生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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『わたし、定時で帰ります。』は教員としても学ぶことが多い

2021-03-23 | 音楽・文学・美術・芸能

新宿の小さな書店で目に入った小説。
『わたし、定時で帰ります。2 打倒! パワハラ企業編』 。



テレビドラマ化されたことは知っていたが、
ドラマも小説も、まだ見ても読んでもいない。

「読みなさい」と言わんばかりに目に入って来たのだし、
昔から反ブラック企業を訴えてきている自分としては、
これは読まないわけにはいかぬ。

買って本当によかった。予想以上に面白い。
ヒロインの東山結衣が、まず格好良すぎる。

疲れたら休む、空気は読まない、理不尽にも耐えない、働く時間は短い、
日本人としての美徳を何一つ持っていない……そんな結衣だが、
教員としても舌を巻くくらいに部下想いで、
「問題児」の部下を次々と救っていく。

自分が日々、表現したかった・書きたかったテーマが寄せ集めのように描かれていて、
「そうそう、こういうの書きたかった!」と共感させられることの連続だった。

【以下ネタバレ注意】

 

 

 

 


孝太郎と結衣がよりを戻して結ばれる、
というラストが、どうもモヤモヤした。
孝太郎という人物は、イマイチ好きになれなかったから……。


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