井戸ほりと
金ほりの気は
十文字
(縦堀の)井戸ほりと
(横堀の)金ほりの気(ようす)は
十文字
ふんどしに
棒つきのいる
佐渡の山
ふんどし(ひとつの坑夫)に
棒つき(監視)のいる
佐渡の山
はごの子の
干ものを
ひらふあやめふき
はごの子(羽子板の羽根)の
(正月から時を経て)干もの(と化したもの)を拾う
菖蒲葺き(端午の節句時に軒先にさす)
となりにも
はしごのれいに
あやめふき
隣にも
梯子(を借りた)礼に
菖蒲葺き
火の見ばん
人のひらふを
見たバかり
火の見番
人の拾うを
見たばかり