牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

スヰートポーヅ (神保町)

2005年07月07日 | 食べ歩き (その他)
神保町での打合せの後、例によってお昼を食べ損ねたので、残業に備え夕刻にすずらん通りの「スヰートポーヅ (是味多 包子)」で焼き餃子を食べました。

神保町は本屋やスポーツ用品店が多いため中学の頃からよく通っていた街。すずらん通りの「スヰートポーヅ」も不思議な名前の店だなぁと意識はしていたものの、入ることはありませんでした。

実際に店に入ったのは、勤務先が淡路町にあった15~6年前のこと。以来、神保町を訪ねる機会があると、この店か有名なラーメン屋「さぶちゃん」で半チャンラーメンを食べることが多くなりました。

店名の「スヰートポーヅ」とは、おいしいポーヅ(包子)の意味。店主が昭和の初めより中国で本格的に天津包子や餃子の技法を習得し、満州・大連で開業。その後終戦を迎え、昭和30年にスヰートポーズとして神保町で再開したとのこと。

メニューの裏にある能書きによれば、餃子はチャオヅと呼ぶのが本当でギョーザというのは中国での方言が訛った言い方。餃子は北部が本場で、中国は北と南では食べ物が違うため、南方のソバ、北方の餃子と言われるほど代表的な料理とのこと。
また、餃子は日本のお鮨やお餅に相当し、主食ではなくご馳走に分類に属するもの、冠婚葬祭祝節などに御馳走を食べるときは必ず作るとのことでした。

餃子は中国の人はほとんど茹でたものを食べ、焼き餃子は日本人お好みに合わせたもの、ということは有名ですが、スヰートポーヅの餃子が特徴的なのは、あんを皮で包み込むのではなく、柏餅のようにあんを皮で包み上下が開いている形状になっていることです。
皮はパリッと焼きあがっており、味はあっさり。辛味の効いた酢醤油が付いてきます。

値段は、小皿483円/8個、中皿724円/12個、大皿/966円16個と、どの皿もほぼ60円/1個なので、自分の腹のすき具合で頼めます。

この焼き餃子以外に水餃子や天津包子といういわゆる肉まんがありますが、行くと必ず焼き餃子を頼んでしまうのは、飽きのこない味だからなのでしょう。

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