With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

行ってきました。・・・リバプール編

2008年06月08日 | photo is・・・
イギリス時間6月1日。
移動時間の長さと睡眠不足から、こちらへ来て何日目なのかも、ややぼんやりと。
夜のポール・マッカートニー、ライブまで、今日はリバプールのゆかりの地巡りをすることに。

ホテルからアルバート・ドックまで歩く。


途中には、ポールがあちこちに。


今日は世界中からここに、自分達のようなおバカちゃん達が集まってきてるんだろうなあ


定番の「ビートルズ・ストーリー」に入る。
さすがに80年代前半(?)のオープンだけに、造りや展示スタイルにやや古さを感じてしまう。
増床されたという後半部分は、「さいたま」みたいだった。
でも、キャバン・クラブを模したブースで、ハリボテのレンガ壁に触れた瞬間に「ツイスト&シャウト」が流れ、思わずウルっと・・・。ベース持って初めて練習したのがこの曲だったんだよなあ・・・。なんだろう、やっぱりリバプールにいるっていう意識からか、感じ入りやすくなってるみたいだ


ファンにとってはここも聖地のひとつ、マシュー・ストリート。
そう、デビュー前後のビートルズが夜ごとギグを繰り返してきたキャヴァン・クラブのある通り


取り壊されたオリジナルのキャヴァン・クラブの、少し離れた場所に再建され、現在営業中のキャバン・クラブ。



オリジナルのレンガを使って、元通りに再現された内部。
思っていたよりも広かった。
このフロアにティーンエイジャーの女の子、男の子がぎっしりとつまり、その先のステージに、若き4人が立っていたのかあ・・・
今日のステージ上では、地元の?、ハウスバンド?の太っちょのオジサン・バンドが、大汗かきながら熱演中だった。でもあまりにも雰囲気に合わない音だったので、そそくさと地上にあがってきた


こちらパブの看板。
こっちのデザインの方が雰囲気があると思う。


ジョンの銅像。


ライブの合間に、メンバーが飲みに来てたという「GRAPES」。


ここがオリジナルのキャヴァン・クラブの入口があったところ。


マシュー・ストリートを振り返ってみる。
意外に広い通りだし、とっても明るい。リバプールは寂れた町で、暗い街並っていうイメージはもう昔のことなのかな





リバプールの中心街からバスで30分ほどしてたどりついた交差点。ここがペニー・レイン


歌詞の中にも出てくる床屋さん。




おそらくジョンやポールが少年期を過ごした40年、50年前とほとんど変わってないであろう街並。変わらな過ぎじゃ・・・。

長~い、「Penny Lane」通りを小雨に打たれながら歩いてみる。
頭の中に、曲なんか流れたりしなかった。通り過ぎてく車のタイヤが、路面にふった雨をはじいていく音だけが聞こえる。
ビートルズに出会ったばかりの10代の頃の、むさぼる様に音を聞いて、彼らの情報をかき集め、歌詞カードを辞書片手に解読し、ジョンやポールのメッセージを夢中で読み取ろうとしてた自分がふいに蘇ってきてこみあげてしまう。あれからずいぶん長い時間がたっちゃったんだなあ。家族に守られてた生暖かい時間の空気の中を歩いてるみたいな気持だった。


通りの終点にあった「PENNY LANE」の標識。そう、今、ペニーレインに立っている


引き返して、またバスに乗って数ポイント行ったところにある、ジョンが幼少期を過ごしたミミおばさんの家。
閑静な住宅街にあって、家庭環境は複雑であったけれども、住環境は意外にイイところだったんだなあ、と思う。ナショナル・トラストの管理下にあって、自分達は入れなかった。

そしてメンローブ・アベニューを少し引き返して交差点を右折すると、ほどなく「STRAWBERRY FIELD」が現れる・・・。

う~ん、何とも・・・。言葉がでなかった。


この奥の原っぱで、少年ジョンは何を見てたんだろう・・・。
成功してから、あっちの世界に連れて行かれてしまうまでに、ここに立つ時間はあったんだろうか。

ちょっぴり複雑な気持ちになったまま、その先へ歩くこと10数分。
すべてのスタート地点、そして大げさでもなくROCKの始まる出会いがあった、「セント・ピータース地区教会」。

ジョンとポールが初めて出会った場所ですね。


たまたま他のツアー客を案内してた現地ガイドさんが、「ここを見てみろ」と教えてくれた、「エリナー・リグビー」の名前が刻まれた墓標。鳥肌がたった

ここまで来て、時計の針は17時を過ぎていた。
そろそろポールに会いに、コンサート会場に向かいましょうか


早い、って言われても気にしない!

2008年06月06日 | 西新宿系
久しぶりの西新宿ネタ。
終了してまだ1週間も経ってないのに、もうポールの「Liverpool Sound」のDVD+CDセットが店頭に並んでた!(もちろんR盤ですよ!)。

閉店間際のお店にすべりこんで、性懲りもなくゲット
ライブ後BBCにて放映、放送されたものだからもちろん、プロショット映像にサウンドボード音声で文句なし。さらに2枚組にもかかわらず、BTR店では3千円もしなかった。映像だけのタイトルだとさらに安くて2千円を切ってた。

広く放送されたものがソースになってるから、いかに早くリリースして売り切るかっ、っていうブート屋さんの、商魂のたくましさを感じてしまいますな

個人的には「A Day In The Life」よりも、あの日感動した「Penny Lane」がカットされてるのが残念だけど(演奏自体がぐだぐだだったからカットは予測済み)、これは今後リリースされるだろうオーディエンス物の完全版に期待したいな

それにしても、遠~く離れたリバプールで見たライブが、一週間もたたずに埼玉県の自宅で見れちゃうなんてすごい時代になったもんです



行ってきました。・・・ロンドン編

2008年06月05日 | photo is・・・
5月30日から6月2日まで、自身初のイギリス旅行へと出かけてきました。
目的はもちろん、6月1日にリバプールで行われるポール・マッカートニーのライブを楽しんでくることですが、もう一つ!、ビートルズゆかりの地を訪ね、彼らの息づかいを感じ、よりコンサートを感動的に楽しもう!、とあちこち周ってきました。
写真も撮りまくってきたので、いくつか掲載します。
今回は汗のロンドン編です

ロンドンに着いたらやはり、というか必ず行ってみたかったのがアビーロード。
これはもうファンなら同じ心境だと思うのですが、ビートルズにとりつかれたなら一生に一度は行ってみたいと思う場所のひとつ

地下鉄を乗り継いで地上に上り、ゆるい坂道を下っていくこと数分間。
交差点が見えてくると、右手に小さな横断歩道が見えてきました。
そして何やら横断歩道の上で、明らかにはしゃいでいるカメラを抱えた観光客達の姿が・・・。
もしやここが?
正直、第一印象は「フツ~の横断歩道やんか」。
とても世界一、アルバム・ジャケットを通じて人の目に触れた横断歩道とは思えない・・・。

でも、でも、近づいて行って横断歩道を正面にすえて立ち、まっすぐ通りのかなたまで見渡してみると・・・、そう、そこにはあのジャケットの世界が立ち現れてきたのです!。
つま先からジワ~っと頭のてっぺんまで、鳥肌がさざ波たってくるのがわかる。

「あ~・・・、ついに来ました・・・」って。
たまたまこの時間、空は晴れわたり、あたかもあのジャケット写真に刻み付けられたような青に包まれたこともあって、左奥のアビーロード・スタジオからメンバーがフラッと出てきそうな気がした・・・。

感動でしばらく立ちすくむ・・・いや、立ちすくんで感傷に浸りたかったけど、フツーに車の往来が多い!、っていうか激しいっ!、ボンヤリしてたら轢かれるっ

そうだよな、ここに住んでる人達にすりゃ普通に生活道路だもんなあ。
トップの写真はじっとチャンスを待ってようやく撮れた一枚。
左脇に停まってる車がマツダのデミオじゃなくてフォルクス・ワーゲンだったらなあ・・・。


ここを4人が渡ってったワケですね。

そして横断歩道の脇にあるアビーロード・スタジオ。
ここの地下の第2スタジオで数々の名曲たちが録音されていったんだと思うと・・・、いちいち感動してしまう

スタジオから歩いて4,5分のところにあるポールの家。

当時はここから歩いてスタジオに通ったりしたのかな。

うしろ髪をひかれながらアビーロードを後にして向かったのが、メリルボン駅。
そう映画「ハード・デイズ・ナイト」のロケ地。

映画冒頭で4人が駆け抜けていくシーンはここかな?。



この駅脇の小道「ボストン・プレイス」。これまた冒頭で、駆け抜けるジョージが思いっきりコケるシーンでおなじみですね


場所は変わってここは、ハマースミス・アポロ裏の非常階段。

ここも「ア・ハード・デイズ・ナイト」中で「キャント・バイ・ミー・ラヴ」が流れるとともに4人が駆け下りるという、印象的なシーンが撮られた階段です。


今度はロンドンの中心街、サビル・ロウ。

旧アップル・ビル(左から2番目のビル)。
ここの屋上で、伝説のルーフトップ・コンサートが開かれたんですねえ。


映画「レット・イット・ビー」から、ジョンとヨーコがロールスロイスから降りてきてビルに入っていくシーン。

入り口の様子もほぼ当時のまま。今は使われていない様子。


真下からルーフトップを見上げてみる。
あの上から「ゲット・バック」が鳴り響いてたんだ・・・


途中リンダ・マッカートニーの写真展も楽しみつつ・・・。


ポールのMPLオフィス。


ジョンが66年、コメディ番組に出演した時に案内係に扮した公衆トイレ。


ロンドンの象徴、エロス像。特にエロスは感じなかったです

最後は、ロンドンの中心から西に離れた場所にある、チズウィック・パークへ。

ここは「ペイパー・バック・ライター」、「レイン」のプロモーション・フィルムが撮影された場所なわけなんですが・・・。
探しに探してようやく辿り着いた園内に足を踏み入れると・・・。
思わず「何なんですか、ここは・・・。」と言葉を失いそうになった
プロモを撮影した当時とほとんど変わってない!。











今日これまで周ってきた場所はどこも、4人の痕跡を感じさせてくれるのに十分なほど変化のない場所が多かったわけだけど、ここはまるで、さっき撮影を終えて、「メンバー、スタッフともにもう撤収していきましたよ・・・」、みたいな生々しい空気感までも感じられる。
広い庭園内を包む静寂さが一層、「祭りのあと感」を際立たせてるとでも言うのか。






こちらも撮影に使われた園内の植物園。
今は残念ながら廃墟のような状態だった





バンド単位で行く人達がいれば、ここでフォト・セッションなんかしてみるのも面白いんじゃないでしょうか

とりあえずここまでがロンドン編。
次回は涙のリバプール編です。