一夜明けて水曜日は、アテネ市内のパルテノン神殿の
ある丘の一つ、巨大な岩の塊の「アレオパゴスの丘」へ行った。私たちの旅は普通の観光地には行かず、聖書の書かれた舞台が目的地。実際にそこに行くことによって信仰が強まり、語りかけを受けるのが恵みだ。このアレオパゴスの丘も、「使徒の働き」17章で詳しい。丘を登り、パルテノンの横目に
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ょっと行くと、松の木陰の向こうにいきなり現れる(写真)。背景の岩山がアレオパゴスの丘だ。上るとアテネ市街を一望でき、しばらく祈りの時を持つ。
次にアテネ市街の一角に近い港街「ピレウス」からフェリーに乗る。最終地はロードス島だと思うが、それまでパトモスを含め何カ所の島々に立ち寄る。大きなフェリーで揺れが少ないし、キャビンのある私たちはシャワー後、ゆっくり寝た。写真は朝の3時半ごろにパトモスのスカラに到着したフェリーの様子。
そして朝を迎えた私たちは勇躍、ヨハネの洞窟を目指して山を登ることになる。と言っても、時間的には三十分もかからないのだが。写真は右下の白い建物が幽閉され、黙示録を書いたとされる洞窟がある「ヨハネの洞窟修道院」の入り口と祈りの場所からの風景である。いつも私たちは、その横の整備された松林の中で半日から一日祈る。至福の祈りに導かれ、霊の喜びがあふれる時である。 (ケパ)