生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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ウイルス学入門

2024-06-11 | 自然科学

2024年現在の生物学では、ウイルスは生物ではないとしている。

・細胞膜をもつ
・自力で生殖能力を持つ
・DNAとRNAをもつ
↑これらの条件を満たしていないからである。

ではウイルスとは何なのか?

なんともはがゆい言い方ではあるが、
「生物と非生物の中間的な存在」というのが定義なのだ……。


ふと、「ウイルスって地球に何種類くらい存在するのだろう?」
という疑問が湧いた。
素朴な疑問ではあるが、意外に回答を聞いたことがない。

とりあえずGoogle先生に聞いてみても
なかなか明確な回答が得られない。
定義などのややこしい問題もあり、
よくわかっていないのではないか?


代わりにわかった情報は、人体には約380兆個のウイルス
生息(?)しているということだ。

もちろん、ほとんどのウイルスは特に悪さをしないが、
体調を崩すと悪玉化したりもする。

また人体に感染することで、細胞内にある種のDNAを残して、
生物的な進化に繋がる可能性も秘めている。


ウイルスには、エンベロープと呼ばれる、
脂質性のカプセルを持っているものと、
エンベロープを持たず、カプシドというタンパク質の殻
のみでできているものに大きく二分される。

エンベロープを持つもの(コロナウイルス、インフルエンザウイルスなど)
は、アルコールや除菌剤に弱く、エタノールで駆除できるが、
ノンエンベロープのもの(ノロウイルスやアデノウイルスなど)は
エタノールなどが効かず、駆除が難しい。


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