ひよりみ日記

セルロイド人形ミーコと
ネコのおまけとヨモコと
飼い主セルやの日常

セルロイド・ドリーム(HP)

ミルコの独白 「ネコに歴史あり」

2012-11-16 16:19:11 | Weblog

アタシの姓は夢尾、名前はミルコ。
2006年春の生まれだから、当年とって6才と6ヶ月になります。
アタシには4匹の兄弟がいましたが、そのことは別の機会にお話しします。
実はアタシは二代目のミルコです。
今日は薄倖だった初代ミルコのお話をしましょう。

2005年、知り合いのお姉さんがセルやパパの家に下宿することになりました。
若い女の人と一つ屋根の下で暮らすにはどのようにコミュニケーションを取ればよいか、
シャイなセルやパパはいろいろ頭を悩ましたそうです。
その人がネコ好きと聞いていたので、ネコが共通の話題になると思い付いて、
ネコのボランティアをしていた猪やっこさんに子猫の世話をお願いしました。
数日後、猪やっこさんは避妊を済ませた黒白の子猫を連れてきてくれました。
セルやパパはネコの飼い方を知らなかったので、餌やりの方法からトイレのことまでいろいろ教えてもらいました。
猪やっこさんは帰り際に、「完全室内飼いの約束は守ってくださいね」と、念を押して帰って行きました。
子猫の名前は割りにすんなり決まったそうです。
HPのセルロイド・ドリームに引っかけて、夢尾ミルコと名付けられました。

生まれて半年くらいの子猫だったから、小さいミルコの可愛いかったこと。
セルやパパが猫かわいがりしたのは当然です。
窓いう窓、戸という戸はすべて閉め切り、ミルコの世話をしていましたが、
ある日、うっかり戸を半開きにしていたところ、ミルコが逃げ出してしまいました。
「ミルコ、ミルコ」と、家の周りを探しましたが見つかりません。
猪やっこさんにミルコが逃げ出したことを報告すると、
「子猫だから遠くへは行っていないでしょう、少し待ってみたら」と、言われました。
お腹が空いたろうに、翌日もミルコは帰って来ません。
あきらめ掛けたその夜、お風呂に入っていたお姉さんが子猫の鳴き声を聞いて飛び出しました。
ミルコが庭先にいたのです。
それを知ったセルやパパは飛び上がらんばかりに喜んだそうです。
すぐに猪やっこさんにミルコが見つかったことを報告しました。

翌日、猪やっこさんが突然やって来て、ミルコを連れ帰ると言います。
完全室内飼いの約束をしたのに、外に出すとはネコを飼う資格がないと怒られました。
「もう二度と逃がさないから、飼わせてください」と、頼んでもダメでした。
「ネットの友人たちに応援してもらって、猪やっこさんの理不尽を責める」と、脅しても、
「どうぞ、勝手にしてください」と、相手にしてもらえず、ミルコは連れ帰られてしまいました。
ミルコがセルやパパの家に居たのは10日間ほどの短い間でした。
ミルコがいなくなった寂しさから、もう二度とネコは飼わないと誓ったセルやパパでしたが、
翌年、またネコを飼うことになりました。その曰わく因縁は後日、お話しします。

初代ミルコは猪やっこさんの計らいで別の家にもらわれて行き、名前を変えて可愛がられているそうです。
バックアップを取っていなかったので、パソコンが壊れたときに初代ミルコの写真は消失して残っていません。
しかし、ひろやの ひろこさんがミルコの姿をセルロイドのネコに写し取ってくれていたおかげで、
今も初代ミルコの面影を偲ぶことが出来ます。

コメント (2)
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