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バスストップから基地ストップの会  

2015年6月以前の記事は http://www.geocities.jp/stopfromstop/ へ。

2015年8月定例デモ 申し入れ書

2016-01-09 | 日記

     申し入れ書

 在日米軍司令官・米陸軍第一軍団前方司令部司令官  ジェームズ・パスカレット少将 様

 陸上自衛隊中央即応集団司令官           川又 弘道 様

 座間駐屯地司令                  伊崎 義彦 様

 

 本日8月15日で終戦から70年です。日米が争っていた太平洋戦争を体験している方達も高齢を迎えています。平和だと言われている日本にも未だに在日米軍基地があります。この事が戦争はまだ続いている事を意味しています。戦争は過去の事ではないのです。

 8月12日には米軍ヘリが墜落しました。そこには特殊任務と称して自衛隊も同乗していました。定員超過の上に日米軍事演習を陰で行っている行為は辺野古基地移設反対を訴える国民の意志を踏みにじっています。

  米国内から無人偵察機ドローンで戦闘を行っている米兵の離職者が増えています。安全な場所からサラリーマン然として世界中で殺戮を繰り返しては夕方になると自宅に帰る生活は人間性を破壊します。戦争は通常のオフィスとは違うのです。どんな大義名分を掲げたとしても民間人を巻き添えにした戦闘行為を一方的に見せつけられては精神が持つ人間はいません。

 安倍政権も国会内での集団的自衛権を巡る討論での現実性の無い空論ではなく、アメリカが今まで行ってきた戦争を検証する事が求められています。対日戦争では木造家屋を効率的に焼くために実物大の日本家屋を米国内に作り焼夷弾の実験をしました。対ベトナム戦ではジャングルを焼き払うために枯葉剤を使用しました。猛毒のダイオキシンを含む枯葉剤はベトナム人のDNAを破壊して奇形の子供が多く生まれました。対イラク戦では劣化ウラン兵器を使用。イラク人だけでなく米兵も後遺症に悩まされました。アメリカは敵国に対して容赦しないだけでなく、自国の兵士ですら守りません。ましてや自衛隊員の生命を守るわけありません。

 日米軍事同盟という名はまるで親友のような響きですが、実際は主従関係でしかありません。70年前は殺し合っていた日米が戦後は米軍の軍事力を背景にした日本の経済侵略中心の同盟に切り替わっただけです。これが平和だとはとても思えません。日米軍事演習の銃剣の先に設定された国の人々が苦しむ限り平和は訪れません。私たちは世界中から戦争が無くなり基地に抗議する行動が出来なくなる事を望みます。

  米兵も自衛隊員もよく覚えておいて下さい。どんなに圧倒的な兵力があったとしても対テロ戦と呼ばれるゲリラ戦は勝利出来ない事を。アメリカはベトナム戦争で敗北しました。日本も日中戦争では敗北しました。戦闘員と非戦闘員が区別出来ない状態では兵力差は関係ありません。更に国という単位ではなくなって来ているため国家の軍事抑止力も及びません。戦前と同じように国家単位での戦争のための軍事基地で勢力を保てるという幻想は捨てるべきです。むしろ軍事基地はただの標的にしかなりません。軍事に頼らない外交に切り替える時期に来ています。その事が戦争による多くの犠牲者を追悼する事につながります。

2015年8月15日 バスストップから基地ストップの会とデモ参加者一同

    水曜座り込みのひととき

 


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