心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

10月ネパール再派遣のOT

2009-09-16 08:35:43 | 国際協力・保健/リハ/心理学分野
既に10ヶ月間の派遣が終了していて、再び10ヶ月間出かけることになった作業療法士Fさんが3日間の派遣前研修に上京していて、その一夜に訪ねてくれました。

今年の正月以来!
ダサインとティハール開けの10月中旬に着任予定とか。

ぼくの大好きな、彼女のふるさと小京都の洗練された和菓子詰め合わせを重いのに持参してくれました。
カカオ味羊羹には驚き。チョコレートムースと考えたほうがいいかも、という声あり。
昔ながらのキンツバはひとまわり小さくなって甘さ控えめ。
こちらは、適応のよかった彼女用に、ネパールの常食のダルバートとタルカリ、そして韓国風キムチ鍋を準備。

赴任先は現地の精神保健NGOが運営する、40人収容のリハビリテーション施設。
と言っても保護室もあって、閉鎖処遇で、しかもOTがいない国のため、仕事は手探り状態。
ぼくは設立時からの会員なので、古い運営メンバーとは顔なじみのところ・・・

OTの養成校が作れたら、とか、
内戦終了後のストレスケアのプロジェクトは、とか、
見通してみてもそう簡単には動かないことは自覚あり・・・

ぼくは今月締め切りで今、推敲中のヘルス出版の「世界の精神保健医療 改訂版」の「ネパールの精神保健」の項の原稿ドラフトを手渡して、
派遣先以外にもネパールの精神保健関連施設を訪問する情報を手渡しました。

彼女は、約100日間の缶詰研修の後に着任する正規のJOCV青年海外協力隊ではなくて、3日間研修の短期派遣JOCVだけど、
ネパール語は誰にも負けないくらいに堪能になり、
ネパールの人々とは円滑に付き合っているのには現地では驚かれています。

ここの施設へ派遣されたJOCVの3人目。
海外派遣者の適応を決定する要因に関する既存研究では、派遣先が要因という結果だけど、
彼女を見る限り、異文化適応は、派遣先でも研修でもなくて、個人要因が大きいということになる・・・

彼女の任期中には遊びに行くかも・・・
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来客づいていて、今晩は京都から旧友たちがやってくる予定。
抱えている原稿3つと、講演準備3つに昼間は拍車をかけて、
秋の快晴で気分のいいこの日は、日の沈んだ高尾山へでも案内しようかなあ・・・


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