保養って何?
子どもたちの被ばくを減らし、体力を回復させ、精神的ストレスからも解放するためには、一時的であれ、汚染地外で過ごす保養はとても重要です。
チェルノブイリでは、汚染地に住む子どもたちには年に2回、汚染地外のサナトリウム(保養所)やキャンプで過ごす機会があたえられるようになりました。
本来、保養も国が行うべき事業ですが、福島では「保養」という言葉を口にすることがはばかれれるような状況がつくられています。
私たちは、少しでも子どもたちを被ばくから守るために保養プロジェクトをすすめています。
甲状腺がんの多発
福島では甲状腺がんが多発しています。いまでは疑いもふくめて194人に達しています。原発事故による放射能の影響、健康被害は深刻です。しかし、国や県は「放射能の影響ではない」と言いつつ、検査の縮小・打ち切りを言い出しています。
子どもの健康と命を守るための医療が必要です。
継続して13回目
私たちの保養プロジェクトは2012年1月から始まりました。それから6年継続し、夏冬に年2回開催し、のべ
12回を成功させてきました。
今年で原発事故から7年目に入ります。いまも福島では、不安に思いながらも福島にとどまらざるをえない人びとが
たくさんいます。毎年1万5000人をこえる福島の人びとが、長期休暇などを利用し保養を続けています。
保養プロジェクトでは、福島の子どもたちや親御さんの不安の声をよく聞きます。「福島をわすれない」という思いをもった大人たちの存在が子どもたちを勇気づけます。ぜひ保養プロジェクトを継続するため、力を貸してください。
詳細を知りたい方は、上記連絡先まで