ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

インプラントのこと、神の癒やしと奇跡のこと

2014年04月11日 | 信仰

Photo ■ インプラントも2回目となると、だいぶん様子がわかってくる。
 前回は手術の手順、あらましを説明したが、基本的にはやり直しのきかない高度な手術であり、保険外の高額な手術であり(私の場合、半年という長い期間を要する上、諸検査に当日は二人の医師、二人の看護師が計2時間かかりっきりで、高額の費用は残念ながら正当なものと思われた)、また起死回生の最後の手段と思う。
 左上奥歯の真ん中の臼歯、この歯が末期状態でもY医師はすぐには抜かず、可能な限り維持してくれた。長い期間、この後を<入れ歯・ブリッジ・インプラント>にするかの選択の時間があったわけである。私は入れ歯だけは懲りていたので断固ノーであって、ブリッジの気持ちになりかけていた。しかし、である。ブリッジにするには両側の健康な歯を相当削ってかぶせるものを作る。私にはすでに2本ブリッジがあって、本当は今回は避けたかったのが本音である。で、実際に抜歯してみたら、なんと抜いた歯が両側の歯に接触していたところからかなりの虫歯が広がっており、もはやブリッジにも適さなくなっていたのである。

 残る選択肢はもはやインプラントしか残っていなかったというのが実際である。もし保険のみで治療するのであれば、どのような治療になるのであろうか?両側の歯は入れ歯もブリッジもできない状態なのである。まだ自分の歯がかなり残っていても「総入れ歯」になるのであろうか?そう言えば、私の両親はこの年頃にはすでに、総入れ歯であった・・・・よなぁ・・・。

 厚生労働省殿、このような場合は保険適用とはいかぬものでしょうか?

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Worship_55
■ 癒やしと信仰

 十年余りも前のことである。私は聖霊の体験をし、新生したクリスチャンになって願い続けていたことに「奥歯の再創造」があった。それまでの死んだような信仰生活から、天地万物を創造され、今も一人一人に対し不思議なわざをされる生ける神であることがわかってから、その願いが起きた。「神さまなら今の私の必要をご存知だし、きっとこの願いを叶えてくださるだろう。神にとって不可能はない」と。しかしこの願いはどんなに祈っても、祈っても叶わず、聞かれなかった。落胆の連続、しかしそれでもまだ信仰と希望によってあきらめずに願い続ける。ところが現実は、だんだんと年数が経っていくことによる歯の移動とかの問題に迫られるようになり、何らかの決断をしなければならないと感じるようになっていた。

 ある時祈っていると、「神はドラえもんのポケットではない」と示されることがあった。神には御心の計画があり、それはしばしば心地よいもの、願っている通りのものではないことを。<歯の再創造>について言えば、私は御心かどうかを問うて祈っているのではなかった。奥歯3本は入れ歯は不可能であるし、ブリッジもできない。できるとすればインプラントしかない。しかし費用が高く、<ただ>で完全な歯が元に戻る<歯の再創造>を自分の肉の思いで願ったのである。まさにドラえもんのポケットであり、自分にとってこうあって欲しいという、人間的な願いであった。

 神さまがその気なら、私の歯の再創造など、まったく簡単なことである。しかし食事前にお菓子を食べたがる子どものように、これは与えてはいけないことであった。もし与えられれば、ドラえもんのポケット化はいっそう深刻となり、神を自分の思いを実現するための装置のように考える、誤った信仰に陥ったことであろう。主のご計画に聞き従うことが信仰の土台であるのに、何という不遜な者になりかけたことか。
 生死まで含め、人間には計り知ることの出来ない神の計画と祝福がある。聞き従わなければ受けることのできない恵みがある。自分の願いや思いで得られるものより、それは数倍も、いや数百倍、数万倍の永遠の天の恵みだと思う。ただ神の計画だけが最善、最良のものなのだ。それを信仰という。もし御心ならば私は喜んでこの命を差し出そう。それは肉の命に優るものだから。

 だから<歯の再創造>が叶えられなかったのは、私にとってなんと幸せなことだったろうか。神の愛を感じる。

 今回ではなく初めてのインプラントでは、再創造ほどではないにしても、医師の手を通して神が与えてくださった恵みとなった。元の歯が再び生えてきたとしか思えないような、最善のものだった。


 ついでに言うと私が御心に従った時、インプラントの費用についても、すばらしい御手があったことも付け加えておこう。ハレルヤ!     ケパ

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