かまくら五山めぐりをおえた、クリンたちは、
としまや(豊島屋)で
おみやげを
買ってかえることに しました
でも、今回は 「鳩サブレ」ではなく、
ねらいは
決まっています
「鎌倉五山」という名の おかし(菓子)です。
としまやが、
5つのぜんでら(禅寺)の つりがね(釣鐘)を もして・作った、
この めいか(銘菓)。
らくがん(落雁)の粉が まぶされた、いろんな味の 「あんこ玉」です
せつめい書を見ても、とくに「この味が、このお寺」という
してい(指定)は ないようですので、
クリンが 味見して
どの味が
どのお寺にふさわしいか、
決めたいと思います
(手前右から、みそ、ごま。後方右から、梅・柿・黒糖の各味)
味噌味:一位・建長寺 (けんちん汁からの発想)
ゴマ味:二位・円覚寺 (舎利殿=仏舎利とゴマが似ているので、こじつけ)
梅味:三位・寿福寺 (北条政子のイメージ)
柿味:四位・浄智寺 (門の横に柿の木があったので)
黒糖味:五位・浄妙寺 (一番ふつうっぽかったので)
(よし)
「でもさ~、
舎利殿の屋根、柿葺きだから、
円覚寺が柿のほうが
合ってるんじゃないの?」 (チット)
「・・・・先に言ってよ。」