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脳卒中発作を予防する

2022-11-06 22:43:34 | 生活習慣病
昨日、脳卒中は、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の3種に分類できる事を説明しました。今日は、そのうちの脳梗塞についてのお話です。
大雑把に言うと、脳卒中発作のうちの8割弱が脳梗塞(TIAを含む)残りの2割を脳出血とクモ膜下出血が3:1で分け合っている状況です。
脳卒中の8割近く、大部分が脳梗塞なのです。今日はこの脳梗塞について考えます。

脳卒中が3つにタイプ分け出来たように、脳梗塞も3つにタイプ分けされます。
脳の血管が狭くなったり詰まったりして、その先に酸素や栄養が届けられなくなって脳細胞が死んでしまうのが脳梗塞です。血管の詰まりかたで3つにタイプ分けされます。
動脈硬化を起こして血管が狭くなり、やがて詰まっていく脳血栓症。脳血栓症に2タイプあって、首や脳の比較的太い動脈で起きるアテローム血栓性脳梗塞と、脳の細い血管が詰まることで起きるラクナ梗塞の2種に分類されます。
残りのもうひとつが、心臓などでできた血のかたまり(血栓)が流れてきて脳の血管を塞いでしまう脳塞栓症です。
超大雑把に言うと、ラクナ拘束は軽症、アテローム血栓性脳梗塞は中等症、脳塞栓症は重症が多いです。そしてその出現割合は、ほぼ同程度といわれています。

脳梗塞の原因は、血管が使い古されて、血管の内側にコレステロールなどの「ゴミ」が溜まって狭くなり詰まってしまうか、心臓で出来てしまった血の塊(血栓)が血流に乗って飛んできて、血管に栓をして突然途絶してしまうかのどちらかです。先にも言いましたが、脳血栓症は重症なことが多く、若くして脳血栓症になってしまうと、周囲に多大な影響を与えて殺人事件の原因になってしまう事もあり得ると思われます。心房細動と言う不整脈には十分に気を付けてください。

脳梗塞を予防するには、まず生活改善を行うことです。 高血圧や糖尿病、喫煙、肥満及び運動不足、多量飲酒などは脳梗塞の発症の危険性を高めます。先に述べた心房細動などの不整脈も抗血栓薬投与などの対策を取る必要があります。 医師や薬剤師、栄養士などの指導の下、規則正しい生活と禁煙、減塩、減量に努めることが重要です。 

一旦発症した場合の再発予防のお薬として使用されるのは、抗血栓薬です。
現在、日本の死亡原因はがん、心臓病に次いで脳卒中になっていますが、数十年前までは脳卒中が死因のトップでした。これは脳卒中が減ったわけではなく、医療の進歩により死亡する人が少なくなったに過ぎません。重症でも死ななくなったので殺人事件が起きているともいえるかもしれません。

もう一度言います。脳卒中は日本人の死因の3番目、その多くは脳梗塞です。
脳梗塞は血管の老化が主な原因です。血管を老化させないためには、喫煙を止め、高血圧、高血糖、高コレステロール血症、高中性脂肪血症、高尿酸血症を是正すれば良いのです。それらを正常化したとしても、100歳くらいになれば血管の動脈硬化はある程度進むでしょう。それは、諦めてください。何時かは皆、何らかの原因で死にます。でも、80歳くらいまでの脳卒中発作、脳梗塞の多くは予防できます。

脳卒中、その多くを占める脳梗塞は、長期寝たきりの大きな原因です。貴方は、天井しか見えない寝たきりの生活、おむつを他人に変えてもらう生活を年余にわたって続けたいと思いますか?そんな介護をしたいですか?

それらを避けたいと思うのなら、今すぐにでも自分や身の回りの人の喫煙を止めさせ、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、高中性脂肪血症、高尿酸血症(痛風)を是正しましょう。それが、介護殺人事件を予防する最善の策です。介護殺人されたくなかったら、したくなかったら、ご両親、自分、配偶者の喫煙習慣、生活習慣病を見直しましょう!!将来を明るくするために!!!



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2 コメント

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Unknown (marurobo36)
2022-11-07 10:45:12
・・・

耳が痛すぎる。。。
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Unknown (camper)
2022-11-07 19:20:54
耳が痛いですかぁ?
生活を改めないと、そのうち、頭が痛く・・・・・
キャー!!!
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