バスストップから基地ストップの会  

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2024年1月定例申し入れ行動

2024-01-25 | 日記
2024年1月20日(土)、バスストップから基地ストップの会の申し入れ行動でした。参加者14人。

 自然災害は時を選ばず、正月元旦だろうが、夕方だろうが寒い寒い季節だろうが、地球の動き、地震の変動、何千年に一度と言われても来るときにはどこにでも起こる。
 私が生きている間にも阪神、九州熊本、東日本、そのほかにも大きな災害、津波、原発事故・・・私たちが住んでいるこの国は地震大国、それなのに被災地の悲惨は毎回繰り返される。「先進国面」したこの国の岸田総理大臣はじめ、与党政治家どもは金と権力の泥沼で自己保身に奔走し、被災地の救命が進まぬうちに大事な救える命が犠牲になり、避難所の窮状もが全く改善されない。
 岸田が被災地に向かったのは2週間後だとは!
 東京新聞1月20日の「本音のコラム」、師岡カリーマさんの言葉に強く共感する。
「いつか起こるとわかっている地震が真冬に起きたとき、高齢者が布団で寝られない富裕国って何だ。1機100億円のオスプレイやトマホークを爆買いし、米国産兵器の在庫整理に貢献するお金はあるのに、災害時に国民(市民)の尊厳を守る避難所の整備や移動手事前事前確保にお金をかけない人権国家ってなんだ。」
 こんな腐敗堕落の与党政権を許してきたのは有権者である私たちの責任だ。それにしてもこの腐敗堕落政治家たちの正体は何枚皮をむいても自己保身だ。許してはならない。
 県民が反対するなか、国が代執行で、手をつけ始めた大浦湾は深い軟弱地盤と、活断層が、貫いているのだ。

  


   申入書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官 デイブ・ウオーマック少将 様
陸上総隊 日米共同部長            弥頭 親善 様 
座間駐屯地司令兼第4施設群長         本多 健二 様

 年が明け1月10日、日本政府は沖縄・名護市辺野古の新基地建設で、ストップしていた大浦湾北側への工事ー土砂投入を開始しました。海底の軟弱地盤に対して、7万本以上の砂の杭を打ち込むという途方もない「改良」工事ですが、沖縄県が認めない設計変更を国が県に代わって承認した初の「代執行」(12月28日)を経ての工事開始です。地方自治を踏みにじり、何より沖縄の民意をないがしろにする有無も言わせぬ国の暴挙に満腔の怒りをもって抗議します!
 また日本政府は12月22日、武器輸出を制限した防衛装備移転3原則と運用指針を改定し、規制を大きく緩和、殺傷兵器の輸出を解禁しました。地対空ミサイル「パトリオット」の米国への輸出を決め、まず自衛隊が保有するパトリオットが送られるということです。日本の兵器が米軍の兵器不足を補う形でウクライナの軍事支援に使われることになります。憲法の平和主義を反故にする大転換が、密室の中の与党実務者協議で決まり、閣議決定されました。正当性はどこにもありません。
 同じ日には2024年度当初予算が決定されました。防衛予算は7.9兆円を超え過去最大を更新します。2022年末に策定した防衛力整備計画では今年度から5年間で43兆円の防衛費が示され、来年度はその2年目になります。「規模ありき」で進む防衛費の膨張が続いています。  
 神奈川でも軍事基地の強化は進んでいます。昨年1月日米で突然合意されその後配備された横浜ノース・ドックへの新部隊ー小型揚陸艇部隊は、来月8日から本格的な運用を開始、今年中に280人が配置されます。小型揚陸艇は大量の物資を運び、港がない場所でも接岸できるので、米軍の南西諸島での訓練等活動に必須とされます。さらに先日、重要土地規制法の4回目の規制区域が示され、神奈川県内では横須賀基地、武山駐屯地とキャンプ座間が特に重要度が高い「特別注視区域」に指定されました。春には規制が開始される見込みです。神奈川の基地は琉球弧の軍事基地化や米軍と自衛隊の連携に深く関わっています。日米の軍事戦略が、こうした形で私たちの身近なところに立ち現れることに愕然とするし恐怖も感じます。昨年11月には屋久島でオスプレイ、4月には宮古島で自衛隊ヘリコプターの墜落事故がありました。どちらも乗務員全員が死亡する無惨な事故で胸が痛みます。オスプレイは米軍横田基地の所属であり、日常的に厚木基地と行き来をしています。オスプレイの、また米軍機や自衛隊機の事故は頻繁に起こっており、その危険性はずっと指摘されてきました。軍事化は私たち民衆の生活を破壊し命を脅かすものであり、すべてに対して中止と撤回を求めます。
 ロシアの侵略によるウクライナの戦争は2年、イスラエルのパレスチナへの攻撃も100日を超えました。日本政府は2月に東京で「ウクライナ復興会議」の開催を決めていますが、戦争さえも金儲けの手段にしようとする先進国の国々に怒りが湧きます。ウクライナ、パレスチナの人々、そしてロシアやイスラエルの中でも反戦の声をあげる民衆と連帯して、戦争を1日も早くstopさせましょう。
 年明け、能登半島で起きた地震では志賀原発の状況が心配されました。また羽田の航空機事故では過密した空港の状況が露呈しました。私たちの社会は日々大きな危機と隣り合わせにあります。軟弱地盤に作られる巨大な米軍基地も危険からは逃れられず、莫大なお金を使っても、これからまた10年という時間をかけても基地は絶対にできません。戦争も軍事基地も巨大な技術も開発も必要ありません。一人一人誰も傷つけられずに互いに尊重されて生きていける社会を求めましょう。
 先月の申入書で触れた五ノ井里奈さんの裁判は、元自衛官の有罪判決が確定、終結しました。里奈さんの「人生を賭けた命を削りながらの長い闘い」は終わりました。心から「おつかれさま」と言いたいです。一人の女性の勇気ある告発が自衛隊を変える一歩になることを望みます。里奈さんから大きな勇気と希望をもらいました。彼女を見習い、私たちもあきらめずに声を上げていきます。
 2024年1月20日               
              バスストップから基地ストップの会と参加者一同



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