命のカウントダウン(健康余命3605日)

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介護殺人を回避するために→脳卒中を予防しよう

2022-11-05 22:14:45 | 生活習慣病
不幸な事件がまた起こってしまいました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/15c16f381ae5ba6f843a68367591d4f23c6bf889
「40年間も献身的に」79歳妻を車いすごと海に突き落としたか 81歳夫を殺人容疑で逮捕「介護に疲れた」
介護に疲弊しての殺人事件、毎年40-50件あるようです。



要介護(1~5まで5段階あります)の直接原因は、1位脳卒中(24.1%)、2位認知症(20.5%)、3位高齢による衰弱・老衰(13.1%)、4位骨折・転倒(9.3%)、5位関節疾患(7.4%)となっています。
要介護の原因トップであり、長期寝たきりの原因でも多分トップであろう脳卒中について考えてみたいと思います。

脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりして起こる病態です。
脳の血管が詰まると脳梗塞、脳内の血管が破れて出血すると脳出血、脳を取り巻く血管が破れるとクモ幕下出血となります。
いずれの場合も突然症状が現れる事が多く、手足が動きにくくなったり、顔が歪んだり、しゃべりにくくなったり、頭痛が出現したりします。
この様な症状が出現したら、(全部の症状がそろわなくても)脳卒中発作の可能性が非常に高いです。「空振り」を恐れることなく、一刻も早く119番に電話してください。時間が貴方の壊れゆく脳を救います。

大事なことなので、繰り返します!! (片側の)手足が動きにくくなったり、力が入らりにくい、上手く言葉が出てこない、顔が歪んでいる?こんな時は迷うことなく救急要請してください。重症感がないので「朝まで様子を見よう」とされる方、多いのです。そして、症状が固定してしまってから受診される。脳卒中発作の中で最も多い脳梗塞発作では、命にかかわることは殆どないです。しかし、早期に受診した場合に比べて脳細胞が壊死した範囲が広がってしまい、状態が悪くなるのは勿論、後々の回復過程が大幅に遅れてしまいます。壊れてしまった脳細胞は再生不能です。それ以降の貴方の行動の自由度が大幅に低下してしまいます。
脳卒中が起こってしまったら、一刻も早い受診を!!そして、脳卒中は「予防可能な」病気です。次回は脳卒中の予防について考えたいと思います。介護殺人を避けるために、脳卒中を起こさない事、そして起こった時はFAST!!

FAST 覚えてくださいね!!



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