With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

5 Story Rock Show vol.3 / THE COLLECTORS

2010年06月27日 | Music
イギリス、カーディフ公演にて。
ポール・マッカートニーが日本人オーディエンスのリクエストに応えて、「Ram On」をプレイしたというグッド・ニュースから始まった日曜日

日本に残った自分は、今や日本ロック界の重鎮、The Collectorsの渋谷クアトロ、マンスリー・ライブに行ってきました!


4月から始まったマンスリー・ライブの3回目ということで「中だるみ」なんて言われていたものの、なんの、なんの、開演直前には、ほぼ大入り満員でした

キンクスのオリジナル・メンバーだったピート・クエイフが亡くなったからなのか、開演前のBGMがキンクスだったのはすごく嬉しかった。
こういうところが、コレクターズのライブが、他とは違う特別なモノに思えたりするポイントなんだよなあ・・・

Whoなサウンドの「愛ある世界」からスタートした今夜も、ビートの激しい曲中心ながら、メロディアスな曲が多かったので、リーダーは今でも「日本のレイ・デイビス!」なんて言われたりしてんのかな?、って思ったりした。
いい曲多いよなあ・・・

さらに中盤のインスト曲では、マジカル・ミステリー・ツアーの「Flying」まで飛び出して、今夜のステージをブリティッシュ・ロックとの繋がりを強く感じさせるものにしていた。
その昔、ポール・マッカートニーがサージェント・ペパー発表後、ジミヘンのライブを見に行き、「サージェント・ペパー」を早速カバーしているのを見てぶっ飛んだという話が残ってるけど、まるで今夜の「Flying」は、「マジカル・ミステリー・ツアー」発表後、まるでジミヘンがすぐにカバーしたかの様な、ハードな演奏で素晴らしかった

新譜からは「ラブ・アタック」と「孤独な素数たち」がセット・イン。
「君がいなきゃ」や久しぶりの「See-Saw」なんてレア曲も飛び出して楽しかった。
まさに今夜も、「今が最高」なバンドのコレクターズでした


マンスリー・ライブ、5回のうち3回行くともらえるDVD。
しっかりR盤なので、まるでブートのよう・・・。
内容は昨年末の武道館の、リハーサルと本番の様子をオーディエンス・ショットと番組未公開のプロ・ショットで構成。って、これまたブートっぽい

自分ちはBS見れないので、武道館ライブの模様はこのDVDRで初めて見た。
広い武道館のステージに立つ4人の姿は、やはり感動的。
来年あたり、ワンマン、どうでしょう・・・。行こうぜ


さ、今夜というか明け方はYOU TUBEでポールのハード・ロック・コーリング観戦だ!。

THE COLLECTORS MONTHLY LIVE 2010 @ SHIBUYA QUATTRO 27 June, 2010
01.Inst~愛ある世界
02.アーリー・イン・ザ・モーニング
03.NICK! NICK! NICK!
04.ラブ・アタック
05.明るい未来を
06.今が最高!
07.東京虫バグズ
08.君がいなきゃ
09.孤独な素数たち
10.カーニバル
11.トランポリン
12.あてのない船
13.未来のカタチ
14.twitter
15.Inst Flying(The Beatles!)
16.青春ミラー
17.See-Saw
18.Punk of Hearts
19.エコロジー

En:1
20.恋はLet's Go
21.Maybe Tomorrow

En:2
22.Too Much Romantic!
23.Chewing Gum
24.僕はコレクター
25.僕の時間機械

灯が消える前に

2010年06月22日 | Music
地元狭山市の、Rock Restaurant & Bar「ふぃがろ」が今月末にて閉店、というニュースをお店のブログで知り、今夜行ってきた

相次ぐHMV閉店のニュースや、こういう地元の音楽酒場がのれんを下ろしていくという報せを聞くにつけ、良い音楽を鳴らしてくれる、教えてくれる場所が減っていくようでとても寂しい

「ふぃがろ」は、自分はまだまだ新参者で、これで3度目。
でも、マスターはそろそろ顔を覚えていてくれて、今夜も自分好みのアナログやCDを次々にターンテーブルに乗っけてくれた


マージー・ビート周辺に始まり、ビートルズ・カバーの王道ものからマニアックものまで、よくこんなに次々にひっぱり出してこれるもんだなあ、とその引き出しの多さに関心


音楽を途切れることなく、アナログとCDを切り替えながら演奏してくれるDJ姿には、プロの仕事っぷりを感じてしまいましたねえ。
某ロック・スター氏が、「DJなんかじゃない、ライブこそがリアルなんだよ」とおっしゃっていましたが、いやいやDJだって気持ち揺さぶれるんじゃないの?、と思わずにはいられなかった


そして、寂しがっていてもしょうがない。
支えるというと大げさだけど、自分にとってのこういう居心地のいい場所や音楽がなくなってしまわないように、これからもパッケージメディアであるCDを買い、お店に足を運んで、そしてお金を払って、酒飲んで音楽を聞こうと思う!

WINGS AT THE SPEED OF SOUND / T.Jones Collection

2010年06月21日 | 西新宿系
今年前半、たいそうな話題となった、ポール・マッカートニーの元ローディ、トレバー・ジョーンズ所有のコレクションから流出した、「WINGS AT THE SPEED OF SOUND」関連の音源集

プレスで出たら聴いてみるかと思いつつ、なかなか手がでなかったものの、イエロー・ドッグ系列のAudiofonレーベルから廉価なタイトルが出ていたのでゲット

残念ながら先発タイトルと比べるとセッション・テープのうちツアー・リハーサル音源の「Richard Cory(スタジオ録音バージョン!、これは聴いてみたかった)」、「Suicide(即興的というから、これはまあいいか)」、「Stealin’(デニーのリードだから、ま、いいか)」の3曲が未収録。
代わりに76年のカナダはメイプルリーフガーデンでのライブ音源を4曲と、「Must Do Something About It」、「Beware My Love」の別イコライジング・バージョンを収録。

このアルバムのサブタイトルに「Trevor Jones Collection vol.1」とあるからもしかしたら続編に、ここに未収の3曲は含まれるのかもしれない。

そうは言ってもこの流出音源の魅力は損なわれることなく、高音質でこれまで聞いたことのない「音」を楽しむことができます

一番の衝撃は、「Must Do Something About It」のポールがボーカルをとったバージョンか
リリースされたバージョンはご存じのとおりドラマーのジョー・イングリッシュがボーカルをとっていますが、ここではポール。
あくまでもレコーディング前に仮歌を入れたような、サラっと歌い流す雰囲気ながらもジョー・イングリッシュのトロピカルなムードとはまるで雰囲気が違うので、一瞬別の曲かと思ってしまうほど。
ジョー・イングリッシュ・バージョンも相当いい感じだとは思うけど・・・

そして個人的に大ヒットだったのが、「Silly love Songs」のベーシック・トラック。
華やかなストリングスと、ブラス・セクションの音が全く入っていない、まったくの初流出音源!。
さらに印象的なブラス・セクションのパートを、ポールがスキャットで「チュッ、チュッ、チュルルルル~」と歌っていて、可愛いらしい、と言うかお茶目と言うか、仮歌を入れてあるだけなんだけど、妙にポールっぽさを感じさせてくれて、この一曲のためにこのCDを買ってもいい!と思わせるトラック

他にも「Let Em In」のリハーサル音源、「Beware My Love」のインスト・バージョンや別テイクなど初流出貴重音源の目白押し。
ポール・ファンにはぜひとも聴いてみて欲しい一枚。



ポールとトレバー・ジョーンズ。

追伸:渡英組のみなさん、楽しい思い出作ってきてください!。

Wings At The Speed Of Sound Sessions from Trevor Jones Collection vol.1
01.LET EM IN (TAKE 1,SEPT 1975)
02. THE NOTE YOU NEVER WROTE (NO STRINGS)
03. SHE’S MY BABY (TAKE 1)
04. BEWARE MY LOVE
05. WINO JUNKO
06. SILLY LOVE SONG (NO STRINGS OR HORNS)
07. TIME TO HIDE
08. MUST DO SOMETHING ABOUT IT (PAUL VOCAL)
09. BEWARE MY LOVE (COMPLETE INSTRUMENTAL,FROM ACETATE)
10. SHE’S MY BABY (VERSION 2)
11. LET EM IN (LIVE) 12. TIME TO HIDE (LIVE)
13. SILLY LOVE SONGS (LIVE)
14. BEWARE MY LOVE (LIVE)
15. MUST DO SOMETHING ABOUT IT (SAME AS TRACK 08,diff.EQ)
16. BEWARE MY LOVE (SAME AS TRACK 04,diff.EQ)

California Feelin' / The Beach Boys

2010年06月19日 | Music
オランダ戦!。
今夜はリアルタイムで見れたから、うっかりツイッターで試合結果を知ってしまい、ビアタイムをパアにするなんてことなく楽しめて良かった

地元狭山市のブック・オフで見つけたビーチ・ボーイズのベスト盤。950円!。
ちょうど8年前の今頃の季節にリリースされていたもの。
まったくノー・マークだった

いかにも「夏のBGM集」的な安っぽいジャケットにスルーしそうになるも、帯を見ると、ブライアン・ウィルソンの選曲+新録1曲、ライナーは村上春樹氏が執筆とある


「ブライアン×村上春樹」。
それだけで重要タイトルじゃないですか!?

キャピトル、ブラザー両レーベルの中から選ばれた曲達に、74年に録音されながらオクラ入りになっていた「California Feelin’」を新録して追加。

「サーフィンU.S.A」も「ファン、ファン、ファン」も入ってない。
代わりに「Wonderful」や、「Busy Doin’ Nothin’」、「Sail On Sailor」と言った曲達が・・・
まさにブライアン・ウィルソン作品集といった趣。
ビーチで聴く夏のサウンドトラックというよりも、部屋にこもってオーディオ・セットの前に座って、黙って向き合いたくなるアルバム

キャピトル時代で言えば、「神のみぞ知る」と並んで好きな「Surfer Girl」が1曲目というのが嬉しいし、「Caroline No」~「神のみぞ知る」~「Good Vibrations」の流れは、最近とっても安く使われてる感があってアレだけど、これこそホントの「神曲」ばかりで震えが出そう



この歳になってもブライアンが創り、発信した曲達に素直に反応するアンテナを持っていること、いや、受け入れる、渇望する心の隙間があるってことはとても幸運なことなんだなあ、としみじみ思う
それにしてもジャケットがなあ・・・。誰なんだこのチビッコ・・・。


同じくブック・オフで見つけたポールの90年来日パンフレット。


150円・・・。回収しておきました。

California Feelin’ The Best of Beach Boys selected by Brian Wilson

01. Surfer Girl
02. InMy Room
03. Don’t Worry Baby
04. The Warmth Of The Sun
05. I Get Around
06. California Girls
07. Caroline No
08. God Only Knows
09. Good Vibrations
10. Heros And Villains
11. Surf’s Up
12. Wonderful
13. Busy Doin’ Nothin’
14. We’re Together Again
15. Time To Get Alone
16. This Whole World
17. Till I Die
18. Marcella
19. Sail On, Sailor
20. California Feelin’

FLOWERS IN THE DOME / Paul McCartney

2010年06月15日 | 西新宿系
サッカー、カメルーン戦勝利、おめでとうございます。
本当に良かった
これで負けてたら、次のオランダ戦まで怒涛のバッシング合戦が繰り広げられていただろと思うと、それだけでもホっとした

やっぱり当事者、前線で頑張ってる人達の努力が報われることが一番
おめでとうございました。

さて、そんな時事ネタとは関係なく、今月のアタマにゲットしたCDの話題を・・・。

「FLOWERS IN THE DOME / Paul McCartney」
今やもう20年も前の出来事になってしまったポール・マッカートニーの初来日公演、東京ドームで行われた5日間のうち、後半の2日間、3月11日と13日を収録したタイトル

カセットに記録されたこの2公演は共通して、音像が中央にまとまりながらきちんとエッジが立って聴きやすい、インフォに偽りのない高音質。
ボーカルがくっきりと大きく収録されていることからも、よっぽどの好ポジションで録音されたことが想像できる

若干13日の方がドームの残響を程よく拾っていて個人的には好みの音。
11日の「My Brave Face」だけが、テープチェンジの都合で未収、過去のタイトルから補填されてはいるものの、この高音質タイトルの価値を落とすもんじゃないでしょう

そして何よりファンにとって嬉しかったのはこのタイトルでもって、90年初来日公演の最終日である、3月13日公演の模様がようやく日の目を見たことだろう。

さすがに最終日だけあって、ドーム中に、ある種独特な熱さ、ムードが漂っているのが伝わってくる

当時高校生だった自分なんかは、まだまだファンになって日が浅く、全てが新鮮で、「初生ポールだ!」と無邪気にはしゃいでいればよかった
けれど、長年の、いわゆるリアルタイム世代のビートルズ、ウィングス・ファンにとっては、2度の悲劇を乗り越えての初来日公演
そして日程変更など紆余曲折あった中で迎えた千秋楽ということで、尋常じゃない思いを胸に臨んだ人も多かったことでしょう。
そんなことを妄想しながらこの音源を聴いていると20年前の熱狂が鮮やかに蘇ってくるってもんですよ

随所で聞こえてくるリンダのコーラス=声のおかげで、2000年代以降のライブとは違ったムードにドーム全体が包まれてる。
ウィングスが(そんなことは絶対ないけれど)続いてたら、ライブはこんな風に進化してたのかな?~なんて

ポール&リンダの脇を固めるバック・バンドが今聴いてもめちゃくちゃ巧い!。
今もポール・バンドに欠かせない、キーボードのポール・ウィックス・ウィッケンズやギターのロビー・マッキントッシュもさることながら、あらためてヘイミッシュ・スチュアートの存在が光る
特にこの日の「Let It Be」での彼のソウルフルなコーラスは鳥肌もの。重厚なゴスペル・ソングに聞こえてくる。そこにロビーのソロも加わり、自分にとってはこの日のベスト・トラックか。後半リンダのコーラスがヨレるのもご愛嬌。



ラストのアビーロード・メドレー前の感謝の挨拶も感動的だけど、全てが終わったあとの「サヨナラ、ジャマタネ!、マ・タ・キ・マースッ!」という力強い声に、ようやく日本での公演を終えた、やり切ったというポールの充実した思いが伝わってきてヤバイです・・・

もう20年ですか・・・。

「FLOWERS IN THE DOME / Paul McCartney」
Live at Tokyo Dome, Tokyo, Japan 11th March 1990

Disc 1
1. Opening Film 2. Figure Of Eight 3. Jet 4. Got To Get You Into My Life 5. Rough Ride
6. Band On The Run 7. We Got Married 8. Let 'Em In 9. The Long And Winding Road
10. The Fool On The Hill 11. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band 12. Good Day Sunshine

Disc 2
1. Can't Buy Me Love 2. Put It There 3. Things We Said Today 4. Eleanor Rigby 5. This One
6. My Brave Face 7. Back In The U.S.S.R. 8. I Saw Her Standing There 9. Coming Up 10. Let It Be
11. Ain't That A Shame 12. Live And Let Die 13. Hey Jude 14. Yesterday 15. P.S. Love Me Do
16. Get Back 17. Golden Slumbers / Carry That Weight / The End

Live at Tokyo Dome, Tokyo, Japan 13th March 1990

Disc 3
1. Figure Of Eight 2. Jet 3. Got To Get You Into My Life 4. Rough Ride 5. Band On The Run
6. We Got Married 7. Let 'Em In 8. The Long And Winding Road 9. The Fool On The Hill
10. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band 11. Good Day Sunshine 12. Can't Buy Me Love
13. Put It There 14. Things We Said Today 15. Eleanor Rigby 16. This One 17. My Brave Face

Disc 4
1. Back In The U.S.S.R. 2. I Saw Her Standing There 3. Coming Up 4. Let It Be
5. Ain't That A Shame 6. Live And Let Die 7. Hey Jude 8. Yesterday 9. P.S. Love Me Do
10. Get Back 11. Golden Slumbers / Carry That Weight / The End






ニコイチ

2010年06月13日 | 日常
ヤフオクで格安、2,500円でゲットしたイームズのシェル(座面)

いわゆる「リプロダクト品」と呼ばれているモノで、正規品のモノよりも当然、さらにコイツは新古品みたいなブツだったからすこぶる安い!

でも、今回ゲットしたシェルは、発売当時の物と同じようにFRP製で、グラスファイバーの繊維がバリバリ見える、ヴィンテージ感あふれるスグレモノ
リサイクル不能ということから、最近の正規品やリプロ物はプラスティックの一種であるポリプロピレン製。


この胡散臭い「FRP PASS」ってシールがいかにもリプロダクトっぽくていいですね


裏面のマウント部分も、オールドのシェルと同様のゴムのマウントでいい感じ


手元には、別のアームシェルのベースを取り替えた際にあまった、スタッキング・タイプのベースがあるのでコレと組み合わせることに・・・。

マウント部のネジ穴のピッチをきちんと測って、ホームセンターまでネジを買いに出かけたものの、これがうまく合わない
結局測りなおしてホームセンターまで2往復するもやはりしっくりこない。
というかグラグラ
しょうがないので、高くつくけれど、イームズやアンティーク家具を扱っているお店から、イームズ用のボルトを買う!


なんと一本200円。4本で800円。高いっすよね。

でもさすがイームズ用。
今回はぴったりと合いました


完成した姿。
グラスファイバーの繊維がいいアクセントになっていい感じ。
気がねなく使えるヴィンテージ・チェアの出来上がりってか。




OLD FRIENDS, OLD LOVE / G. H with E. C

2010年06月09日 | 西新宿系
最近、週に3日は餃子とビールでやってます
なんなんだろ?。
体内時計が夏になってきたということ?。
いや、駅前に「餃子の満州」ができたからに違いない・・・。
安くてお腹いっぱい。餃子は庶民の味方ですね

さて先月末から今月のアタマにかけて西新宿では、90年代初頭に青春時代を過ごした、と言うかコンサートに行くための自由になるお金があったビートルズ・ファンに嬉しいアイテムが、いくつかリリースされてました

ポールとジョージの初来日公演を高音質でオーディエンス収録したCD達で、今夜は自分が今のところどっぷりとハマっている、ジョージの広島公演をご紹介します!。
コレの内容が素晴らしくて他に買ったタイトルがまだ聞けてない!

「OLD FRIENDS, OLD LOVE / GEORGE HARRISON with ERIC CLAPTON and HIS BAND」

音質は、インフォでは2階席最前列にて収録とあったけど、ウソでしょ?と言いたくなるくらい近い音。カセット録音らしい中域に音がまとまった、自然でマイルドな(笑)音質。なのにボーカルも楽器達の輪郭もクッキリ分離して聞こえるという個人的に大好きな音(笑)。イヤフォンで聞いてても耳が疲れるなんてこともない

そして音質のコトなんて小さなコトに思えてしまうくらい素晴らしいのが、この夜の演奏。
かねてからこの広島公演は、日本ツアー中もっとも「ロック」な日だったというのが定説となっとりますが、なるほど!、なるほど!、と頷ける充実した演奏

1曲目の「I Want To Tell You」からその違いは歴然。初日の横浜アリーナでのちょっとナーバスな緊張感あふれる歌い方とはまったく異なる、自信あふれたボーカルに唖然。

嬉しかったのは「TAXMAN」。このツアーで演奏されるこの曲は、オールディーズ・ライブハウスのハコバンが演奏してるような印象を今まで持っていたのが(そういう意味では最近のポール・バンドでの「All My Loving」もちと苦手か)、この日は十分にビートルズを彷彿とさせる疾走感あるタイトな演奏で素晴らしい


今回はたどんさんを真似てMP3を貼ってみました(128kbps)

「Cheer Down」エンディングでのスライド・ギターも情感たっぷりながら、堅実に、まるで何年もツアーで演奏してきたかのような余裕のあるプレイがカッコいい。

個人的には続く「Devil’s Radio」の演奏がこのCDでは最もお気に入り。
とにかくジョージの歌声が力強い。
CLOUD NINEからの曲、もっと聞きたかった~と思わせる出来栄え。

「Isn’t It A Pity」。昨年武道館でクラプトンが披露してくれたこの曲。
ここではもちろん、ジョージのボーカルにクラプトンのギターで聴けます。
ボーカルをとるジョージの横で弾くクラプトン。
わかりきっているけれど、もう2度と目にすることができない2ショットが浮かんできて、思わずウルっと・・・。



この日の公演を目にできた人がホントに羨ましく思えるタイトルでした。


GEORGE HARRISON WITH ERIC CLAPTON AND HIS BAND - OLD FRIENDS, OLD LOVE
Live at Hiroshima Sunplaza, Hiroshima, Japan 6th December 1991

Disc 1
1. Opening 2. I Want To Tell You 3. Old Brown Shoe 4. Taxman 5. Give Me Love
6. If I Needed Someone 7. Something 8. What Is Life 9. Dark Horse 10. Piggies 11. Pretending
12. Old Love 13. Badge 14. Wonderful Tonight

Disc 2
1. Got My Mind Set On You 2. Cloud Nine 3. Here Comes The Sun 4. My Sweet Lord
5. All Those Years Ago 6. Cheer Down 7. Devil's Radio 8. Isn't It A Pity
9. While My Guitar Gently Weeps 10. Roll Over Beethoven


FREEDOM WIND / The Explorers Club

2010年06月01日 | Music
絶対に買う!、と手帳にメモまで入れてたクセに忘れてしまうってことありませんか?。
僕はちょいちょいあります

これは、そんな忘却の彼方に追いやっていたところを、お気に入りに入れてるブログさんで取り上げられているのを見て思い出し、あわててゲットした1枚

「The Explorers Club / FREEDOM WIND」

ジャケット見ただけで中身の音が聞こえてきそうな、ゴキゲンな一枚。
ビーチ・ボーイズ、初期のサーフィン、ホット・ロッド路線から「SMILEY SMILE」~「WILD HONEY」の頃の、あの音がたっぷり詰まったスゴイ、彼らのデビュー作!

ビーチ・ボーイズ、ブライアン・ウィルソン、はたまたフィル・スペクターの音作りを意識したバンドや、アルバムは色々見たり聞いたりしてきたけれど、これはなんというか、とにかく音がリアル!。まるで彼らのオクラ入りになったテープを聞いているかのよう・・・

ラスト前の曲「Last Kiss」なんかは、絵づらとしてマイク・ラブとブライアンが歌ってるシーンが浮かんでくるし、サビの部分のファルセット・ボーカルはもうブライアンそのもの!

リングウェアや、経年による黄ばみといったダメージ加工(といってもプリントだけど)が施されたこの紙ジャケを手に取るだけでもなんだか嬉しくなってくる

今日は仕事で小田原~逗子まで駆け抜ける間、ずっとこのアルバムをかけっぱなし。
134号沿いの風景にバッチリはまってた。


今さらだけど、今年の夏のプレイリストに加えるべき一枚を手にすることができたなあ。

私事ですが、今日は誕生日。今日の気分は彼らの曲で「Do You Love Me?」
ルックスは・・・ちょっとアレだけど・・・。



Happy Birthday To Me・・・。