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話の扉

一級建築士 野積基子所長のブログ

内覧会そして引き渡し

2008-10-03 20:59:35 | 日記・エッセイ・コラム

依頼者から相談受けて 設計 打ち合わせを重ねてから 

着工・完成へと1軒の家が仕上がるまでは 

平均10か月から 長いと1年以上かかります

今月は タイミング的に3軒の引き渡しがあります。

始めの1棟目が明日 明後日内覧会を吉井で行います。

昨日・今日と内覧に向けてお花や小物を飾ってきました

見に来てくれるお客さまへのこちらの気持ちを表現します

また、施主さまへ送り出す一つの節目にもなっています

いつも感じるのですが、それはちょうど 娘を嫁がせる親の心境

また独立していく息子への親の気持ちによく似ています。

施主との話し合いや設計で悩んでなかなか案がまとまらない時、

提案プランに眼が輝くように喜んでくれた時

予算組で眠れない日が続いたり・・・・・

工事現場での職人との打ち合わせから 納まりの悩みが嘘のように消えて時、

など など ・・ ・・・・・・・・・・・・・

その物件により様々ですが、

約1年間の記憶がいっぱい甦ります。

いずれにしても この機会を任せていただきました

依頼者に心より感謝いたします。

また、設計意図を実現してくれる職人に感謝です。

内覧会では真剣に家造りを考えている方が見に来てくれると

嬉しいです。


自由学園 明日館

2008-09-18 16:24:42 | 日記・エッセイ・コラム

久し振り 本当に久し振りに自由学園に行きました。

http://www.jiyu.jp/tatemono/myonichi.html

数十年ぶりです。

建築を始めたばかり学生時代に

建築史担当の先生に連れっててもらったと

思います。

当時、日本の歴史的建築以外で近代建築を

見て とても印象的な感じが甦りました。

建物全体の高さが絶妙です

ヒューマンスケールというか

とても心地良い 空間です。

P1000872

どちらかというと 全体的に低目に設定されています。

高さが高ければ良しする価値観からすると

低い空間の良さを伝える 感じてもらえるのは

設計的には至難のことと痛感した日でした。


読書感想

2008-09-12 19:21:07 | 日記・エッセイ・コラム

「住まいの中の自然 」小玉祐一郎著 丸善 出版

軽い気持ちで読み始めたのですが、

なかなか面白い内容でした。

建築と自然のかかわり

生きることと自然とのつながり

自然とどのようにつきあうのか?・・・

住居の歴史には住まいと自然の関係に密接なつながりから

人々の工夫の数々や気候風土に適応した住宅は

限られたエネルギーと資源を上手に活用しているだけなく

自然と宇宙とのバランスを考えたもの

そして先人の教えに学びながら 環境と共生できる家の

計画や技術の開発が着々と進められいる実績リポートが

説得があります。

現在すぐ結果が出なくても方向だけはきちんと見据えていきたいです。


雨 雨 雨・・・・・・

2008-08-29 10:06:55 | 日記・エッセイ・コラム

もう 1週間以上 雨や曇りとすっきりしない天候が続きます。

この期間中解体した現場はそれは 田植えよりもっと

ぬかった状態で 歩くたびにクルブシまで埋まってしまいます。

地鎮祭も足場板やシートの総動員でやっと済ませました。

降らない天候も困りますが、降り過ぎも厳しいものがあります

本日のニュースで岡崎地方の台風のような水害を見ると、

自然の脅威を感じ、また恐ろしい限りです。

最近の雨は 本当に変ですね。

局地に雨粒も太く長時間降ります。

どんなに科学や文明が進歩しても

結局自然にはかなわない典型です。


現場

2008-08-25 19:20:32 | 日記・エッセイ・コラム

横須賀の田浦へ行ってきました。

神奈川はどこでも坂道で、それもかなり急坂が多く

また敷地も大変狭く 業者は苦労するだろうなと

思いました。

普段群馬県内の仕事が多いと格段の差を感じます。

いかに 条件的で楽しているか!感謝 感謝です。

敷地も30坪ぐらいで 法令的に厳しく狭小プランとなり

細かな工夫が必修となります。

海の無い所から身近に潮の香りがするのは

とても新鮮で気持ちいいです。