写楽湯遊

キャンピングカーで名所旧跡を訪ね、温泉に浸り、たまに山歩き、写真撮影、釣りなどを楽しんでいる夫婦です。

鉛バッテリーからリチウムイオンバッテリーに入れ替えた(新ブロック図を追加)

2021年06月04日 | 車の快適化

キャンピングカーのサブバッテリーを入れ替えたのは5年前で、そろそろ交換時期で次のサブバッテリーを何にするか考えていた。

少し前にキャンピングカー仲間の友人達が従来の鉛バッテリーをリチウムイオンバッテリーに入れ替えた。

それに刺激され私もリチウムイオンバッテリーに替える事にした。

これ以降はマニアックで長い話になりますので、興味のない方は読み飛ばしてください。

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最初に行ったのは既に入れ替えを行った友人から情報を貰い、必要な機材を手配する事であった。

注文先は中国で心配だったが、友人達が入手した同じネット販売業者「AliExpress」に注文した。

注文したのはバッテリーセル4個:280Ah(1個:3.2V、4個でDC12V)、オルタネーター、ソーラパネルからの充電器「RENOGY」とバッテリーの充電状況を把握しコントロールする「BMS」。

まず最初に届いたのは「RENOGY」と「BMS」

写真を撮り忘れたので、実装したものを載せます。

これが「BMS」

バッテリーのセル別電圧などを監視し、過充電を防止する。

この様にブルートゥースでスマホに繋がり各種パラメーター設定や、セル別の電圧など充電状況を見る事が出来る。

これがソーラパネルやオルタネータから充電をコントロールする「RENOGY」

暫くしてバッテリーが届いた。

4個のセルの収納箱を作った。

底に丸い穴を開けたのは収めたセルを取り出す際に、下から押しだすように考えたが考えすぎかも!?

ピッタリ収納

いよいよ古いバッテリーの取り外しである。

作業するにあたり友人から送って貰った私の車の配線図である。

以前に省電力プロテクターを手作りし取り付けて貰った際に、私の車の配線図まで作り保管していくれていた。

そこには「RENOGY」を繋ぐ場所が明記されていた。

拡大するとこの様になっていた。

その場所の写真まで添付してくれた。

更にこの様な図面も!

素人の私でも簡単に理解できた。

理解した内容を手書きの絵図面に落とし確認をして貰った。

やはり間違いがあり指摘して貰った内容を修正する等を繰り返した。

先ずは古い機器を取り外す。

ソーラーパネルで発電された電気を充電するMPPT充電器を取り外す。

続いてバッテリーの隣に設置していた1500wのインバーターも一時的に取り外し、バッテリーや古い充電器などに接続していた線も取り外した。

取り外した古いバッテリーだが、これが随分と重い。

1個で28kg、2個で56kgもある。

その場所に新しいリチウムイオンバッテリーを納めた。

重さは20kgと半分以下で、収める場所も半分で済む。

空いた場所に「RENOGY」を設置。

リチウムイオンバッテリーやRENOGYを納めた上にヒューズなどの端子が設置された配電盤を載せて、作業は完了である。

電圧や電流の値を計測する為のシャント抵抗の下には、インバーターが収まっている。

リチウムイオンバッテリーは過充電が怖い。

過充電はBMSが監視し防止するようになっているが、用心のためソーラパネルからの配線途中にスイッチを入れ、出動している時以外は切れるようにした。

これも友人のアイデアを拝借。

ここまで簡単に出来たように見えるが、これが実に大変だった。

配線の束を取りまとめていた結束バンドを外し、各機器に接続する線だけを取り出し、間違わないよう接続する作業は思った以上に苦労した。

この際、過去に増設した小型インバーターを取り外し1500Wのインバーターに集約し、インバーター別に配線していたAC100V配線の整理を行いすっきりさせた。

接続作業が終わり結束バンドで束ね収納し、外部のAC100Vに繋ぐと順調に充電を開始!!

今までは発電機などからのAC100Vで使っていた電子レンジをリチウムイオンバッテリーからインバーター経由で試運転。

順調に稼働、問題無しであった。

これで完成したと喜んでいたが、暫くしてダイネットのメインスイッチを入れると充電アンペア数値が28アンペアから15アンペアに下がる現象が発生!!

理由が分からず直ぐに友人達に電話で連絡、支援要請!!

原因を調べるには収納したインバーターや結束バンドを切り、配線をバラバラに!!

もう一度接続ミスが無いかチェック。

幾らチェックしても接続におかしい所は見つからない。

ある配線で接続しているコネクターを外すと充電電流が正常値に戻る事が分かり、その接続先を追いかけると・・・?

原因は友人が見つけてくれた。

それはAC100Vからの外部充電器「PwerTite」だった。

故障ではなく満充電になると過充電しない様セーブ機能が働いただけだった。

しかし、これも友人達の支援が無ければ解決できなかった。

そして再度配線を結束し収納し、作業を完了した。

蓋をして座席を戻せばすべて完了である。

支援してくれた友人達に感謝!!

今残っている問題は、BMSとスマホがスムーズに繋がらない!!

この問題は別の機会に報告します。

 

追申:色々と支援してくれた友人から新しいブロック図を送ってくれた。

   大変分かり易くまとめてくれているので、ここに追記します。

                        (2021年6月4日) 

 

 

 

 

 


入り口ステップの防寒対策・施して5年後

2020年10月20日 | 車の快適化
5年前の今日、Facebookに投稿した「入り口ステップの防寒対策」です。
当時はこちらのブログは開設していませんでしたので、コピーしました。
これは現在の入り口ステップの写真です。
ステップ上部の桟の塗装が少し剥がれ、ステップに敷いた端が少し傷んでいますが、それ以外は変わらず綺麗なままです。


最近は快適化のネタも底をつき、退屈しています。
アイデアも思い浮かばなくなり、老化を感じる昨今です。
新しい快適化も無く、5年前と現在を比較してみました。

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  * 以下は5年前のFacebookに投稿した内容です。 *
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今日は入り口のステップの防寒対策の更新を行いました。
昔、冬の北海道に出かける前に車の防寒対策を色々と行いましたが、その一つが出入り口のステップでした。
ステップの足元と側面にレジャーマットを貼り、その上に木目のビニールシートで覆っていたが、ボロボロになっていました。
それを取り除き、新しく造り直しました。
古い防寒対策を全て取り払い、上部に新しい木の桟を両面接着テープで取り付けたところです。
足元には茶色のカーペットが敷かれていますが、周りはFRPで防寒対策は一切ありません。


前回は厚さ8mmのレジャー用マットを使っていましたが、今回は床などに使う暑さ12mmのソフトマットを使いました。
車の床のカーペットの下に使っていますが、クッション性だけでなく断熱にも効果があり、これを使うことにしました。


上部の桟を塗装。
足元にソフトマットを敷き、更にその上を2mm厚の透明なビニールシートで覆い、周囲をシーリングで防水対策も行いました。
側面には両面接着テープとシーリング材で固定しました。


側面にソフトマットを貼り付け、念のためシーリングを施しました。
アルミにビニールの滑り止めが付いた桟で縁を固定。



更にクッションフロアを両面テープとシーリング材で貼り付け、裾周りに仕上げの防水シーリングを施し作業は完了です。


ステップに人工芝を敷き、これで完成です。


最初からキャンピングカーのビルダーが対処してくれていれば、こんな工作は必要ないのですが・・・!?
でも、自分で作りこむ楽しさが良いのかもしれませんね!(笑)





キャンピングカーの快適化・水道の吐水・止水

2020年07月24日 | 車の快適化
キャンピングカーの快適化を今までに100件以上行ってきたが、最近はやる事が無くなって来た。
その中で、5年ほど前に行った水道水を瞬時に吐水・止水出来るようにした快適化は家内に大好評で、快適化ランクの上位5位以内に入っている。
瞬時に吐水・止水出来る事で無駄な吐水が無くなり、水の使用量が半分以下に減りました。
大幅な節水だけでなく蛇口の開け閉め動作が足元で出来、洗い物などの作業効率も上がり、大変重宝しています。
当時こちらのブログは開設していなかったので転載し、改めて紹介したいと思います。


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今日はキャンピングカーの快適化の話です。
私のキャンピングカーには洗い物等をする生活用水と歯磨きをしたりお米を研いだりする清水の2種類の貯水タンクがあります。生活用水は貯湯タンクに繋がり走行中はラジエターの温水で温め、停車中はガスボイラーで追い炊きして沸かします。
清水用と温水を適温にする混合水栓と2個の蛇口が付いています。蛇口を開けると揚水モーターのスイッチが入り吐水する仕掛けになっています。


水の量は限られており大変貴重です。蛇口を手で開け閉めしている間にも無駄な水が出ています。そこで蛇口は開けっぱなしにしてフットスイッチで揚水モーターのオン・オフを行い、吐水・止水をコントロールするように改造しました。


清水はホースの途中に逆止弁を入れ、水がタンクに戻らずホース内が常に水で満たされている状態を保ち、スイッチで瞬時に吐水・止水をコントロールします。


貯湯タンクは常に満水状態で、蛇口が開くと揚水モーターのスイッチがオンになり水が注入され、温水がタンクから押し出され水と混合し適温になって吐水します。その為タンク内は一定の水圧が維持されています。スイッチをオフにしても蛇口を開けていると貯湯タンク内の水圧で暫く吐水し続けます。逆にスイッチをオンにしても下がったタンク内の水圧が高くなるまでお湯は出ません。


対策として、混合水栓に繋がっているお湯と水のホースに電磁弁を入れ、フットスイッチで揚水モーターと連動させました。フットスイッチ・オンで揚水モーターが働くと同時に弁が開き、オフで揚水モーターが止まり弁が閉じてタンク内の水圧を維持し、瞬時の吐水・止水コントロールを可能にしました。

ガスコンロの高電圧着火スイッチを交換

2020年01月28日 | 車の快適化
先日、キャンピングカーのガスコンロの高電圧着火装置(ガス用マルチイグナイター)の着火スイッチを取り換えた。
新しいスイッチはFさんから教わり、全く同じ物をネットで取り寄せた。
見た目がより奇麗なスイッチに変わるだけで、機能上は何の変化もない。
遊び心と自己満足の世界である。
取り寄せ先は中国で、注文後に送ったとの連絡が有ったがいくら待っても届かず。
届かない旨の連絡をすると、香港のデモの混乱で荷物が行方不明になったので返金しますで終わった。
仕方がないので別の業者に再発注し、何とか手に入れた物です。
今まで取り付けている物と何が違うかと言うと、黒い樹脂製からステンレス製になった事である。


スイッチのサイズが19mmとひと回り大きくなり、取付穴の18mmを広げる作業が必要だった。
最近使う事が無かったリーマが役に立った。


リーマを穴に差し込みグリグリと回すだけで良い。



広げた穴に新しいスイッチを入れ、裏側からナットで締め付け、外した配線を取り付ける。


仕上がりはこの様になりました。


以前の黒い樹脂製のスイッチと比べると違いが分かります。


メタルスイッチに変わっただけですが、すっきりした感じに自己満足!!



バーコード汚れはこれでシャットアウト

2020年01月15日 | 車の快適化
バーコード汚れ防止対策「第1弾」として昨年7月に左右の雨樋の嵩上げを行った。(7月4日のブログで掲載した写真です)


左右の壁に流れ落ちた雨水は嵩上げした雨樋で受け止め、溢れることなく後方に勢いよく流れ落ちた。
この事から雨樋下に付いていたバーコード汚れは改善できると確信した。


でも嵩上げした雨樋の直ぐ上の壁に着く汚れ防止は出来ないと、昨年の8月「第2弾」の対策を行った。
雨樋上の壁の汚れ防止は雨水が流れ落ちないようにすればよいと考えて、新たに屋根の左右の縁に樹脂製のL型アングル①を貼り付けた。
これにより屋根に降った雨は左右に流れ落ちないで前方、あるいは後方に流れるしかない。
前方に流れた雨水を集める為に、樹脂製のコ型アングル②を貼り付けた。


①のアングルは下から見ると殆ど分からないが、前方に張り付けた②は下から見てもハッキリ見え、何だろうと質問したくなる代物である。
でも、バーコード汚れよりは良いだろうと割り切る事にした。
これで前方に流れた雨水は、このアングルで堰き止められ左右に流れ落ちる。




更にバンク前方の帯状モールの雨樋を嵩上げした。
嵩上げはアルミのL型アングルをモールに合わせて曲げ、コーキング材で貼り付けた。


これにより雨水はモールから溢れることなく、左右後方に集まり流れ落ちるようになった。(マスキングテープを剥がせば完了)


屋根の後方に流れた雨水は、このスポイラーの下に張り付けたコ型アングルでせき止め集められて左右に流れ落ちる。


ただ、後方の壁の汚れは薄くなったが十分ではない。
更にもう一工夫必要と思案していると、ブロ友が実施して効果確認済みのアイデアを戴いた。
その対策案は思案中の内容と全く同じだったので驚くと共に、自信をもって施工する事ができる。
この施工は後日になるので、別途ご報告します。
屋根の上の汚れは青空駐車の宿命と諦めるしかないが、壁の汚れはこれらの対策で大幅に軽減された。
でも、これで満足することなく、改良点を追い続けたいと思っている。

.風景写真

四季の風景写真