福島より8 家族23 名をむかえ、12回目となる夏休み保養プロジェクトが無事に終了しました。初夏の暑い夏休みでしたが、福島の家族は5日間を元気いっぱい過ごしました。勝浦市の民宿・神田のみなさんをはじめ、ご支援いただいたすべての方へ心からお礼を申し上げます。
今後の保養の継続へ、なにとぞ物心両面の支援をお願いします。
●たくさんの資金に支えられた2017年夏保養
おかげ様で今年も夏休み保養プロジェクトが、勝浦市の民宿・神田にて無事に開催することが出来ました。
当初は、資金難からはじまりましたが、開催時期が近づくにつれ、多くの方のあたたかいカンパで予定通りの4 泊5日のスケジュールで行うことができました。
今回の参加家族は幼い子どもたちが多く、原発事故後に生まれた子どももたくさん参加しました。交流会の際には、初参加したすべての家族の方が涙目で感謝していたことが忘れられません。また、どの家族からも「保養はぜひ続けて欲しい」と切なる訴えも投げかけられました。
●一人ひとりがつながって大きな輪に
いまの政府の原発事故被害への対応はまったく期待出来るものではありません。このなかで、福島で生きる人たちは、先の見えない状況に立たされています。今後、どのようなことになろうと、大きな人間の輪の家族として、出来ることで、知恵を出して、繋がって、皆さんの力で保養プロジェクトを続けて行きたいです。これが現実に立ち向かう「希望」になると思っています。
今回、継続的にカンパをしていただいている方の参加をいただきました。本当に感謝です。ぜひ他の方も、保養の場に足を運んでください。短い時間で結構です。実際に、見て、話して、支援している意味を肌で感じて欲しいと思います。
●子どもたちを守りたい! 私たちの願い
保養活動は一切が未来ある子どもたちのため。そして、その未来には人類として取り返しがつかない原発事故の状況があります。知恵をしぼり、子どもたちがどこでも生きぬけるように、希望を失わないように、けっしてあきらめないようにしていく社会をつくりたいと願っています。