「差不多」的オジ生活

中国語の「差不多」という言葉。「だいたいそんなとこだよ」「ま、いいじゃん」と肩の力が抜けるようで好き。

きょうの猫村さん2

2006-06-08 | 
漫画「きょうの猫村さん」の第2巻が出ました。「猫村ねこ」が家政婦として、あいかわらず縦結びのエプロンしめて目標目指してまっしぐら、といきたいところですが、そこは猫。ついつい、おコタで居眠りしてしまったり、水洗トイレで砂かきしてしまったり。まったりと脱力しながら日々すごしている様子です。絵はあいかわらずの鉛筆描きのような、いたずら描きのような絵。

今号では「だんな様」の不倫問題が発覚しますが、猫にはよくわからない世界のようで、素朴な突っ込みが脱力を誘いつつ、けっこう本質を突いてしまったり。「不良」の「集会」も、公園で開かれる猫の集会と同じにされてしまうと、「ま、本質は同じだわな」といきなり怖さがなくなってお遊びのように聞こえてしまうから不思議です。

着地点がどこにあるとかまったく見当もつかない内容ですが、猫村さんの、がんばりつつも脱力した日常が笑いと癒しを誘う。まさにスローライフ漫画なのでありました。

今回残念だったのは、第2巻ではなんと、一度もあの「ネコムライス」が登場しなかったのです! わかる人にはわかってもらえる話で、失礼します。