「差不多」的オジ生活

中国語の「差不多」という言葉。「だいたいそんなとこだよ」「ま、いいじゃん」と肩の力が抜けるようで好き。

地方都市

2006-06-15 | つれづれ
出張が多いのでいろいろな街に行きます。最近とみに感じることが地方都市、それもかつては中核といわれていたような都市の疲弊ぶり。5、6年前まではこれほど強くは感じていなかったのですが、如実にパワーがなくなっているように感じてなりません。

昨日も合併で人口約30万になった都市に行ったのですが、中心になる駅前はごたぶんにもれずシャッターが目立つ。なにより歩いている人が少ない。おばあさんが行商で野菜を1人でぽつんと売っている姿がなんともさびしい感じ。

大通り沿いに行政が設けた「町興し」的なスペースもがらんとしていて、逆に寂しさをかもし出してしまう。大型店もこの都市の場合、ダイエー撤退で「中核」が完全になくなった印象。

まだ「何所に行ってもミニ東京」といわれていた時代のほうが元気があった。地方が疲弊して東京や大阪、仙台、福岡といった一部地域にだけ人やモノ、カネが集中した末に起きることはなにか、と思いをめぐらせると、この国の行く末に「ふー」とため息が出てしまいました。

独特な雰囲気を保っていて好きな県庁所在地をあげると盛岡と松江、金沢。だけど、盛岡は駅前に高層マンションが最近ばんばん建設されて、違和感が…イオンの大型ショッピングセンターも近々できるというから、まだまだシャッターも目立たない中心街商店街もどうなるか…地方の独自性を維持しながらそこに暮らす人々が元気になる街づくり。どこも頭を悩ませながら模索しているのでしょうが、さて妙案はあるのか。

すみません。だらだらとただ思いつくままを書き連ねただけで結論などありません。失礼しました。