もう黙ってられない! 原発なくせ! ちばアクション

原発再稼働阻止!原発輸出絶対反対!福島の子ども達を守ろう! chiba20110507@mail.goo.ne.jp

「2025年までに」じゃない! 即原発ゼロ、全原発廃炉しかない!

2012-08-29 09:33:18 | 主張


作家の大江健三郎さんや前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児さんら作家や弁護士らでつくるグループが二十二日、東京・永田町の衆議院第一議員会館で記者会見し、二〇二五年度までに全原発の廃止を実現するための「脱原発基本法」制定に向け、各政党や国会議員に働きかける方針を表明した。グループが作成した法案の要綱案は、廃炉の時期を「遅くとも二〇二〇年度ないし二〇二五年度までのできるだけ早い時期」と明記。原発の新増設禁止のほか、運転期間を例外なく四十年とすることなどを盛り込んだ。(東京新聞2012年8月22日 夕刊)

 

(1)私たちは「現実的には2030年までにとか2025年までに…」、「科学的に安全が証明されれば…」などという言葉には、絶対だまされない。あくまで、ただちに全原発の廃炉しかない!

大江健三郎さんは記者会見で、「理念と現実」を対比させ語り、「原発即時ゼロ」は「理念」で、「2025年までに…」が「現実」的とだというのだろうか。本当にがっくりだ!

8月1日に開催された、エネ環境意見聴取会の福島会場で、浪江(避難している)の人は、「自ら原子炉の制御もできず、我々避難者に対する対応も満足にできない様を見て、国や政府、東京電力には原子力発電所を稼働する資格や能力はないと思います!原発は即刻廃炉。これは当然だと思います」。

脱原発基本法制定運動を呼びかけた人達は、この、フクシマの怒りが聞こえないのだろうか。

また記者会見でだされた、「脱原発法Q&A」には、「大飯原発3,4号機の再稼働が強行されてしまったことも、残念ながら、現実として受け止めなければなりません」といっている。しかし、いまも数万数十万の人々が、官邸前や国会前で「大飯原発再稼働反対」を訴えている。それは「現実として受け止める」ができないからなのではないのか!

(2)もっとも許せないのは、「発電用原子炉の運転期間を例外なく40年までとすること」 「再稼働については最新の科学的知見に基づく基準の合格を必須条件とし、事故のリスクを極力減らす努力をします」(脱原発基本法案要綱案)と、「最新の科学」で「原子力は制御できる」という考え方を述べていると言うことだ。

再稼働を許さない原発を列挙する一方、それ以外の原発の再稼働につき、「最新の科学的知見に基づいて原子力規制委員会が定める技術上の基準に合格することが最低限の条件」(脱原発法Q&A)などと言っている。
 民主党政権の「原子力規制委員会」が、人事も含めて「原子力推進委員会」にでしかないことが明らかになっているのに、「原子力規制委員会が定める技術上の基準」に言及するなど論外だ。
さらに「最新の科学的知見」を押し出すことは、この段に至っても「技術は原子力を制御できる」と主張するに等しく、徹底的に断罪されねばならない。
これは、「脱原発」の衣で覆われた「原発安全神話」ではないか!!!

メルトダウンしたフクシマ第一原発の1号機、2号機、3号機、、どこにあるか未だ分からない核燃料の取り出しが、東電の工程表でも、「30~40年」、次の世代といっている。そして、今も大量の放射性物質を今も大量に放出している。地震などでもし4号機が崩壊したら、「首都圏壊滅」ともいわれている。それでも「経済のため」と原発を再稼働することに、多くの国民は怒っているのだ!

一体何が「最新の科学的知見」だ!!

一体何が「事故のリスクを極力減らす努力」だ!

「事故のリスクを極力減らした」「安全な原子力発電所」があるというのか!

(3)ただちに廃炉!妥協は一切ない。それが3・11の命の教訓だ。

原発を動かすということは、「最新の科学」でも処理できない「死の灰」をどんどんつくりだすということだ。

そして、大量の原発労働者、被曝労働なしには成り立たたないのだ。

昨年の3・11以来、目の前で起こったこと。「全部、ウソだった」。「グルだった」。
福島をはじめ、官邸前や国会前に毎週、毎週集まる数万から数十万の人々の切実で必死な思い。再稼働反対!野田たおせ! それは、原発事故は2度と起こさせない。再稼働を絶対に許さないということだし、ただちに廃炉としろということ。

その点については妥協は一切ない。それが3・11の命の教訓だ。

(4)政府頼みや政党頼みじゃだめ!

「各政党に法案の提案に賛同を求めていくロビー活動がまず必要」「次の総選挙の後には脱原発法に賛同する政党で多数派を取り「脱原発連立政権」を作り・・」「脱原発法Q&A

「消費増税は致しません」と言っていたのに、平気でウソつく国会議員と今の政治!
私たちは選挙のたびごとにだまされてきた。政府頼みや政党頼みじゃだめだ。もう、それはやめて私たち自身の行動で、社会を変えていこう!

千葉市の「震災瓦礫受け入れ問題」。全ての政党が「受け入れ」賛成しても、千葉市民をはじめとした粘り強い反対運動で、あの「プルトニウム好きね」の熊谷千葉市長をして、「受け入れ断念」させたことを、私たちは忘れないよ。

広瀬隆さんは訴えています!

 08月24日首相官邸前デモの報告.pdf


木田節子さんの訴え 8.15原発なくそう! 改憲阻もう!8.15集会

2012-08-21 10:23:36 | フクシマの怒り

http://www.dailymotion.com/video/xsxkez_yyyyyyyyy-y-yyyyyyyy-yyyyy-8-15yy_news

【こちら特報部】「原発で働けと言えますか」2012/07/28(東京新聞)

<書き起こし開始→

脱原発デモの現場ではあまり語られないが、避けられないことがある。福島第一原発の廃炉処理や除染作業だ。廃炉までには、膨大な労働力と被ばくが伴う。さらに経験の乏しい除染の被ばく対策も課題に上っている。昨年末にできた除染被ばく規制は有効なのか。長期にわたる作業を保障するのは、確かな労働者保護の仕組みだ。だが、現場では鉛板による被ばく隠しすら発覚している。 (出田阿生・中山洋子記者)

※デスクメモ 原発は被曝労働を必然的に伴う非人道的なシステムだ。政府や電力会社に配慮を期待できない以上、作業員を守る労働運動は不可欠だ。が、一部の脱原発行動では労働組合旗の持ち込みに主催者が難色を示すという。原発建設と電力会社の労務管理強化は同時進行した。過剰な自粛は誰を利するのか。(牧デスク)

***

「あなたは、あなたの大切な夫、息子に、原発で働けと言えますか。私は言えません。原発作業員の母より」

脱原発デモにこう記されたプラカードを手にして参加する女性がいる。木田節子さん(58)。長男は福島第一原発の事故収束作業に従事する。

福島県富岡町に家を建て、二十年間住んだ。現在は水戸市に避難する。「町内は原発で働く人が多く、息子からも小さな事故の話はよく聞いていた。でも、『自分たちが生きてる間は大事故はねえべ』と話していた」

事故後の十ヶ月間は引きこもっていた。その間、原発に関する本を数多く読んだ。「勉強が足りなかった。作業員は政治家や電力会社に利用されてきたと気付いた」

長男は十九歳で東京電力の下請け会社に就職した。「四次か五次請け」で、月給は八年勤めて手取りで十七万円程度。ボーナスもなかった。一年半前に、少し条件の良い今の会社に転職した。

今年二月、避難先に寄った長男とテレビを見ていると再稼働のニュースが流れた。「この国は懲りないね。福島がこんなになって責任も取っていないのに」と木田さんが呆れると、長男は「この国には資源がないから原発が必要なんだよ」とボソッとつぶやいた。

「原発が爆発して住むところを追われた。田舎に原発を造り、地元民が被曝しても仕方がないと電力会社に思われていることも知らないのか」

しかし、この木田さんの言葉は届かなかった。その後、長男は寄り付かなくなってしまった。


◆出向押し付け 警告が現実に


知人の原発技術者から「東電は社員を被曝させたくないので、協力会社(下請け)から出向名目で人を呼ぶ。息子さんもいずれ福島第一の収束作業に従事させられるだろう」と警告された。その予想は現実となった。

ただ、他の原発労働者と知り合い、長男の心情を少し理解できた。「みんな被曝は怖い。必要とされていると自己犠牲の精神を奮い立たせ、必死に自分を支えていると思う」

別の原発労働者からはデモに参加した感想を聞かされた。「今すぐ廃炉」という掛け声に違和感を抱いたという。

「廃炉にも四十年以上掛かる。都会で原発反対を叫ぶ人たちは、その間も被曝労働が続くことが分かっているのか」

木田さんは最近、原発労働をめぐる対政府交渉に出た。長男と同年齢の官僚が「雇用保険に入っていない作業員が半分くらいいる・・・」と、淡々と語っていた。同じ国のために働いているのに、この官僚と長男の置かれている環境の違いは何か。憤りを覚えたという。


◆代表者だけ線量計 放射線管理は後手


原発で危険な作業に当たるのは常に下請け労働者だ。最新の「原子力施設運転管理年報」をみると、大手電力会社の社員一人当たりの平均被曝線量が年間〇・三ミリシーベルトなのに対し、メーカーや下請けなど「その他」作業員の平均は一・一ミリシーベルトと大幅に上回っている。

福島原発直下の富岡町で四十年以上、反原発運動に取り組んできた石丸小四郎さんは「政府が事故収束宣言を出してから、福島第一原発で働く人の労働条件が悪化している」と指摘する。

労働者の持つ線量計を鉛板で覆う被曝隠しが発覚した。こうした被曝労働の現場は原発の敷地内に限らず、周辺の除染作業にも共通する。

二十七日には田村市で、国が直轄で除染する「本格除染」が始まった。前段階の除染モデル実証事業では、大熊町で除染に携わった作業員の最大被曝線量が百八日間で一一・六ミリシーベルト。五年間の法廷被曝線量である一〇〇ミリシーベルトこ超える可能性も出てきている。

除染現場の放射線量管理が求められている。しかし、対応は後手に回っている感が強い。原発労働者の被曝対策を定めた「電離放射線障害防止規則(電離則)」は屋内作業を前提としていた。

このため、厚生労働省は昨年末、除染作業での被曝防止のために「除染電離則」を制定。今月からは対象を広げた改正規則が施行された。しかし、この新ルールでも「労働者を保護できない」といぶかる声は多い。


◆防護規則は守られるか


NPO東京労働安全衛生センターの飯田勝泰事務局長は「作業前には必ず特別教育が必要だとか、粉塵マスクなど決められた装備を守るなど内容は立派だが、どの程度守られるかについては非常に疑問だ」と話す。

「実際は除染作業に当たる業者も労働者も、放射線防護の経験がない場合がほとんどだ。事業者向けの講習もわずか一日。それで必要な手順を身に付けるのは無理だ」

改正除染電離則では、平均空間線量が毎時二・五マイクロシーベルト以下だと個人線量計を着用するのは代表者だけでいい。このルールはボランティアの除染作業従事者にも援用されるが、福島原発事故緊急会議メンバーの那須実氏は「個人線量も管理しないで、被曝の防護といえるのか」と警告する。

こうした批判に厚労省放射線対策室の担当者は「国際放射線防護委員会(ICRP)の基準を考慮すると、二・五マイクロシーベルト以下の場合は本来、個人線量を測る必要はない」と強調。実効性についても「適切な管理が行われているかどうかは、労働基準監督署が監督する。除染現場にもすでに入っている」と説明する。

しかし、郡山市に住む労働組合「ふくしま連帯ユニオン」の佐藤隆書記長は、規則と現実との背離をこう指摘する。

「実際には公園の除染や街路の枝を払っている作業員も、せいぜいマスクを着けるくらい。きちんと防護しているようには見えない。通学路などは住民たちで除染しているが、被曝防止の事前講習は全くない。池の周辺や木陰など毎時四~五マイクロシーベルトを超えるホットスポットはあちこちに点在するのに、累積の被曝は考慮されているのか」

ある意味、原発敷地内ほどの緊張感がない分、除染作業による被曝は深刻ともいえる。長丁場になる原発内外での被曝との闘い。前出の木田さんはこう断言した。

「この国は、放射線と闘う労働者抜きには立ちゆかない。労働環境を整えずして明日はない」

←書き起こし終了>


「こんな故郷を失った悔しさ、 わかりますか?あなたたちに!」浪江町からの避難者

2012-08-13 09:08:46 | フクシマの怒り

「こんな故郷を失った悔しさ、 わかりますか?あなたたちに!」原発から8キロ弱浪江町からの避難者


先程富岡町からの避難者が二人いましたが、
私も原発から8キロ弱の浪江町で専業農家として暮らしていました、Matuda Takasiと言います。
現在は6カ所の移転先、郡町の仮設住宅で、
浪江町民と一緒に頑張って・・・ま頑張ってというよりも踏ん張って暮らしています。

うまく私の思いが伝えられるか分かりませんが、今回発言の機会を頂き本当にありがとうございます。
浪江町の町民の一人として、郡仮設住宅の代表として、
口下手ですので文面を書いてきましたのでそれを読ませていただきます。

早速ですけれども、
今回現実に原発事故が起き、国や政府そして東京電力のお粗末な事故対応を
現実に十分見させていただきました。
原発事故以降震災前の様々な議事録には、
国や政府が津波災害の可能性を知りながら何の対策もしないで、
東京電力の言うなりにまかせ、災害に遭い、事故が起きてしまいました。

先程も何人かの人が言いましたが、テロ、自然災害に想定外はあり得ないと思います。

東京電力では自ら想定外と言っていましたが、
要するに事故を想定しなかったという事は、法律用語でこれは「密室の行為」ですよね。
事業者として失格だと思います。

自ら原子炉の制御もできず、
我々避難者に対する対応も満足にできない様を見て、

国や政府東京電力には原子力発電所を稼働する資格や能力はないと思います!

原発は即刻廃炉。
これは当然だと思います。

もう二度と私たちのような、故郷を追われてさまよう避難者は出さないでください。

何で私がここにいなくちゃいけないんですか、
私は口下手でしゃべれないんですけど、
こういうふうにしゃべれるようになったのは東電のせいかもしれませんけど
私たちの気持ちを理解してください!

もし今度同じような事故が起きたら、もう日本列島の終わりだと思います。

私たち福島では東京電力の電気は使っていないんです。
どうしても電気が足りないんならば、国会で原子力発電所を作って発電して使って下さい!
そうすれば、送電設備もいらなくて半分で済むんですよ、経費も。

自分らが自然を壊して、私たちをいじめて、
都会の人はぬくぬくと暮らしているのはちょっとおかしいと思いませんか!?

私は原発事故から1年5カ月経ってますけれども、
まだ一歩も前に進んでいません。


震災前は浪江町でお米を作りながら、東京電力じゃありませんけれども、
安全で安心な美味いコメを作って全国に送っていました。
儲からなかったけれども、毎日毎日汗水流して農作業に明け暮れていたんです。

けれども今度の原発事故で、もう浪江町では農業はできません。

何気なく暮らしていた故郷浪江町
あの山、あの川は、あの海あの土地で、あの人たちと海や魚や山菜、新鮮な野菜など、
全てが旬を味わえたふるさと浪江町。
先祖代々の土地を守り生きてきた人生の生きざま。
これから後世に伝えるべき過去や未来も全て失い、
先も見えず町民もみんなバラバラになってしまいました。


こんな故郷を失った悔しさ、
わかりますか?あなたたちに!


できる事なら元に戻して下さい。
故郷を返してほしい。
それが我々避難者の切なる願いです。

ただ放射能をゼロにしても無駄です。
放射能が何ベクレル以下だから住めって、住めないじゃないですか。

あと、文部科学省などの官僚の人達や政治家にお願いがあります。
まさか自分で住めない所に避難解除はしないと思いますので、
今回避難解除準備区域として戻ってもいいという場所で、官僚の人達も仕事を行い、
自分の家族と一緒に生活をして、私たちに見せて下さい!


当り前だと思いますよ、
「なんベクレルだから帰れ」って言ったって、金が惜しいから言っているのかもしれないけど、
私たちに、住んでみて見せて下さい!

国会も避難解除準備区域でやって下さい!

そうすればくだらない国民不在の政策論争なんかしないで、
速やかに審議は進むと思います。
私たちの理解も得られると思います。

安全なところで、「安全だ」なんて口先だけの事は言ってないでください。

後、最後になりますが、
先程反対と言っていましたが、今回の将来のエネルギー環境影響政策に関する国民からの意見聴取会、
こんな、11カ所で部分的にやっても、本当に俄か実績作りだと思います。
本当にアリバイ作りっていうか、

一度原発事故が起きてしまえば、日本全体の問題だと思うんですよ。

私は、先ほど反対してましたけれど、国民投票で国民に真意を問うべきだと思います。
ただ今回の国の政策、政府、東電のお粗末な事故対応
それを国民は見ていますので、結果はおのずと分かると思いますが。

ご清聴ありがとうございました。
 
福島での意見聴取会の動画全編はこちら↓
「脱原発民意明確に」エネルギー環境意見聴取会福島会場

福島県民の意見を聴く会「命を削って作らなきゃならないエネルギーなんておかしいでしょ!」

2012-08-12 19:56:26 | フクシマの怒り

エネルギー環境選択肢に関する福島県民の意見を聴く会
2012年8月1日水曜日



福島市
福島市の遠藤です。会社員です。
今日の朝刊に、わたしは、荒川のほとりに住んでいるんですかれども、
福島市の荒川が日本一きれいな水に今年も選ばれました」という記事が載っていました。
水の中には山はだから流れて込んださまざまな放射性物質も入っているでしょうから、
通常の基準で綺麗だというふに言われても、全く嬉しくないですし、
今の福島の川がね、日本一きれいだと言われても、何の感動もないし、
そういうものを今日のこの日に、まず朝刊で読まなきゃならなかったっていうのが、
朝から非常に腹立たしかったですね。

私は、30年ほど前に双葉町で、原発の増設をめぐっての公開ヒアリングがあった際に、
公開ヒアリングというのはそもそも欺瞞であって、
東電の社員とか、そういうのが潜り込んで、賛成意見しか述べない。
あるいは、買収された地元の人達が賛成意見しか言えないようなそういう欺瞞的な場であるから、
ヒアリングそのものが、ま、意味のないことであるという事で、
会場の外から批判した側の人間です。

そういう形で、原発については昔からずっと反対の立場で関わってきました。
そういう私が、今日は、名前は意見を聞く会ですけれども、そういう場に、
本来であれば単なる福島の、言ってみれば”ガス抜き”かと思えるようなそういう場で、
こういう意見を表明するというのは果たしてどうなのかという思いは、複雑な思いはあるんですけれども、
ただ、やっぱり、福島に住む者として、
最低限言いたいことというのは一人ひとりみんな腹に抱えていますし、
私もせっかくの機会ですから、言えることは言っておきたいという思いがあって応募したわけです。

実際に起こってはならないことが起こった訳ですから、
そういう中で私がここでこういう形でマイクを握っているという事も、
ま、あり得るんだなというふうに思っています。

起こってはならないことが起こってしまった訳ですけれども、
私たちはいずれこういう事は起こり得るんじゃないかというものとして、警告を発してきた側の人間です。
でも、あの事故を止めることができなかった。
認識の甘さ、それから運動の取り組みの弱さ、いろんな事を反省しました。

でも事故を起こした人たちは「想定外」って言っていますよね。
「起こらないはずだ」と思っていたんですよね。、政府も東電も。
でも起こったわけですよね。

一番反省しなければならない人は、私たちではなくて、
事故を起こしたあなた達なんじゃないですか!



一番反省しなければならない人が、
事故が収束も何にもしていないのに、なんで再稼働なんですか!



根本的に間違っていると思います!

言いたい事は沢山あったんですけれども、
もう1分前だというテロップが出ていますので、一言だけ言わせてもらいますけれども、

原発再稼働の是非という中で、ストレステストとか、耐震設計だとか、津波対策だとか
そう言ったことが言われていますけれども、
それの安全性も検証されていないのに、再稼働がなされているわけですけれども、
私が言いたいのは、原発っていうのは、
事故がなくたってそこで働く人は毎日被ばくするっていう事なんですよ。
被曝なしにあり得ないエネルギーってあるんですか!?

原発はウラン燃料を採掘する時から生成して、そして、運転して。
当然膨大な放射性廃棄物が出て、それを管理する。
全部被ばく労働ですよ!

被曝しなければ成り立たないエネルギーなんですよ!

そういう事実が今まで、みんな分かっている。
原発で働いている人は白血病だとか癌で死んじゃうんだとか、
そういうことをみんな常識として分かっているのに、
でも数字上は40年間で死亡労災認定がね、たった10人ですよ!あり得ない話でしょ!!

こういう形で、原発の被ばく労働というのは、実態が隠されてきたし、
で、それが今、収束作業のね、毎日2000人3000人という人が、
とんでもない形で、またそういう事に従事させられている訳でしょ。

それでまた再稼動ですか!

あり得ないでしょ!



命を削って仕事をしなければならない、
それが前提のエネルギーって何なんですか!?


15%だとか25%だとか、そういう数字の問題じゃないでしょ!

命を削ってやらなきゃならない、
そうやって作らなきゃならないエネルギーなんておかしいでしょ!


私が言いたい事はそういうことですよ。
責任を取れない人がね、そういう事に責任を取れない人が、
安易に再稼働とか言わないでください!

原発を安易に動かさないでください!!

責任が取れる人たちの手で、きちんと廃炉作業をしていかなければならないし、
後世にねきちんと安全な形で残していかなければならない。
私はそういうふうに思っています。

分かりましたか


「本当に将来にわたって子どもたちの健康に影響はないのでしょうか!?」福島小学校教員

2012-08-12 19:43:04 | フクシマの怒り

「本当に将来にわたって子どもたちの健康に影響はないのでしょうか!?」福島小学校教員



福島で小学校の教員をしておりますsawaiと申します。
震災現場の学校の様子とか子どもの様子を話しながら私の意見。
もちろん即刻原発廃止の意見ですが、その意見を述べていきたいと思います。

私の勤務する学校は、震災後休校状態となりましたが、
卒業式を行う予定であり、準備を進めていた矢先に
原発事故による汚染が予想以上にひどいという事で、中止となってしまいました。
その時以来卒業生には会っておりません。

その後、入学式は予定通り行われましたが、
1学期期間中は外での活動は一切できなくなってしまいました。

学習では理科の畑でのへちまやジャガイモの栽培も中止。
米の収穫体験もできませんでした。
体育も体育館だけの実施で、子どもたちは思いっきり走ることはありませんでした。
休み時間も教室に閉じ込めたままでした。
また、暑い中プールにも入れず過ごしました。

そんな生活が4カ月間も続くと、子どもたちの中にはストレスが溜まり、
イライラしてくる子どもが出てきました。

その後、莫大な費用をかけ学校の除染は行われ、
何とか校庭での活動はできるようになってきましたが、それでも時間制限つきでした。

1学期に出来なかった運動会を何とかやりたいと思っても、
親の不安を考えると外では行えず、体育館での実施となってしまいました。

そんな中で気がついてのですが、
子どもたちの走りが大変ぎこちないなと感じました。
今年の運動会は外でやったんですが、転ぶ子が大変多かったです。

また、子どもが本来自然の中で学ぶべき物が学べなかったことによる経験不足が大変心配です。
子どもには学ぶべき時期というものがあります。
学ぶべき時に学べなかったことは大変起きな事なのだと思います。

子どもにとってこの1年5カ月は、大人の1年5カ月に比べ大きな比重を占めており、
大変重要な時期だった筈です。

このように子どもたちにも大きな犠牲を強いた原発事故を深く反省し、
即座に廃炉していただくことを望みます。

また、これからの子どもたちへの健康被害も大変心配です。
ガラスバッチによる放射能の積算量や、ホールボディーカウンターによる内部被ばく検査、
甲状腺検査も行われました。

でも、学校に於いてこのようなことが行われるのは、
とても異常なことです。

病院のレントゲン室と同じくらいの放射線管理区域内で
生活し続けている今の私たちも異常であります。


新聞報道では、何%の子どもの尿にセシウムが検出されたとか、
甲状腺に異常のある子どもが何%みられた、という記事が載っていることがありますが、
必ずそのあとには「健康には影響ありません」とのコメントが付いています。

本当に将来にわたって子どもたちの健康に影響はないのでしょうか!
全くゼロとは言い切れないのではないでしょうか?

私たちは外で教育活動をさせている時に、
放射線量を気にしながら、線量計で測定をして行うようになってしまいました。
「私たちは将来の子どもたちの健康に責任が持てるのか」、
「今この活動をさせて大丈夫なのか」と、大変不安であります。

原発再稼動を決定してしまった人達は、
いつまで続くか分からないこの不安の中で暮らしている私たちの、
この心情を考えたことがあるのでしょうか?


学校では総合的な学習の時間に、さまざまな事を子どもたちが主体となって、広く探求していきます。
その中には環境の問題も含まれています。
今まで原発の危険性についてはほとんど触れずに、
二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーで、
安全対策も十分してあり大丈夫だと言ってきたはずの原発が、
この福島の豊かな環境を取り返しのつかない状態にしたのです。

子どもたちに環境の事を考えさせる際に、この事実から目をそむけるわけにはいかないのです。

今後も原発を推進していくべきだと論じる人達は、
この福島の状況を子どもたちにどう説明するつもりなんですか?
想定外の事であったからではすまされない問題です。

文科省が出した放射線副読本
ここにあるような、本当に放射線の危険性をまるで軽視した内容は、
到底納得できるようなものではありません。

事故後の処理も思うように進まない。
その処分方法や処分地も決まっていない。
核廃棄物を大量に出し続ける原発がクリーンなエネルギーであるとは、
到底子どもたちには教えることはできません。


エネルギー政策の大転換を図る以外に、子どもたちにこの状況は説明はできないのではないでしょうか。
これだけ大きな犠牲を払って何も変わらないのでは済まされません。
子どもたちに語りかける時に、福島原発の事故により原発の不完全さが明らかになり、
これ以上原発に頼ったエネルギー政策は私たちの生活を不安の中に置いたままである。

原発から再生可能エネルギーに方向転換をし、
日本全体でこの再生可能エネルギーの開発を進めていくために、
知識や技術を集中させていけば必ずできるはずであると語りかけていくべきなのだと思います。
その事により、新しい産業や雇用も出てくるはずです。
肝心なのは、高い目標を持って取り組んでいく、その姿勢だと思います。

今まで原子力政策にかけてきた予算や、政府の情熱を
再生可能エネルギーの確立に使うべきではないでしょうか。

最後に子どもたちにも教えています。
「間違いを犯したならば素直に反省し、改めるべきである」

今こそ子供たちに大人の潔さを教えていくべきだと思います。
私の意見発表を終わります。
ありがとうございました。


福島での意見聴取会の動画全編はこちら↓
「脱原発民意明確に」エネルギー環境意見聴取会福島会場


やった!千葉市が瓦礫受け入れを正式に断念しました!

2012-08-10 16:01:09 | 放射能瓦礫と水源地へ埋立問題
こんにちは!
既に新聞やネットで報道でご存じだと思いますが、千葉市がついに瓦礫受け入れを
断念致しました。この方向に行くことを信じて動いてまりましたが、ようやく市長からの
発言も出ました。
 
 
3月から署名集めや交渉など、陳情や抗議行動行ってきましたが、皆様のお力添え
または情報拡散や働きかけ等のアクションの積み重ねの結果ではないかと感じてます。
本当にありがとうございます。
 
被災地での森の防潮堤が進むよう世論を盛り上げていく必要がありますし、他の地区での受け入れ場状況なども
引き続き見ていく必要があります。
また千葉市長や議員、行政の負の側面を間も当たりにしました。
汚染地帯である千葉ですので給食問題、ゴミ有料化、水源地問題など引き続き
注視して声をあげていけたらと思います。
引き続きどうぞ宜しくお願いします。
 

東日本大震災:千葉市長、がれき受け入れ辞退 「市民感情も変化」 /千葉

毎日新聞 2012年08月10日 地方版

 「受け入れ要請が遅いので、市民感情も変化してしまった」−−。千葉市の熊谷俊人市長は9日の定例記者会見で、3月に自ら表明していた東北地方の震災がれき受け入れの辞退を表明した。県内では、受け入れ表明していた市川市など千葉市以外の自治体には、がれき受け入れの要請自体がなく、賛否両論が巻き起こっていた東北の震災がれき受け入れは、最終的に実現しないことになった。

 熊谷市長は今年3月、震災がれきの受け入れを表明。その後、復興支援などで職員を多く派遣していた岩手県陸前高田市のがれきを受け入れる意向を固めていたが、調整役の環境省や岩手県などからの連絡がない。熊谷市長も「受け入れには、清掃工場や最終処分場周辺の住民への説明が大前提なのに、具体的な話がないと説明さえできない」と気をもむ状況が続く一方、市には電話やメールなどで300件以上の受け入れ反対意見が寄せられていた。

市廃棄物対策課によると、7月27日になって環境省を通じ、初めて、陸前高田市のがれき約3万6000トンの受け入れ要請があった。処理施設周辺の住民自治会と協議に入ったが、賛同する意見がある一方で、強い反対も目立ち、市は説得を試みたが、理解が得られず、受け入れ辞退を決断したという。

 熊谷市長は「少しでも被災地を助けたいと多くの人が考えていた時期に、具体的に検討できれば受け入れられたかもしれないが、環境省などから具体的な要請がなく、その間に自治会の気持ちも変わった。国の(がれきの)広域処理のプロセスが不透明で、もう少し情報を開示してほしかった。残念です」と述べた。

 一方、環境省の担当者は取材に対し「被災県内で可能な限り処理するための調整に時間がかかり、やむを得なかった」とコメントした。【斎川瞳】

千葉市 震災がれき受入れを拒否(千葉テレビ9日)

震災がれきの広域処理への協力を表明していた千葉市が、8月になって処分場の周辺住民の反対を理由に、国からの受入れ依頼を断っていたことがわかりました。
千葉市の熊谷市長は「被災地の復興のため」として、ことし3月に市内の清掃工場や最終処分場周辺の住民合意を前提に震災がれきの受入れを表明しました。その後、岩手県陸前高田市からごみを受入れる方向で調整が進められましたが、4月以降環境省からは連絡がなく、7月27日になって可燃ごみ3万トンの受入れを求める要請があったということです。
これを受けて、千葉市は関係する自治会に受入れへの賛否を尋ねましたが、処分場周辺の自治会からは合意を得られず、千葉市は8月6日に、環境省に断りの連絡を入れたということです。熊谷市長は「大変残念だ。ここまでのプロセスは分かりづらく、時間も経過し過ぎた。いずれにせよ地元が反対している以上、受入れはできない」と述べました。

 
 

8.6ヒロシマ 再稼動を強行した野田首相の「式典」参加許すな! 直撃デモ!

2012-08-07 19:46:14 | ヒロシマ


8.6 8時20分 ドーム前


ドイツ・ゴアレーベン核廃棄物処分場建設反対同盟委員長(右) マーティンドナートさん前委員長ケアスティン・ルーデックさん(真ん中)

中国電力へデモ

8・6ヒロシマ大行動 集会での被爆者の訴え
 

http://youtu.be/TMjHLi4NHVU

今年の86ヒロシマ大行動、IWJ広島さんが中継してくださったおかげで全国から大反響!

★朝の野田弾劾・中電包囲デモ: 

★集会: 

★昼デモ:


8月6日午前7時半、原爆ドーム前に集まり、野田首相に空前の怒りの声を!

2012-08-02 10:57:19 | ヒロシマ
 
8月6日午前7時30分−原爆ドーム前へ集まろう!!



8月6日広島 野田首相弾劾デモの呼びかけ 

再稼動を強行した野田首相の「祈念式典」参加を許さない! 
8月6日午前7時半、原爆ドーム前に集まり、野田首相に空前の怒りの声を! 

〈3・11〉から二度目の「8・6ヒロシマ」を迎えるにあたり、私たちは訴えます。原発再稼動を強行した野田首相の広島訪問、「祈念式典」参加を絶対に許さない! 首相官邸前の「あじさい革命」、7・16「さようなら原発」集会に集まった数十万の怒りを、全世界が注目する8月6日の広島に結集しましょう。核の惨禍を拡大する野田首相を怒りの大デモで包囲し、打ち倒しましょう! 
 「ヒロシマ・ナガサキ、ビキニをくり返すな」「核と人類はあいいれない」と、被爆者が命がけで叫び続けてきたこの国で、「フクシマ」が引き起こされてしまいました。福島で降り注いだ放射能、ヒロシマ・ナガサキの「黒い雨」。起きたことはまったく同じです。だが国は67年たった今も「黒い雨」の被爆者の存在すら認めようとしない。この悔しさ、怒りを私たちは絶対に忘れることはできません。福島の人々、子どもたちに被曝を強制し続け、「国民の生活を守るため」と称して原発再稼働を強行した野田首相よ。「過ちは繰返しませぬから」と刻まれた原爆慰霊碑の前で何を語るというのか! これほどの被爆者に対する冒とくがあるでしょうか! 
 私たちは絶対に許さない。8月6日午前7時半、原爆ドーム前に集まり、福島の怒りとヒロシマ・ナガサキ、ビキニの被爆者の怒りを一つにし、核廃絶・全原発廃炉を世界に訴えましょう。そして野田首相を直撃する大デモへ打って出ましょう。平和公園を「再稼働反対! 野田を倒せ!」「核をなくせ! 原発廃炉!」の声で埋め尽くしましょう! 

野田首相弾劾デモ 
8月6日(月) 
7:30 広島市平和公園 原爆ドーム前集合 
8:20 デモ行進出発 
原爆ドーム前→元安橋→平和大橋東詰→中国電力 
 

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