命のカウントダウン(健康余命3605日)

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菅原文太さんと岐阜の関係

2019-12-16 16:15:48 | 日記
前回、熊野本宮大社で見つけた 菅原文太・加織さん 親子の石碑
前回、どうやらご本人たちのものらしいとまでは言いましたが、菅原文太さんと岐阜の関係には触れずじまいでした。

文太さんは平成10年65歳のときから約10年間、岐阜県清見村(現高山市)へ夫人とともに移住され、俳優業だけではなく、農業問題や政治にも関心を示され、講演等で全国を飛び回っておられたそうです。



(人生の贈りもの)菅原文太(79):4(2013/01/24朝日新聞)
俳優・農業生産法人代表
■有機栽培に挑戦 利益優先ぶちこわせ
 ――65歳で岐阜県清見村(現・高山市)に移住されました
 岐阜はもともと「オークヴィレッジ」代表の稲本正さんから紹介されて、別荘として買ったんだ。ちょうど、富司純子さんのお父さんでやくざ映画を多く手がけたプロデューサーの俊藤浩滋さんが、東映から独立した時期だから1980年ごろかな。東映自体が、アクション映画やポルノやテレビに乗り出し、映画の世界が変わってきた。都会の東京が少しずつ嫌になってきて、よく行っていた。
 ――移住のきっかけは?
消費社会に住むのが嫌になったということかな。東京は肥大化しすぎた。耐久年数を超えたビルがたくさんあるのに、また新しいビルが建つ。東宮御所や迎賓館に近い公園にホームレスがいる。大都市東京の明暗は近年いっそうわかれてきた。このまま行ったらどうなるんだろうと思ってね。ウェルズの「タイムマシン」という作品がある。未来の人は意欲的に働かない。夜、地下の人が地上の人をさらい、最後は地球上に大きなカニのような生物しかいなくなる。そういう時代に近づいている不安があった。 
――移住3年後に俳優だった長男薫さんを踏切事故で亡くされ、2007年にご自身の膀胱(ぼうこう)がんも見つかりました大切な家族は亡くなっても傍らにいると思う。俺も古い日本人だから。苦楽はいつも半々だ。膀胱を全摘しなければ余命半年か1年と言われたが、切りたくなかった。それで温存療法をする医師を紹介してもらい克服した。いのちの大切さにさらに目が向いたね。
菅原文太さんは、1998年にJR高山駅から車で30分ほどの岐阜県大野郡清見村(現:高山市)に妻の文子さんと移住されました。
文太さん親子の石柱の向かって右の石柱に文子さんの名が刻まれていますね。
その左右のお二人は、二人の娘さんでしょうか。


岐阜移住の理由について、ご本人は
”東京の空気を吸いすぎた”
と語っているそうですが、三人の子供の独立というのも理由のようですね。
そして、その時に購入した別荘を改築し、住民票を移してから地元の親しい人には「ペンションがやりたい」と話していたそうです。
ただ、膀胱がんを公表した2009年10月に、山梨県北杜市に移住。
そして、「農業生産法人株式会社竜土自然農園おひさまの里」を設立します。
無農薬農法にこだわり、現代ではほとんど失われてしまった「農業の原点」を追求。
例えば、韓国映画『牛の鈴音』に、その「農業の原点」が描かれていると公演で絶賛していました。
また、スズキの軽トラのCMに出演していた際のインタビューでは、

土そのもの が、土を育てる。
土に何を与えるかが重要だ。
農業は土作りが基本。
それ以上、それ以下のものではない
という、土へのこだわりも熱く語る文太さん。

山梨県の農業協力隊推進事業のコーディネーターにも就任して、県外から若者の就農希望者を支援するようなこともなさっていたとのこと。
本当に本格的に取り組んでおられたんですね。
背景にある子どもたちへの思い
実は、文太さんの農業への思いの背景には、こんな気持ちがあったそうです。
成長期にある子どもたちには、特にいい食べ物を食べさせたいよな。
俺も治療のおかげで人生に時間をもらったから、大げさなことは言わないけど、安全な農産物の生産をほかの農業者と協力してやっていきたい
癌を経験して、あらためて「生きる」ということを考え、子どもたちに農薬や化学肥料を使わない安全な農作物を提供したい。
そういう気持ちだったんですね。


複数の記事をコピペさせていただいたので重なるところが多いですが、まとめると、菅原文太さんは65歳の年に東京を離れ、岐阜県高山市に移住、農業をされたり、平和の重要性を解いたりされていた。その間に息子の加織さんを踏切事故で亡くされている。
10年後に今度は山梨県に移住され、農業法人を設立され、無農薬農法にこだわり、農業の原点を目指されていたそうです。また、農業協力隊推進事業のコーディネーターにも就任されたりして活躍されていたようですね。
ご自身が経験された癌経験から、自然を大切にする気持ちが大きくなったようですね。素敵な方だなと改めて感じました。




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