愛をさがす毎日

ADHD・アスペルガー・離人症・うつ病な私の自己満足ブログ

共依存ウイルス親子

2011-01-10 01:14:42 | 家族
毎日高1の三男を、車で片道20分くらいの私鉄駅まで送り迎えしています。

最初、4月中はまぁいいかと思い、今度自転車がボロいから新調するまでは仕方ないか…と思い、今度まぁ夏休みに入るまではいいか…と思い、

それが延々続き、3学期になった今でも車での送迎は続いています。

夏休みとか、冬休みの部活の時だけは、自転車で行くようにと言いました。

でも、今の時期寒いし、息子も毎日送ってもらってると、図に乗ってきて、

毎日送ってもらって当たり前って雰囲気になっちゃっうんですよね。

この間の冬休みに部活があり、自転車で行くように強く言ったんです。

でも、その日天気が荒れて、帰り道どしゃ降りにあっちゃったようで、

息子、びしょぬれで帰ってくるなり、エライ剣幕で怒ってるんです。

自転車で行ったら今日に限って雨が降った!って。まるで送っていかなかった私が悪いみたいに怒ってるんです。

その時ばかりは私も腹が立ちましたが、甘やかす私が悪いんでしょうね。

大原敬子さんの本の中の一節を思い出しました。

その節は「男が求める究極の女性は“娼婦と母親”」っていうタイトルなんですが、

母と子供のことが書いてありました。

*・*・*
子どもは信じている母親には何でも要求します。
例えば風邪をひいて40度の熱が出ると「お母さん苦しいよ!」と訴えます。
すると母親は徹夜で看病します。
 
子どもは素直に「うーん、苦しい」と言いながら甘えます。母親も「元気になってほしい」と必死になって看病します。熱がひくと親は安心します。途端に子どもはわがままを言いだします。「あれちょうだいよ」と甘えます。「駄目よ、まだ風邪が治っていないんだから」というと、子どもは「ばか、食べたいんだよ」と悪態をつきます。
必死になって看病してくれた恩を忘れて反抗できる安心感は、無上の至福です。

2・3時間たつと「ねぇ、お腹痛い、ぽんぽん痛い」と訴えます。
すると母親はさっき“ばか”とまで言われていながら、そんなことは忘れて狼狽します。
「どうしたのよ、どこが痛いの?」。
親子の愛情はこうしてどこかで許しあいながら信頼を築いていくものです。

男の子は小学生6年くらい、半ズボンの時期までしか、このような経験ができません。
それが過ぎると親子でありながら母と子ではなくなっていきます。
女の人は60になっても母親と娘でいられます。しかし男の子は「お母さん」と言っていながら、どこかに遠慮の部分が出てくるのです。こうして子どもの時期が終わると軽い不安を抱きながら、男の人は、男として生きることを要求されます。

*・*・*

確かに女性は生まれてずっと「女」をやってるけど、男性の場合、「男の子」から「男」に脱皮する時期がありますね。

今日はたまたま成人の日ですけど、本当の意味での成人はいつなのか、よく議論されます。18なのか、30なのか?果たして20歳で本当に成人と言えるのだろうか?
むつかしいところですけど、やっぱし小さい時に、親と信頼関係が結べなかった人ほど不安定でもろいと思う。

と言って、共依存親子が決していい訳ではありませんが…、男の子ってなんか心配なんですよね。(ずっと受動型アスペの父と引きこもりの兄を見てきたので…)

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4 コメント

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Unknown (しず)
2011-01-10 19:10:08
今の子供たちは恵まれてますよね。私が子供の頃は何があっても送迎なんてしてもらえなかった。岩手県は子供の肥満ナンバーワンだそうです。学校の統廃合で自宅から学校が遠くなり、スクールバスで送迎、運動不足なんですよ…うちの近所だって雪降って子供が外で遊んでるなんて見たことない!うつこさんの気持ちわかりますよ…可愛いと思うとつい甘くなっちゃいますよね~親の不安って子供にも伝わってしまうと思いますが…人それぞれ課題がありますよね…心の病は難しいですが、アスペであってもうつこさんの人柄とかブログ拝見してると見えてきますよね。きっと優しい人なんだと思います。
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しずさんへ (うつこ)
2011-01-10 20:43:22
ありがとうございます。もうそろそろ親離れ子離れの時期に差し掛かっているのですが、このまま手を離しちゃうかと思うと寂しいんですね。旦那との関係が上手くいっていれば、子離れもスムーズに行くんでしょうが、イマイチ私と旦那との関係がギクシャクしてるもんですから、それが子育てにも悪影響及ぼしていると思います。上2人のお兄ちゃんの時はこんなに手はかけなかったのですが、末っ子の子はどうもかまっちゃうんですよね。
そもそも私が自立してないからいけないんです。
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Unknown (バジル)
2011-01-10 23:02:57
一般的に何をしても言っても、いつまで経っても親は子を許すことになっているのでしょうか?
子供にもよると思うのですが、私の場合は母が自己中がひどく、小さい頃からがんじからめでした。
私の人生の目的は、母から自分を切り離したいことだけだったから。
一つも自分から頼むことも信じることもなかったから。

結婚も子育ても生きることも、全く自由にならず逃げ出せたのは5年前位です。
兄弟もなく父も叔父叔母も母を恐れて、一度も助けてくれなかった。

そんな私を見て育った子等は、可哀想とも思っているのと同時に、何をしても我慢する人間だと刷り込まれてる。

うつこさんが言われる通り、子は一つ許すと次を要求するのが当たり前になりますね。
子達と付き合うにも気疲れひどいです。
今もリビング占領され早く帰らないかなぁと思い、いつもよりかなり早くに自室に閉じこもってます。

私はどうやら肉親と付き合うより、ちょっと距離が置ける他人と時々馴染むのが居心地がいいです。
すぐそこに来ている老後もなるべく一人の生活を続けて、果ては施設で看取って欲しいなぁ。
何か身内が恐いです。

そんな私も検査したら、母と同じかもしれないですね。
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バジルさんへ (うつこ)
2011-01-12 01:34:21
なるほど…親の呪縛ですね。
バジルさん一人っ子だったんですね。
ご両親からすれば大事な娘さんだったのでしょうが、度を越えると束縛ですね。

私はその点、自由なのかな?気の弱ーい父と、頭の弱ーい母で、頭が弱いくせに気だけ強くて、父をボロ糞けなしてました。それが子どもの時すごく嫌でした。それでもって父方の祖母と同居だったから、嫁・姑バトルで、ホントに嫌でした。でも祖母の方が頭が良くて孫を手懐けてましたね。私はお祖母ちゃんっ子でした。(母、嫌いでした)

何があっても家族が一番とかって、よく言うけど、そんな生易しいものじゃないですよね。

家族って、難しいですね。
喧嘩したり文句を言い合える関係が一番なのかもしれません。
…上手く吐き出せなくて、どうしても不満を溜め込んでしまいます。
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