煎茶の席には
床飾りに「蟹」が好んで使われます
それは
中国ではかにに「横行君子」という別名があるのですが
権力にそっぽを向いて横に行く人を
文人が好んだからなのです
かには
「人には奇妙に見えても自分には適したやり方」
と言う主張を代弁しているのです
今日うかがったお煎茶席のお床には
『一華開五葉(いっかごようひらく)』というお軸がありました
「結果自然成(けっかじねんじょう)」と対句を成す禅語ですが
「心華が開けばやがて自然に仏果菩提の実を結び
五弁の智慧の花びらが開く」と言ったお言葉です
良い結果のために人はいろいろに努力をしますが
人は皆生まれながらに
心にそれぞれの華を持っているので
心の奥へ奥へそれが何なのか尋ね入りなさい
そういう努力をしなさいというところでしょうか
結実は人間の思惑や計らいを離れているのだそうです
で
今日楽しかったのは
この「華」という文字から
「華甲(かこう)」と言う話題になったのですが
通常は「華」は分解すると61で「甲」は甲子(きのえね)ですから
華甲は還暦のことで
一巡して赤ちゃんに戻るので
赤いちゃんちゃんこを着るというのですが
今日のご説明は
「甲」は甲羅でかに(文人)のこと
人間60年も生きていれば華心を得て
文人になる→かにになる→赤を着る
というものでした
また
急須にお湯を注ぐと泡がでますが
それがかにの泡に通じる
いま宝瓶(ほうひん)といっている道具は
本当は泡瓶(ほうひん)で
お茶→泡→かに
というお話でとにかくかにづくし
皆さんいろいろなことを思いながら
お茶を楽しんでおられるのだなあと
とってもほっこりいたしました
床飾りに「蟹」が好んで使われます
それは
中国ではかにに「横行君子」という別名があるのですが
権力にそっぽを向いて横に行く人を
文人が好んだからなのです
かには
「人には奇妙に見えても自分には適したやり方」
と言う主張を代弁しているのです
今日うかがったお煎茶席のお床には
『一華開五葉(いっかごようひらく)』というお軸がありました
「結果自然成(けっかじねんじょう)」と対句を成す禅語ですが
「心華が開けばやがて自然に仏果菩提の実を結び
五弁の智慧の花びらが開く」と言ったお言葉です
良い結果のために人はいろいろに努力をしますが
人は皆生まれながらに
心にそれぞれの華を持っているので
心の奥へ奥へそれが何なのか尋ね入りなさい
そういう努力をしなさいというところでしょうか
結実は人間の思惑や計らいを離れているのだそうです
で
今日楽しかったのは
この「華」という文字から
「華甲(かこう)」と言う話題になったのですが
通常は「華」は分解すると61で「甲」は甲子(きのえね)ですから
華甲は還暦のことで
一巡して赤ちゃんに戻るので
赤いちゃんちゃんこを着るというのですが
今日のご説明は
「甲」は甲羅でかに(文人)のこと
人間60年も生きていれば華心を得て
文人になる→かにになる→赤を着る
というものでした
また
急須にお湯を注ぐと泡がでますが
それがかにの泡に通じる
いま宝瓶(ほうひん)といっている道具は
本当は泡瓶(ほうひん)で
お茶→泡→かに
というお話でとにかくかにづくし
皆さんいろいろなことを思いながら
お茶を楽しんでおられるのだなあと
とってもほっこりいたしました
ワタシはいかれませんでした。
またオハナシきかせてください。