牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

立ち食いそば 比処路 (西早稲田)

2006年05月31日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
西門にある生協の閉店間際に入店して本を買い込み、図書館に行く前の腹ごしらえにと「立ち食いそば 比処路 (こころ)」に寄りました。

確かこのあたりにはあった「ふくちゃん」も2年前に惜しまれて閉店し、チーメンことチーズメンチカツ定食やチョコとんを楽しむこともできなくなってしまいましたが、商店街には新しい顔ぶれも増えました。

この「立ち食いそば 比処路」も昼間は学生でにぎわっているので、さぞかし美味しくてコストパフォーマンスに優れているのだろうと期待して暖簾をくぐりました。
自販機のメニューを見ると、そば・うどんと丼ものがラインナップされていましたが、天ぷらが得意なようなので、小手調べに470円の穴子天うどんにオプションのジャンボかき揚げ250円を注文。
昔だったらこんなにバブリーな頼み方はしないな、と思いつつカウンターをのぞくと注文したメニューがノートPCに転送され、作業時間をカウントダウンしています。

妙なIT化を進めている店だなと感心していると、巨大なかき揚げと穴子の天ぷらと素うどんがカウントダウンどおりに運ばれました。
一応、時間管理は正確なようです。

肝心の味ですが、うどんの出汁はまぁまぁなのですが、穴子天の衣の厚さときわめて淡白な味に、ちょっと食べただけでお腹がいっぱいになりました。かき揚げも大きいのは評価できるのですが、中身はほとんどが玉ねぎ。えびはほとんど入っていません。いつも食べる天ぷらとの違いにいささかびっくりしましたが、学生はこの天ぷらに慣れていれば、社会に出たときに「美味しいものを食べられるようになってよかった」と思うに違いありません。安ければ文句も言わず食べますが、250円取るのだったらもう少し原価をかけてもよろしいのではと思いました。

脂っこいものでボリューム感を演出するのもひとつの手法ではありますが、相手にも喜ばれて自分も納得する仕事をしていただきたいものです。


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