先週、板谷峠と呼ばれる峠道をバイクで走ってみた。
このルートは生まれて初めて走る道。
なんか、知らない道というのはワクワクする。
JR奥羽本線板谷駅付近。
旧道で山間の集落だけに道は狭い。
道端で水が勢い良く吹き出ていたので、思わず停まってみた。
古い石碑のところにカップが置いてあったけど、この水は飲めるのだろうか。
ちょい温いような気がしたが、水は綺麗。
そばに線路があった。
う~む、この辺りは保守施設のようだ。
これは雪を吹き飛ばすロータリー車だな。なにせ、このあたりは豪雪地帯と聞く。
板谷駅に向かってみる。左に見える長い屋根が駅。
砂利道だけど、この前行った「赤岩駅」よりはずっと楽。それにしても、あの駅はすごかった。
ホームの入口はどこだ~とちんたら走っていたら、あれれ 行き止まり。
この駅のホームへはどうやって行くんだっぺ。
どこかに線路の向こう側へ行く道があったのかの?
でも、今日は駅を見に来たわけではないので、先へ行ってみた。
道はここから上り坂となる。
坂の途中に石畳の案内板がみえた。
ここにバイクを停めて20メートルほど歩いてみたが、薮がすごく、石畳は確認できなかった。
今の時期は緑が濃すぎてダメだな。
で、もうしばらく行くと今度は赤穂藩家老大野九郎兵衛の供養碑の案内板が見えてきた。
やはり歴史ある道。
ここで大野九郎兵衛が切腹したとは知らなんだ。
吉良上野介を討ち漏らしたときのことを考えていたとのこと。
討ち入りといえば、以前、米沢の上杉神社に行った時に赤穂浪士討ち入り事件のことを厳しく糾弾する案内板を見て軽い驚きを覚えたことがある。
吉良氏と上杉氏の血縁関係を考えれば当然のことであるが、あの時は物事には二面性があるのだなあと改めて思ったものだ。