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原発再稼働阻止!原発輸出絶対反対!福島の子ども達を守ろう! chiba20110507@mail.goo.ne.jp

切迫する母親 4年たっても「できるな ら避難したい」が約25%もいるのは深刻と言うしかない /毎日新聞 

2015-11-29 19:37:24 | 福島ニュース

東日本大震災:福島第1原発事故 2013~15年にアンケ「福島子ども健康プロジェクト」 成元哲・中京大教授に聞く /福島

毎日新聞 2015年05月19日 地方版

 ◇切迫する母親に驚き 4年たっても「避難したい」25%

 福島第1原発事故で避難指示区域に指定されなかった地域で小さい子供を育てる福島県の母親たちは放射線被ばくの不安をどう感じ ているのか。2013~15年に大規模なアンケート「福島子ども健康プロジェクト」を実施した成元哲(ソンウォンチョル)中京大教授(48)に聞いた。 【日野行介】

 −−調査に取り組むきっかけは?

 12年2月に福島市で子供たちを避難もしくは保養に連れて行く団体の会議があり、小さな子を抱いた母親たち300~400人が 受付で列を作っていました。事故から1年近くがたち、行政が何か措置をしていると思っていたので「こんなに切迫しているのか」と驚きました。私にも小さな 子供がいるので「自分ならどうするだろうか」と考えました。

 −−調査対象を、避難指示区域外の中通り9市町村、08年度生まれの子を持つ母親としたのはなぜですか。

 避難区域外だから安全と言えるのか、その疑問が出発点です。この子たちは事故時に1~2歳。避難指示がないということは、室内で過ごさせるか、外 の公園で遊ばせるか、それとも避難させるのか、母親たちは選択を迫られます。その分、混乱も悩みも深くなります。目に見えない被ばくへの不安がもたらす影響を見るのに適していると考えました。それを可視化するには一定の層を丸ごと切り取るような量的調査しかありません。

 −−結果は予想通りでしたか?

 大体は予想通りでしたが、細部では驚きがありました。「地元産食材を使わない」「洗濯物の外干しはしない」「できるなら避難したい」は時間の経過 と共に大きく減少していますが、同一人物の判断経過を追跡すると納得したわけではないのが分かる。あきらめなのでしょう。そもそも4年たっても「できるな ら避難したい」が約25%もいるのは深刻と言うしかない。

 −−避難区域外の住民や自主避難者への賠償は極めて少額です。

 母親たちが避難をあきらめて、それでも頑張っていこうとしても手立てがない。自由回答欄で印象に残った母親の何人かに直接会って話を聞きました。 事故後は水道水を飲ませられず、ミネラルウオーターを大量に買うようになったのだから、せめてその代金分ぐらいは出してほしいと言う人もいました。除染に 投じられた巨費や強制避難者への賠償を考えたら「そのぐらいはしてほしい」と。母親たちは具体的な手立てを求めています。

福島の非難基準は、チェルノブイリの4倍も高い…。すでに福島第一原発の作業員には、被曝線量19.8mSvで白血病になり、労災認定を受けたものがいる。白血病の労災認定基準は年間5mSv以上、しかし原発事故の避難基準は年間20mSv…

あと10 万円!! 2016年冬休み保養プロジェクトへのカンパをお願いします


だんだんカンパ集めが大変になっている上に、小学生だった子供たちが中学生になり、宿泊費が大人になってくるんですね。

時は経ちます。今年の夏には保養で 参加していた子が、高校生になり、同じ学校で福島から避難してきた子と出会い、一緒にボランティアとして参加してくれました。感慨深いです。


保養は一義的には放射能から離れるということで、低汚染地千葉で保養をやるとこを否定する人もいます。しかし、日本の現状においては、保養はそれだけのも のではなく、もはや一つの運動になっていると感じます。

福島の放射線はなんでもない、事故が起きても何も変わらないという原子力推進派の一大キャンペーン にハッキリ対抗しているんですね。

福島で生活せざるを得ない人たちが、放射能に気をつけたいということを表明することもできない社会で、保養にで続けるこ と、子供とその問題を話し合い続けること、仲の良い友人に勇気を出して一緒に保養に行こうと誘って見ること。いろいろ意味はあります。よろしくお願いしま す。(スタッフYさん)

私たちは、福島の子どもたちを守るために千葉で保養活動をすすめています。これまで計8回の保養を続けてきました。
福島原発事故から4年、「放射能は安全」「帰還強制」キャンペーンの中、福島の子どもたちは県外に出ることさえ困難な状況にあります。保養は、一時的に福島県外へ行き、ストレスを軽減させるための活動です。
 私たちは、この夏の保養に続き、冬休みも保養をおこないます。あと10 万円足りません! ぜひ、みなさまのあたかい支援で私たちの保養の取り組みを支えてください。


「どうか想像力を働かせ、避難を余儀なくされた人の立場に立って公正な判断をしてほしい」原発避難訴訟

2015-11-29 18:54:51 | 福島ニュース

法廷・取材帳:福島第1原発事故 原発避難訴訟、長女の作文朗読「家族がおかしくなった」 /埼玉

毎日新聞 2015年11月28日 地方版

 ◇幸せ奪われた人の現実、訴えたい

 東京電力福島第1原発事故から4年8カ月余りたった25日、福島県いわき市から長男(10)と長女(8)を連れて県内に自主避難している河井加緒理さん(34)が、さいたま地裁の法廷で、今も続く避難者の厳しい現状を訴えた。

 原発事故で福島県内から埼玉に避難している河井さんら7世帯22人は、国と東電を相手取り約2億4000万円の損害賠償を求めている。25日に第1回口頭弁論があり、河井さんが意見陳述した。

 河井さんは震災から3日後の3月14日、自宅のあったいわき市を離れた。「避難指示」はなかったが、健康被害から子どもたちを守りたい一心だった。

 仕事のある夫とは離ればなれの生活が続き、震災から約8カ月後に離婚することになった。避難先として落ち着いた埼玉で働きながら子どもを育てる生 活が始まったが、子どもたちは体調を崩しがちに。河井さんも子どもたちを守り切れていないという罪悪感から精神的に不安定になった時期があったという。

 河井さんは「いわきでは、子どもを自然の中でのびのび育てたいと、休日には家族で海や山に出かけて四季の恵みを感じ、夜はベランダで夜空を眺めま した」と振り返り、裁判官に「どうか想像力を働かせ、避難を余儀なくされた人の立場に立って公正な判断をしてほしい」と訴えた。

 河井さんは長女の作文も読み上げた。「私は最近、地震と聞くと体が震えて泣いてしまいます。こわくてたまりませんでした。(中略)私は悲しくなりました。だって、家族がおかしくなってしまったからです」

 閉廷後、仲むつまじく夜空を見上げる親子の姿を思い浮かべた。「ささやかな幸せ」を突然奪われた福島の人たちのことを忘れてはいけない。「想像」することを怠らず、私も報道という形で、避難者の現実を訴えていきたいと思う。【山寺香】

あと10 万円!! 2016年冬休み保養プロジェクトへのカンパをお願いします!
http://d.hatena.ne.jp/chiba-sokai/


3月15日 「格納容器の一部が破断… 100km以内の妊婦、幼児は、圏外に出ることを推奨します」study2007

2015-11-25 15:31:16 | 放射能汚染

 

死の灰をかぶった避難者達のスクリーニングでは、身体除染や安定ヨウ素剤を服用するかどうかの基準値が1万3000cpmだったはずが、いつのまにか10万cpmに引き上げられます。現場では「水がない」「着替えがない」、この寒さの中で「将来のがんのリスクを取るか、今すぐの凍死を取るか」という二者択一を迫られたのです。「二者択一」を迫られること自体が、原発事故の怖さであり、被害なのです。

10万cpmというのは、サーバーメータの針が振り切れる測定値です。つまりそれ以上は測定できない、どれほど危険な放射線がでているのか「測定できない」ということなのです。昔、放射性同位元素が科学技術庁の管轄だった頃の話です。本庁の検査官がある施設の立入検査に行きます。管理区域の扉を入ったとたんに、彼のサーベイメータの針が振り切れたそうです。その担当官は、「顔色が真っ青になって飛び出した」そうです。針が振り切れるとは、それほどの「危険事態」なのです。

 

著者からのメッセージ

 

 2011年3月11日,東京電力福島第一原子力発電所の事故によって「過酷事故は起きない」,「5重の防護」といった旧来の安全神話は完全に崩壊しました.当然のことながら,その安全神話にもとづいた事故対策や住民防護はまったく機能しませんでした(1章参照).しかしながら今回の事故では,事故後わずか数日で基準値のほうを引き上げ,「問題はなかった」とする新たな安全神話が発明されました(2章参照).本来,安全の根拠として社会や政策を支えていたはずの科学は放棄され,行政によって選任された「専門家」が見かけだけの「安心」を会議室で創作するようになりました(3章,4章参照).こうした,100 mSv,基準値,検出下限値,そして県境といった「安心のしきい値」は,マスコミや一部の学者を通じて広く社会に流布され続けています.それは原発や放射能の危険性を覆い隠すとともに,原発被害と再稼働を受忍させる土台となり,新たな安全神話にもとづいた原子力災害対策指針がとりまとめられようとしています(5章参照).
 東日本大震災に伴う東京電力福島第一原発事故による被害を受けたすべての保護者と子どもたちは事故後4年近くも放置され,無用な被ばくを強いられてきました.自主避難者は理不尽で謂れない経済的・精神的負担を被り続けています.放射線とその身体への影響をわずかとはいえ知る大人の1人として,事故後4年が経過した今だからこそ,真に冷静で科学的な判断が歯止めとなり,被災住民と子どもの被害の救済に役立つことを願ってやみません.
――第5章より抜粋

著者紹介

study2007
ツイッターアカウント( @study2007 )による筆名.原子核物理の研究者(Ph.D.).雑誌『科学』に論文(「子どもの外部被ばくと全がんおよび小児白血病リスク」(13年12月号),「初期小児甲状腺被ばく調査(スクリーニング)の再評価のために――過小評価をもたらす要因とバックグラウンドを考える(14年4月号),「体表面汚染スクリーニングが示す初期甲状腺被ばく防護の不備――もうひとつの「実測データ」による線量推計(14年5月号),「UNSCEAR 2013報告から読み解く原発事故後の被ばく防護の不備」(14年6月号),「第7回「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」(6月26日開催)における,『科学』5月号論文(参考資料1・2)に関する鈴木元委員のご発言に対する手紙」(14年8月号),「見捨てられた初期被ばく――スクリーニング基準値の引き上げと変質に関する経緯(15年3月号),「神話のままの被ばく防護――事故の現実から乖離したままの原子力災害対策指針(15年5月号))を寄稿.研究者,がん患者,そして小学生の子どもをもつ親として原発事故に向き合う.

目 次

まえがき
はじめに――なされなかったこと,なされるべきこと
第1章 見捨てられた初期被ばく
限られた直接測定/機能しなかった環境測定/1桁もゆるめられた身体除染基準/「液状化」した住民防護
第2章 変質したスクリーニング――科学の消失から「安心」へ
WHOによる安定ヨウ素剤服用ガイドラインでは/公開された聴取録/混乱のなかでゆるめられた基準値/「安心の拠り所」への変質
第3章 スクリーニング基準値の意味
10万人の体表面スクリーニング検査/基準値1万3000cpmが意味する水準/子どもの甲状腺防護の危機
第4章 矮小化される被ばく被害
体表面スクリーニング検査を受けた集団の甲状腺被ばく量/東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議/1080人の子どもの甲状腺スクリーニング検査/検討を避けた専門家会議と過小評価
第5章 神話のままの被ばく防護
事故の現実から乖離したままの原子力災害対策指針/汚染の現実と防護の方法/「安心のしきい値」/新たな安全神話
補論 沈着速度の考え方――土壌汚染から被ばく量を推定するために
コラム study2007と被ばく
参考文献
 
http://pancreatic.cocolog-nifty.com/oncle/2015/06/6-733f.html 
     

原発やめてほしい」と吉永さん 本出版で岸恵子さんと会見

2015-11-25 09:42:02 | 動画

対談本を出版した女優の吉永小百合さんと岸恵子さんが7日、東京都千代田区の日本記者クラブで記者会見し、原発問題や国際情勢などについて語った。

吉永さんのこういった批判精神は、彼女いわく婦人画報」の元編集者で平和活動家
だった叔母の川田泰代さんから受け継いだものだといいます。
この川田さん「アムネスティ・インターナショナル日本支部」の創設メンバー
こちらから☆

http://ameblo.jp/hoshitukiyoru7/entry-11891610500.html


リンク

小出裕章 (京大) 非公式まとめ