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ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』
これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

長崎にて

2012年02月05日 | 祈り

Pray1   長崎は雨の後だった。しっとり濡れた街並みが、街灯の照明に映えている。
  今日の二月五日は、実は特別な日だ。今から四百年余り前、この地、長崎の西坂の丘で、太閤秀吉の命により日本最初のキリシタンの処刑(クリスチャンは殉教という)が行われた日なのだ。この朝、長崎中の人々が詰めかける中で処刑されたのは十三歳のルドビコ茨木から、伴天連と呼ばれたイエズス会、フランシスコ会司祭を含めて二十六人、これを長崎二十六聖人という。

  日本は恐らくこの後の、島原は天草四郎の乱を含めて、今より人口の少なかった当時で、少なくとも三十万、MAXで百万ともいわれる、想像を絶する犠牲者を出しながらも、キリスト教が実を結ばなかった世界唯一の国ではないかと言われる。そして世界の中でもイスラム圏を除いて福音が自由に語れ、伝道できる国なのに、なぜかクリスチャンが、伝道を禁じられているどのイスラム諸国よりも少ないという稀有な国でもある。

  明らかにこの国には、二十六聖人以降、何らかの神の計画がある。なぜなら、神にとって失敗に終わる計画というものは無いからだ。必ず大きな計画がこの国にある。私たちは、そのみ心が成就するよう、この日、この地に祈りに来ているのだ。彼らの死が、終末の時代に大きな実を結ぶことを私たちは知っているのだから。(写真はこの日、この地で深夜の祈祷会)  (Capha)


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