蓼科山頂で出会った驚嘆のオーディオシステム。ETONE調べてみました。
ネット上探し回ってようやく見つけ出しました。
オーデオサウンド という名のオーディオ買取店に解説が残っていました。
https://audiosound.co.jp/maker/etone/
以下に貼り付けます。
「ETONE(エトーン)とは、1960~70年代、SANYOの当時社長であった江藤氏が立ち上げ、自らの名を冠したブランドです。
最高音質のハイエンドなラインナップを誇り、当時ではトップクラスの高価なアンプを発表して話題になりました。
品質に対する自信から永久保証を謳うなど趣味性が強いブランドで、パイオニアのExcrusive (エクスクルーシブ)のようだと表現されることもあります。
特に、真空管を使ったOTL (Output Transformer Less)アンプは、どんなアンプにも真似できない音質であると高い評価を得ていました。
まさに、練り上げられたものこそが持つ厚みと音色で、特に中低~中の音に評価が集まっています。
それ故に、何ものにも代え難いその音質は、ゆったりと時を過ごす空間でのイージーリスニングに向いているとも言われます。
かつて電気製品の部品として使われていた真空管を使ったアンプは、ほんのり明るく光るガラスの美しさからも未だに根強い人気がありますが、その人気はその美しさだけが理由ではありません。
真空管にしか表現できない、温かく柔らかく、そして滑らかな音質こそがファンを魅了し続けているのです。」
江藤氏が当時三洋電機の社長であったというのは誤認の様です。三洋電機の社長に江藤という方はおられません。
江藤雅夫さん(S9.8.10~H10.9.9)は、慶応義塾大学工学部在学中のオーディオに対する研究論文が認められ、松下電器産業に入社、29歳時に独立して株式会社江藤を設立、3年後の昭和41年にオーディオの最高峰 ETONEの開発・生産に成功されたとの事です。
真空管の出力管4本並んでいるからプッシュプルだろうなどと推測しましたが、OTL (Output Transformer Less)という特殊な形式でした。
私、慶応大学工学部に4年間在籍歴ありますが・・・ちっともわからないです。(分からないから卒業できなかった!)
音の評価なんておこがましいですが・・・・
現代のアンプに比べてホワイトノイズが確かに多いです。でも、まろやかというかほっこりさせてくれるというか。懐かしい真空管サウンドでした。大人しく鳴らすしかない状況なので、スピーカーの実力は全然分かりませんでしたが、中音に厚いどっしりとして精緻な音に聞こえました。次回来ることがあったら、アニタ・オデイのCDを持参したいなと思いました。(かけてくださるそうです)
蓼科山頂で、宇宙人にでも出くわしたかのような「遭遇」でした。
皆さんも、蓼科山頂で、炬燵に入って未知との遭遇を果たされるのはいかがでしょうか?