With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

リマスターの実力はすごかった

2009年10月03日 | Beatles
あっと言う間に10月に突入し、Tシャツいっちょうで寝たらすっかり風邪をひいてしまいました

風邪をひいても、秋になってもまだまだ続くビートルズ・リマスター、マイブーム
ちょっと時間が経ってしまったけれど、先月の連休の初日(シルバーウィークって言うんでしたね)、「リマスター発売記念、聞き比べ視聴会」に参加してきました!。

リマスター盤(ステレオ、モノ)と、旧規格CD、オリジナルUKモノorステレオアナログを、超ハイエンド・オーディオ機器にて聞き比べる!という贅沢な企画


会場になったディスク・ユニオン新宿店オーディオ館の会場には、アビーロード・スタジオの、今回のリマスター作業時にも使われた「B&W」社のスピーカー(若干、下位機種だったそうですが)と、総額1千万超のスーパー・ハイエンド機器により試聴セットが組まれてました!


自分なんか、もうこんなスゴイ環境で音楽を聴くことなんか、一生ないだろうと思うとテンションも上がる

基本的には、87年の旧規格CDを基準として聞いてから、その後オリジナル・アナログ、各国のミックス違い盤、そしてリマスター盤と聞き比べていくという流れ。


「これからかけますのは、マト1、ラウドカット、・・・」と説明が入ります。
ある意味とってもディープな世界

意外だったのは、旧規格CDの音がそんなに悪くない、と感じたこと。
さすがにこんだけの超ハイエンド機器を使えば、20数年前に制作されたCDでも、収められた情報をフルに引き出しているということか。

そして注目のオリジナルUKアナログ。
「Please Please Me」のマトリクス1、モノ、ゴールドパーロフォン!。いわゆる初版中の初版もの。
物心ついてから、ほとんどアナログなんか聞かないで育ったヤングな自分には、衝撃的な音!だった。
だってCDより音がいい。全体的な音圧も高くて、抽象的な言い方しかできないけれど、音がすごくふくよかな印象。
加えてモノ・ミックスによる、音が塊となって向かってくるようなド迫力・・・。
「磁気テープはレコーディング後すぐに劣化が始まる」、「CDの音は、初版もののレコードの音にはかなわない」なんて言葉や記述はこれまでに何度も耳にしたり目にしてきたけれど、なるほどこういうことか・・・、と大納得

その後リマスター、モノの「Please Please Me」を聞く。
これがなんと、アナログ・オリジナルモノ盤にかなり近い印象
ナビゲーターの宮永正隆さんも何度もおっしゃってたけれど「いい仕事をしてる!」という音。
今回のモノ盤は、紙ジャケを含めて、このオリジナルUKモノの音再現を目指しているということがよくわかりました。

その後も次々と聞き比べは続くも、概ね同じような印象。
60年代当時の空気感、音が、鮮度ピチピチのまま溝に刻みこまれたアナログ盤への関心が俄然高まってしまったのと同時に、手ごろな価格で近い音が楽しめる今回のモノリマスターへの愛着がグっと高まった試聴会でありました