駅前に茶屋があったので、帰り際に寄ってみた。
「峠の力餅」とある。
餅のメニューが多かったから、この茶屋は餅がウリなんだな。
こちらは庭にあった「峠の力水」。
どこから引いているものか、あふれるほどの勢いで清水が流れている。
名物「峠の力餅」」を買った。一パック1,000円。
中にはこし餡の大福を小さくしたようなものが10数個。
これは、このお店の水で渋めのお茶を立てて、それを飲みながら食べるのがよろし。
民家の軒先にも引かれている山水。
それにしても、この地の水はすんばらしい。
まさに「水は命の源なり」。
駅周辺でしばしくつろいだ後、滑川温泉とその奥にある姥湯温泉へ向かってみた。
勾配のきつい山道をしばし走ると荒れた山肌が見えてきた。ここは姥湯温泉。
険しい山々と大きな岩が、この地は火山地帯で、かつては秘境の地であったことを思い起こさせる。
今でこそ、バイクですんなり行けるが、当時は地図もコンパスも道もなかった時代。
この温泉を最初に見つけた人は、ここに到着するまでは疲労と恐怖の連続であっただろう。
温泉へは吊橋を渡って行く。
クルマとバイクが入れるのは橋の手前まで。道路沿いに結構広い駐車スペースがあった。
温泉の案内に、温泉を開いた初代が髪の長い女が湯浴みをしているのを見て、近づいてみればそれは恐ろしい形相をした山姥だったとある。
まあ、これは周りの険しい自然を表現したものだろうが、今でも普通にそう感じるほどの恐ろしい山肌(山姥)である。
下を流れる川は乳白色。ほんとに火山から湧き出す温泉だ。
ここを見てふと北海道の「カムイワッカの湯の滝」を思い出した。カムイワッカに大学時代のダチと行ったのはもう20年以上前になるか。
こちらの方が書いておられるとおり、あの滝というか川は、下りてゆくのが大変ですんげ恐かった。滑り落ちて怪我したり、カメラをダメにした人を見たな。
でも、あそこは今までに行った中で最高の温泉だった。
ケーブルが数本見えるが、これは宿と吊橋までの車道を結ぶ貨物搬送のゴンドラ用。
吊橋のたもとにゴンドラがあった。
で、この後露天風呂に入って「あ~いい湯だった。」と言いたいところだが、この日は時間がなくここまで。
次回のお楽しみということで。
吊橋のすぐそばに巨大な砂防ダムがあった。
下をのぞいてみようと思ったが、当然手すりもない危険な場所。
やめましょ、全ては自己責任。
(何をいまさら・・)
ズームアップ手法?で写真を並べるのは面白い^^
ありがとうございます。
なるほど、ズームアップ手法ですか。知らないうちに私がそんな手法を身につけていたとは。
私は文章による表現力がイマイチなので、写真を並べてカバーしているのですね。