おばちゃん1人、子供の輪に加わっている。
なるべく、お邪魔虫は、控えるようにしているが、
お友達が、
「ドロちゃん、意識ぶっ飛んで首が後ろに落ちてたよ。」
などと報告をくれると、心配で、時々参加するようにしている。
意識が飛ぶのは、うちだけなのです。
治療の成果か、こちらで継続的に治療を受けている子には、意識消失がないのです。
今日の夕食後、ある子が、
「甘みが分からない。」
と言う。
うちの子も、嗜好が変わった話をした。
味が変だとも良く言うよと話した。
人格も変わったし。とも言うと、
皆んなビックリしてた。
またある子は、
「この間、おばさんがわからなくて、「誰この人?」
って言いそうになったけど、黙っているうちに、思い出した。思い出したから、まあいいかって思ったんだ。」
「朝ごはんが何食べたかすぐ忘れるって先生に言ったら、忘れることで悩まない。何食べたかなんて思い出さない。みたいなこと言われた。」
と言う。
すると、他の子たちが、
「みんなのことを忘れても、私のこと忘れないでね。」
と言う。
「もし私のこと忘れたら、学校行かないで、思い出すまでずっと一緒にいる。」
と言う。
「私が介護する。」
などと、口々に呟く。
どんな時にも、どの子も、笑いながら言う。
どの子も素晴らしい。
愛おしい。
日々、
感動です。
子供たちの
美しい心に触れるとき、
私の心は救われる。
私の心は洗われる。
ありがとう。
多くの被害者の子供達。
そして今宵も、また涙する
泣き虫な母である。