フラメンコ教室 大阪市住之江区 三重県名張市 『寝ても醒めてもフラメンコ』

フラメンコのこと、日々のささやかな想い、暮らしのことなどを、とりとめもなく綴っています。

人生でやりたいこと

2014-05-01 | 日記
今年60歳を迎えた夫の叔母が、ソプラノのリサイタルを催した。
そこに至るまでの経歴はかなりユニーク。学校の先生を30年やった後、次の人生を考えたら「音楽の勉強をしないままでは人生を終われない!」という結論に達し、55歳で大学進学、音楽を専攻。
「若い人の何倍も努力しないといけない」と、その言動にはいつも何かしらヒントを頂き、考えさせられた。
努力という言葉からは、コツコツと発声練習したり、移動中の車内で歌詞を覚えたり・・・というような姿が思い浮かぶのだが、叔母は何よりも「やりたかった勉強をやれる喜び」に満ち溢れていた。

勉強だけなら、出来る人は沢山いるだろう。
リサイタルを夢に描いて、実現させた叔母は素晴らしい!!!

ある芸事に長けた人を、周囲が「いいなぁ」「才能があるんやねー」と軽く口にするのを聞いた時、いつも居心地の悪さを感じる。
ホンマにいいなぁ、と思ってるんかなー?並大抵の努力では成し遂げられない事を、私はそんな風に口に出来ないけどなー?

やりたいことがあって、たとえその道のプロでないとしても・・・世間からしたらひっそりとした個人の人生の中で、夢を描いて努力して、それに磨きをかけることが出来たのなら、大きな幸せと達成感に包まれるだろう。それは才能に関係なく「やりたいこと」を積み重ねた先に待っているのだなぁ。
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