一人の教会員から、相談を受けた。
最近知人から「もしあなたの言う神がいるなら、どうして先の東日本大震災のようなことが起こったのか?キリスト教も、他の宗教同様、結局は殺し合いをして来た。どこにあなたの神が、真実の神だと言える根拠があるのか?」と聞かれ、どう答えたら良いのだろうか?と言うような内容だった。
この質問には二つの問いがある。一つ目は「天変地異によって人の命が失われる。この理不尽さにどう答えるのか?」というものと、もう一つは義(正しさ)の問題である。
聖書の中に「黙示録」という、今後起こることを述べてあるところを読んでみると、これから終末にいたるまで、たくさんの地震や天変地異、戦争と災害が起こると書いてある。うち続くこれら災害によって全人類の1/2近くが死ぬ。これらは私たちが「悔い改めないなら、皆同じように滅びる」ためである、と聖書は記している。たとえどんなに長生きできたとしても、もし神を信じず死んだのであれば、その命は空しい。もし死が「人々を悔い改めさせる」ために用いられたのであれば、これは意味のある死であるとも思う。
実はクリスチャンに2種類のクリスチャンがいる。皆「主よ」と叫ぶのだが、あるクリスチャンたちは「自分のしたいこと(幸福など)を神を使って実現させよう」とし、もう一方では「自分の喜び、幸福よりも、ただ神様の御心のみを行いたい」とするクリスチャンがいる。
前者のクリスチャンたちは、確かに他の宗教とはあまり変わらないだろう。しかし後半のクリスチャンに触れて欲しい。きっとその人の中に、神を見ることになるでしょう。議論よりも実際の見聞が大切です。 (Capha)