大阪・関西万博に行った2日後、
カッパさんが発病した。
薄着で行ったため、海風にさらされて寒い思いをした。
翌日、カッパさんは掛け布団を春夏用に替えた。
その晩に限って真冬の気温だった。
そんな不運が重なり風邪を引いたようだ。
カッパさんの体温が38℃越えが続き、とうとうお店を休業した。
私もカッパさんの看病にいそしんでいたが、
案の定感染してしまった。
コロナ禍もそれ以前も風邪とは無縁だったのでさすがに応えた。
つらい・・・。
今も倦怠感、食欲不振、頭痛、喉の痛み、鼻づまりなどの数々の
禍が私を取り巻いている。
そして風邪を引いておとなしくなったはずのカッパさんに
色々と酷い目に遭わされてメンタルもガタガタだ。
まず1つめ
ドラッグストアのチラシを握りしめたカッパさんに
歯ブラシを買ってきてほしいと頼まれた。
「これと同じやつ」と見せられてわかったと返事して買ってきた。
しかしよく見ると、毛が「ふつう」ではなく「やわらかい」奴を買ってきてしまった。
慌てて買い替えに行ったものの今度はブラシが「4列」ではなく「3列」のを買ってきてしまった。
結局2往復したのだ。
歯ブラシのパッケージはどれも似たり寄ったりでわかりにくい。
普段は電動歯ブラシを使っている私には、
歯ブラシ1つがそんなに細分化されているなんて知る由もなかった。
そんな私にカッパさんは「子どもの使いやな」と言い放った。
これは絶対に行ってはいけない言葉だ。
ちゃんと自己完結しているのだから「子どもの使い」ではないし、
アンタのために買いに行ったのだ。
相変わらず人の立場にたてないヤツだ。
2つめ
発病してしまったカッパさんのために作ったにゅう麺が
とても美味しかったようで、翌日も食べたいとねだられた。
翌日は私も発病してしまったが熱を押してにゅう麺を作った。
栄養価が高まるようにと卵でとじた。
するとカッパさんが激怒した。
「よけいなことしやがって」「フクちゃんはズレてる」
「玉子の入ったにゅう麺なんかないで」
あるわ・・・。普通にあるわ。
私に感謝せずまるで罪人のように責め立てるカッパさん。
この世にこれほど非常な生き物は存在するだろうか?
この案件は今度の女子会では絶対にぶちまけないと気が収まらない。
そして熱が下がったらユニクロか無印かAmazonで爆買いしてやる。
あとカッパさんの父ちゃんと母ちゃんに会う機会があったら
この件も報告してやる。
「あんた達の息子はこんなひどいヤツでっせ」とね。
二人が泣きながら謝罪してきたら、私の留飲も下るだろうが、
きっと大笑いされるだけだろうな。
さて今日はゆっくり眠れますように・・・。