(gremz地球温暖化)
友達に呼ばれて 梅雨のさなか日南へと向かった。
東九州道が出来ているので 随分行きやすくなった。
曽於弥五郎で降りて、222号線を走ると酒谷という所に出る。
のどかな自然にあふれた町である。

急いでいたのだが、見事な(ねんねの木)ネムノキに吸い寄せられるように 道を折れ、橋を渡った。
中学校の前にあるこの木、ひと際鮮やかな紅色で満開、
車を降りると 辺り一面に芳香が漂っている。

そばにはたゆたゆと 川が流れている。
花びらが川面に落ちて まるで桃源郷のような妖しさだ。

「象潟(きさかた)や 雨に西施(せいし)が ねぶの花」
奥の細道 松尾芭蕉
この花を見ると 美女だと謳われる西施を想う。
そぼふる雨に 今にも その人西施が木のそばから現れそうな雰囲気だ。
約束の時間を忘れてしまうほど 陶酔する花の木、そうはない。

私の記憶に深く刻まれた酒谷のねんねの木 この時の木を私は忘れない。
季節がめぐって またいつか 出合いたいものだ。

友達に呼ばれて 梅雨のさなか日南へと向かった。
東九州道が出来ているので 随分行きやすくなった。
曽於弥五郎で降りて、222号線を走ると酒谷という所に出る。
のどかな自然にあふれた町である。

急いでいたのだが、見事な(ねんねの木)ネムノキに吸い寄せられるように 道を折れ、橋を渡った。
中学校の前にあるこの木、ひと際鮮やかな紅色で満開、
車を降りると 辺り一面に芳香が漂っている。

そばにはたゆたゆと 川が流れている。
花びらが川面に落ちて まるで桃源郷のような妖しさだ。

「象潟(きさかた)や 雨に西施(せいし)が ねぶの花」
奥の細道 松尾芭蕉
この花を見ると 美女だと謳われる西施を想う。

そぼふる雨に 今にも その人西施が木のそばから現れそうな雰囲気だ。
約束の時間を忘れてしまうほど 陶酔する花の木、そうはない。

私の記憶に深く刻まれた酒谷のねんねの木 この時の木を私は忘れない。
季節がめぐって またいつか 出合いたいものだ。
