった。

 その日まで 働いた 「 お給料 」 さえ、出なかった。

 返ってきたのは、

【 明日から、来なくていい ! 】 という暴言だけだった。

 手取りで 「 18万円 」 の お給料だった。

みんなが思っているほど、

高くはない金額で、働いていたのだ。

 

4月~6月ごろまで、

作業中に死亡した 「 作業員 さん たち 」 は、200人ほどに のぼった。

 防毒マスクを 取り替えるのを忘れていたり ・・・ 要因は さまざまだった。

休憩中に 煙草をいっぷくして ・・・

「 そろそろ、いくか 」 と、立ち上がって、

座ったままの 彼に 声をかけたら、亡くなっていた。

 しかし、

ご遺体は、ご遺族の元へは、返されなかった。 

ご遺体から、放射能が出ているためだったという。 

セメントに詰められて、J ヴィレッチ へ運ばれ ・・・

その後は、

どのように 扱われたかは、誰も知らない。

とにかく、

2号機の 温度上昇を食い止めるために、

いま、

現場は、必死だという。

 【 死者への冒涜 】

 こんなことが、あっていいはずがない !

http://blogs.yahoo.co.jp/kmasa924/29218923.html

 


2月11日、12日「退避・保養プロジェクトの全国サミット」に参加して

2012-02-15 09:33:53 | ちばアクションの活動
 2月11日、12日と退避・保養プロジェクトの全国サミットがありました。
ちばアクションからからは、2名参加しました。
 
全国から300名を超える人たちが集まりました。
短い保養から長期滞在、移住などいろいろなところで、いろいろな人たちが、いろいろな形で福島からの退避者を援助しています。
11日は、各地で援助している人たちの交流の場として、12日は、各地で援助している人たちがブースをだして、福島の人たちが保養・退避を相談できる場として、企画が設定されました。
 
この2日間で私がみたものは、国の福島棄民政策に敢然と逆らって、市民が本当に生きていくために必要なものを産みだしているという現実です。
しかも、心打たれるのは、この集会を中心で担っているのが、困難の渦中の福島県人だということです。福島に残っている人だけでなく、退避した人も一緒に集会をつくっていました。
やむにやまれぬ強い思いが彼らを突き動かしているのだと思います。
だまっていたら殺されるっていうことに対する激しい抵抗なんだと思います。
そして、退避した人たちがもっている「福島を捨てた」という自責の念も、少なからずあるでしょう・・・
 
彼らが用意してくれた温泉に行きました。
天皇も泊まるような立派な温泉、穴原温泉。本当にすばらしい大浴場大露天風呂。大人数の食事でいながら、料理もおざなりじゃないっていうこの温泉。1841年?からあるらしいです。
朝、雪が降っていましたが、温泉の人たちがみんなでバスを見送ってくれたのですが、「またきてください」っていう意味の福島語の横断幕をふっている人たちの顔をみて、涙がでてきました。
こんな素晴らしいところが汚染されているくやしさやら、福島が失ったものの大きさが、なんといいますか、胸に迫ってくるのです。
 
本当に退避をいうのはつらいことですが、でも、ほっておけば、子どもは確実に具合が悪くなる。
ものすごく引き裂かれた状況を、福島内外の人たちが、人と人の結びつきでなんとか突破しようということが着実に行われています。
 
放射能から子どもたちを守る福島ネットをつくってきた中手さんも移住を決意され、代表を佐藤幸子さんに代わったことが報告されました。
その中手さんや、福島ネットの中で退避プロジェクトをやっている吉野さんの講演録が会場にありました。
あと、札幌に退避した小河原さんからの発言もあります。彼女は今回全体の司会をやり、宴会場では、みんなのところにお酌しにきていました。
彼らの言葉は、本当に胸をうちます。
福島の人って、本当にやさしい・・・
 
それにしても中手さんって、すごい人ですね。3・11以後の大混乱の中で、なにをやってきたのかということなのですが、彼の人柄がにじみ出る講演録です。千葉のみなさまにもお読みいただきたいと思います。
私たち千葉アクションが、福島とつながろうということを最初から大事にして活動してきましたが、私はその意味を改めてかみしめています。
 
以下のHPのトップページ右の方に、むすびば通信号外っていうのがあります。そこに講演録があります。
 
 
当日の詳細は、IWJにより、Youstreamにアップされています。(4時間を超えるので、全部視聴するにはとても長いですが)
(前半)http://www.ustream.tv/recorded/19069622
(後半)http://www.ustream.tv/recorded/19072630

新しいビラができました。クリックすると拡大。↓
 

柏市 増え続ける汚染焼却灰どこへ置く?_人口が減っていく

2012-02-14 23:10:45 | 動画

20120113モーニングバード_増え続ける汚染焼却灰どこへ置く?_人口が減ってい

 

8000ベクレル以下の汚泥焼却灰は、小櫃川や養老川の水源地に埋め立てていることを、マスコミは問題にしないのか。

千葉県民の命の水が危ない!

 水爆実験の島へ上陸_放射能汚染60年の後の事実 


こんな場所で授業をやっていてはいけない、子どもたちをこんな場所にいさせてはいけない!

2012-02-14 22:38:36 | フクシマの怒り
福島県立高校で働く教育労働者の訴え
 今、普通に学校で授業をしているけれど、放射線量は明らかに画然と高い。本当ならこんな場所で授業をやっていてはいけない、子どもたちをこんな場所にいさせてはいけないと思います。
 学校でモニタリング調査もしているけれど、ただ測るだけ。
数値が上がったらどうするのか。何もしない。〝もっと高線量の学校でも授業をやっているからいいんだ〟ということなんです。
 さらに政府は4月に警戒区域と計画的避難区域を見直し、年20㍉シーベルト未満の地域には住民を帰還させようとしています。
そんなことは絶対してはいけない。
高齢者が「地元に帰りたい」と思うのはよくわかります。
でも放射能が目に見えたら、帰りたいと思う人は誰もいないと思う。

 警戒区域見直しに伴い、4月から小中学校を再開しようとしている市町村もある。
「子どもたちは絶対に帰してはいけない」と言いたい。自殺行為です。
多くの子どもたちが3・11直後、原発が爆発しているなんてまったく知らず、屋外に何時問も並んで水くみをしていたんです。
すでに大変な被曝をしている子どもたちに、これ以上被曝させてはいけない。
 避難区域に指定された相馬・双葉地区の県立高校8校は開校できなくなったため、5月に別の学校の空き教室や体育館を間借りして授業を行うサテライト校(=分校)が県内各地に設置されました。
一つの高校が最多で五つのサテライト校に分散されています。
 8校のうち2校は、緊急時避難準備区域の指定解除に伴い10月に学校が再開され、今もサテライト校を設置しているのは6校と2分校。
この高校について県教委は4月から基本的に各校1校に集約することを決めた。
サテライト校に通っている生徒たちは今、元の高校のサテライト校を集約した移転先の高校に通うのか、それとも今通っている高校に転校するのか、迷っています。
 例えば浪江高校は二本松市の安達高校といわき市の好問高校にサテライト校が設置されていましたが、4月からは本宮市の本宮高校に建てた仮設校舎を移転先とすることになった。
親元から通うことができない生徒のために、郡山市内の下宿屋・旅館を県が借り上げて用意している。
自分が在籍している高校に通うために、親元を離れて一人暮らしせざるを得ない生徒も出てきます。
他方、1人暮らしは無理だから転校せざるを得ないという生徒もいる。
親から「1校に集約するなら、なぜ最初からそうせずにばらばらに分けたんだ」「なぜ今さら統合するのか」という声も上がっています。
避難先でようやく仕事を見つけたばかりの親が、高校の都合で引っ越すなんてこともできない。
 生徒たちは放射能については知識も乏しいし、「大丈夫、安全」と大宣伝されている中で、今いちピンとこなかった感じでした。
だけど僕はずっと「危険なんだ」と話して、「家に帰ったら必ずうがいと手洗いをしろ。
風呂で洗い流せ。
外ではマスクするように」と言い続けた。
「これ以上内部被曝をさせてはならない」と、そういうことを一生懸命やっている教員は結構います。
政府や東電の対応のすべてが許せない。
おかしい。
だましている。
中国で事故を起こした新幹線を埋めたことがあったけど、日本政府がやっているのはそれ以上。
「ただちに健康に支障はない」と言いながら、数年先にはどれだけの人数に影響が出てくることか。
しかし政府はその時に対応するつもりもない。
被曝して何年もたってから病気になる子どもたちを見たくない。
 とにかくやることが遅い。爆発直後に避難させるべきだった。
何カ月もたってから子どもたちの体を測定して「あなたは大丈夫」と言い、後から症状が出てきたら「原発事故には関係ありません」と言うなんてことは許されない。
 政府にも東電にも「逃げるのをやめろ」と言いたい。
あれは核爆発。そのことをちゃんと認めて、必要な補償も治療もすべてやれと言いたい。
 全国のみなさん、3月11日は郡山で一緒にデモしましょう。http://blogs.yahoo.co.jp/shinsaikyuenhonbu/folder/291382.html

(写真)「原発なくせ! 千葉の命の水を守ろう!」 2・12ティーチインちば

2012-02-14 14:58:49 | 放射能瓦礫と水源地へ埋立問題

千葉の産廃汚染の現状の説明、1月26日、2月9日の申し入れ行動の報告を受けて質疑応答、そして今後どのような闘いを行っていくのか熱い討論がされました。集会後、会場を移し、ちばアクション実行委員会を開催し、今後の方針を討論し決定しました。

詳細はのちほど報告します。

3月10日 「原発なくせ! 千葉の命の水を守ろう!(仮称)」千葉市内で集会デモ

3月11日 原発いらない!3・11福島県民大集会 3月11日 千葉県内で原発なくせ行動

 




http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=jl9Gj9MZhfs 
そして放射性瓦礫、

ビックリしましたね、バグフィルター付けたら大丈夫だって、大ウソですよ。

放射性物質による実証実験、されていなかったんですね。
よくそんな事が出来ますね。

いったい何がしたいのか、
瓦礫利権を全国にばらまきたいだけですよ。
瓦礫の山は宝の山なんですよね、産廃業者にとっては。

だったら、
震災で、経済的に圧迫されている、その土地土地にサイトを作って、
そこで処理をして、地元に雇用が生まれて、お金を回すようにするべきじゃないですか、
皆さんどう思われますか?

ー拍手ー 


この子の命は40万円か!いわき市に住む母親の訴え

2012-02-14 13:41:21 | フクシマの怒り
いわき市に住む小学生・中学生のお母さんの訴えを紹介します。
 中学生の男子と小学生の女子2人、3人の子どもがいる母子家庭です。
 3・11直後は原発のことよりも水でした。1213日はずっと給水車に水をくみに行ってました。余震が続いて子どもはすごく怖がっていて、とても放っては行けず、下の娘は何時問も一緒に屋外で水くみに並びました。
 そのうち原発で大変なことが起きたことがわかってきたけれど、逃げようと思ってもお金もないし、どこに行けばいいかもわからない。そこに私の父親が電話してきて「お金がなければ出すから、頼むから子どもたちを逃がしてくれ」と言った。とにかく行けるところまで行こうと15日に車で家を出ました。でも行き先が確保できず、「しょうがない。戻るしかないか」と思ったところで知り合いに連絡が取れて「うちにおいで」と言ってくれて、その方の栃木県の家に向かいました。久しぶりにお風呂に入れて本当にうれしかった。
 10日間避難した後、職場から「仕事を再開する」と連絡が入り戻りました。だけど結局、3月末で解雇。そのころはノイローゼっぼくなり、寝ていても涙が出てきてしょうがなかった。職安に行っても順番待ちしているだけで1日終わる。すぐに見つけられた仕事は双葉郡から避難してきた原発関連の会社でした。
 4月に入り子どもの学校が始まった直後、いわきでは11日に震度6の大地震があった。山が崩れて下敷きになって亡くなった人もいたし、3月には崩れなかった建物もいっぱい崩れました。学校は翌日からまた1週間休みになり、子どもは地震を怖がってぎゅっとしがみついてくる。会社に「子どもを放っておけないから仕事を休みます」と連絡したら「子どもがなんだ」と言われ、その仕事も辞めざるを得ませんでした。
 この10カ月、心配なことばかりです。子どもには水道水は飲ませず、ペットボトルの水を与えています。野菜も地元のものは買っていません。
 学校給食の牛乳は下の娘には飲ませていない。長女にも「飲まないで」と言うけれど、「なんで?」と言って飲み続けている。飲まないと友達から浮いちゃうから。私が放射能の話をすると「うるさい。やめて」。長男も「マスクをつけて」と言っても聞いてくれない。周りの子がつけてないから嫌なんです。「野球やりたいし」と。
 子どもの将来のことが心配です。「チェルノブイリみたいな被害が出る」と言われ、どうしようと思うし、将来は「福島出身の人間とは結婚しない」なんてことが起きてくるに違いない。本当は逃げたいけれど、生活の保障もなく、逃げることもできない。
 県外に行ったら福島のナンバープレートを見て車が傷つけられたり、子どもがいじめにあったりしている。この子らがしたことじゃないのに、なぜこの子らが一生背負っていかなきゃならないのか。避難した人は本当に勇気がいったと思う。
 政府は18歳以下は40万円、それ以外は8万円という賠償方針を決めたけれど、「この子らの命は40万円なのか。私たちの命は8万円なのか。私たちの命はそんなに軽いのか」と思いました。しかもたったの1回限りなんて、お話にならない。
 福島の18歳以下の子どもたちの医療費無料化も見送られました。そもそも18歳までの無料化でもまったく不十分なんです。20代、30代になってから病気になったら、誰が責任を取るのか。
 少なくともできることはやってあげたいと思って、3人をきちんとしたがん保険に入れました。がんになった時に「お金がないから治療できない」ということだけはならないようにと思って。それしかしてあげられないのが悔しいです。
 政府や東京電力には「とにかく本当のことを発表して」と言いたい。子どもを育てている以上、本当のことを知りたい。もう隠しごとはやめてください。後々になって「実は…」なんて発表するのもやめて。うそばっかりで、テレビを見るのも嫌になります。http://blogs.yahoo.co.jp/shinsaikyuenhonbu/7714927.html
 

政府・東電は責任を取れ! 3・11郡山2万人集会へ
 
原発いらない! 3・11 福島県民大集会
311日(日)13 福島県郡山市・開成山球場
郡山駅西口よりバス「郡山市役所」下車徒歩2

リンク

小出裕章 (京大) 非公式まとめ