命のカウントダウン(健康余命3605日)

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停電対策2

2019-09-11 22:50:00 | 危機管理
かつてのニューヨーク大停電、東日本大審査後の関東での計画停電、昨年9月の北海道大停電、そして今回の千葉、神奈川の大停電。私たちは何を学んで、将来に向かって何をなすべきなのか。
出生率改善にニューヨーク大停電が役立ったなどという小話もありますが・・・
(この停電の後、ニューヨークでの出生率が大幅に上がったことにある医者が気づき、そのことが新聞ニューヨーク・タイムズで取り上げられた。だが後の調査で、停電時に出生率が上がったとする有意差は見出だせないという結果が出ている。
しかし大規模停電時に出生率が上がる現象は他にも見出され、1977年にニューヨークで停電が発生したとき、2001年にアメリカ同時多発テロが発生したとき、2005年にハリケーンカトリーナがニューオリンズに襲来したときなど、他にも様々な災害の襲来のときに出生率が上がり、ベビーブームとなっている。いずれも、数ヶ月で出生率は正常に戻っている。
ある社会学者は、「災害のため、人々は結びつきを深めるために出生率を上げたのだろう」といっている。また、ただの偶然に過ぎないという学者もいる。)

そういえば、停電の多い国ほど出生率が高い気もしますが、それは、発展途上国で電力事情が安定していないからなのでしょうか。先進国でもやはり停電すると出生率は上がるような・・・・・
https://www.afpbb.com/articles/-/2533315(オランダ東部の町マースドリエル(Maasdriel)で、9か月前に発生した2日間にわたる停電で、出生数が44%も増加していたことが明らかになった。地元当局者が28日、語った。

 マースドリエルでは前年12月、ヘリコプターが高圧電線を切断する事故があり、町を構成する9つの村への電力供給がストップした。停電は50時間も続き、住民2万3000人が暗闇で2晩過ごすことになった。

 町の広報担当者はAFPに対し、停電当時は真冬だったため、ほかの町に避難した住民もいたが、「なかには『互いに暖めあった』住民もいたようだ」と語った。

 マースドリエルの2008年9月の出生数は26人で、前年の18人から44%も増加していたという。

 広報担当者は、町の人口が増加することは歓迎すべきことだが、「そのために停電を起こすようなことはありませんよ」と語った。(c)AFP )

今年の北海道は、来年の千葉県は・・・どうなのでしょうね!!

それはさておき、停電になると、私たちの日常生活は成り立たなくなります。家庭で動いている機械の動力源はほぼすべてが電気です。ガスは熱源として細々と生き残ってはいますが、それすら電気で置き換えたオール電化の家庭も増えています。オール電化の家が停電に見舞われると、悲惨なことになりますね。ソーラー発電パネルを設置していたとして、そのソーラーシステムが新しくて、停電時の非常時に対応していたとしても、それなりの切り替え操作が出来ないと電源として機能しませんし、それが出来たとしても蓄電システムがなければ、晴天の昼間しか使えません。
夜は闇に覆われてしまいます。


そこで役に立つのが発電装置です。
個人レベルではガソリンかガスボンベを燃料にした発電機。

非常時には燃料がありさえすればこれほどありがたい存在はないでしょう。
でも、普段は・・・・ほとんど使う機会などなく、埃をかぶり・・・
非常時に動いてくれるのかどうか怪しい・・・・・そんな存在になりますよねぇ

その点、リーフなどの電気自動車やプリウス、アウトランダーなどのPHVまたはPHEV、プリウスなどのハイブリッドカーの中にも非常時の電源として使えるものがあります。100V電源として使えなくても、携帯電話の電源車としてはほとんどの車が使えるでしょう。
https://www.ancar.jp/channel/560/

まあ、そんな中で、キャンピングカーは、ライフラインが全て断ち切られた状態で生活が可能なシステムなので、非常時に役立つことは間違いないと思います。災害時にはキャンピングカーは防災基地として役に立つのではないかという私の意見でした。

停電対策1

2019-09-11 22:06:34 | 危機管理
千葉ではまだ10万戸以上が停電しているそうだ。
この暑さの中、熱中症で2人が亡くなられたらしい。
この蒸し暑さの中でエアコンが使えないのはたまらない。
停電を原因とする断水や通信障害など、生活インフラへの影響も広がっている。
私の住む奈良中部は、紀伊半島の中心部なので、津波の心配はまずない。海がないから原子力発電所も近隣に存在しない。
台風も、和歌山県か大阪府(もしくは三重県)を通ってからしか通過できないので、台風の風による被害も少ない。
普段から世界有数の降雨量を誇る?奈良県南部では、雨によるがけ崩れなどの被害は多い。しかし、それは人口密度の低い奈良県南部の事で、奈良県の中部以北では水害もあまりない。
奈良県人のほとんどは、「1300年以上前のものが残っている奈良。天災が少ない証拠ですやん。」などと、のんびり構えている。
確かに天災は少ないのだろう。しかし、地震は怖い。奈良県にもいくつもの活断層が走っている。日本中、地震の可能性の低い土地なんて存在しない。
確率が高い地域低い地域があり、それによって地震保険の保険料に相違はあるが、確率が低い地域でも、世界的に見れば地震多発地域であることに違いはない。
下の赤点は、M7以上の地震 (1900-2013) が起こった地点です。

日本に居住する人は皆、地震に備えなければならないのです。

そしてそれ以上に警戒しなければいけないのが停電です。
奈良県には大きな発電所はないから、電力輸入県です。今回の様に、高圧線の鉄塔が倒壊したら・・・・

県全体がブラックアウトなんてことになってしまいかねません。

現代社会においては、電気は社会の血液です。血液が立たれると、電気、水道、鉄道、通信などの社会インフラが貧血を起こして倒れます。
地震は怖いですが、停電は地震以外にも台風、変電所や発電所の火事や故障、水害など、いろいろなことで起こり得ます。

個人レベルで、大停電にどう備えればいいのか、考えてみたいと思います。
長くなったので、次に移行させていただきます。