漁船が間違いなく出航する今日こそフカセではなく浮きルアーで釣ろうと、暗い内からスタンバイ。
漁船に明かりが煌々と点き出航の準備が始まると、釣り人は竿を片手に待っている。
やがて漁船が出航し空いた埠頭では直ぐに釣りが始まる。
夜明けと共に釣れ始まるが、今日は違っていた。
何度も竿を振るが一向に釣れる気配が無い。
暫くして釣り上げた人が居るが、稀である。
見渡せる範囲での釣果はその1本だけ。
鮭が居ない訳ではなく、背びれと尾びれを水面から出して悠然と泳ぐ姿を見せる鮭もいる。
私のウキを一回りして去って行った。
その中で一組の夫婦だけが何本も釣り上げ始めた。
その場所に何人も移動し並んで竿を出すが、その人たちにアタリは来ない。
タナの深さを、その人に合わせるが釣れない。
風も無く晴天に恵まれた釣り場だが、やがて閑散としてきた。
船が係留されていた角に昨日は10人ほどの釣り人が居たが、今は誰も居なくなった。
何時もは朝食後も竿を出しているが、今日は朝食前に竿を収めた。
妻も私もボーズで、勝負は成立しないで終わった。
3日前から昨日までの妻の釣果は3匹⇒2匹⇒1匹となっている。
今日はゼロかも?と言っていたら、その通りになった。
浮きルアー釣りは出来たが、ストレスが溜まった一日だった。