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バスストップから基地ストップの会  

2015年6月以前の記事は http://www.geocities.jp/stopfromstop/ へ。

22年9月定例申し入れ行動

2022-09-22 | 日記
 9月17日(土)3時半、座間キャンプ司令部への定例の申し入れ行動。大型台風が近づいて蒸し暑さも頂点に達する中、7人が参加。
 朝早くから、県外での自衛隊の訓練の監視行動に行ってきた人や、午前中の国葬反対行動に参加してきた人、市の人権啓発(LGBT)講座「100人いれば100とおりの性〜あなたの性は何色ですか?〜」(講師 平良愛香さん)に参加してきた人などで、命の大切さを訴えました。
 人の命、地球上の命が大事にされない政治は、誤りです。
 私たちは、命が一番大事にされる世界を作り出すことを、決して決してあきらめることはありません。

    


申し入れ書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官   ジョエル・B・ヴァウル少将 様
陸上総隊日米共同部長               豊田 龍二 様
座間駐屯地司令・第4施設群長            本田 健二 様

 キャンプ座間は日本の敗戦により1945年9月2日に接収されその後77年間も米軍が居座り続け、現在は在日米軍司令部・米陸軍第1軍団司令部となっています。2007年12月には座間市との覚書にも違反して、陸上自衛隊中央即応集団司令部が朝霞駐屯地から移転し、陸上総隊司令部創設による再移転後は施設群とキャンプ座間を共同使用しています。(注)キャンプ座間は日本の米軍全体の司令部機能と情報収集なども担当するという重要な拠点として存在し、万が一の事態になると敵からの第一目標となりえ、世界の状況をみると危険は増し恐怖さえ感じます。
 私たちは2005年米軍再編に抗議し毎週水曜日の座り込みを始めて、もうすぐ17年がたとうとしています。米軍は朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争で出撃基地として日本の基地を使用してきました。自衛隊は「台湾有事」を名目として宮古島や石垣島で「ミサイル防衛」と云って各地の反対の声を押し切って、基地の造成を拡大させています。危険なオスプレイを多数、常駐させ全く見込みのない普天間基地の返還を口実とし、辺野古新基地建設を強行しようとしています。冷静にみて、住民を盾にして、ミサイルを「発射」してどんな「敵」と戦うというのでしょうか。
 隣接する綾瀬市、大和市にある厚木基地での連日の爆音被害も甚大です。自衛隊のP1やP3Cの訓練基地となっている現在は、岩国への艦載機移転後も市民生活には大きな被害が出ています。そして座間でも沖縄同様、キャスナー飛行場での消火訓練の結果とみられる化学物質(PFOS)による水質汚染が起こっています。このことで座間市の第三取水場は現在取水が中止されています。重大な危険を、米軍は調査しようともしていません。強く抗議したいと思います。
 米軍はただちに本国に帰り、自衛隊は災害救助隊となって軍事使用をやめて下さい。キャンプ座間は広大な市民のための公園としたいと思います。

2022年9月17日  
      バスストップから基地ストップの会 申入れ行動参加者一同
 

文中の(注)についての補足
陸上自衛隊中央即応集団は2018年3月陸上自衛隊内に創設された陸上総隊(編成地朝霞)へ移行。座間駐屯地には第4施設群本部がおかれる。一方座間キャンプは在日米軍の中枢部としてますます重要となっている。


      沖縄に咲くハイビスカス


22年8月定例申し入れ行動

2022-08-22 | 日記
 8月20日(土)、バスストップから基地ストップの会、座間キャンプへの申し入れ行動。蒸し暑さの中、参加者11人。新しく若者が参加して、頑張っている元若者たちはにわかに活気づいた。
  敗戦から77年。今もテレビで映されるミサイル攻撃下のウクライナ、いっぽうテレビには映されない日米軍事同盟強化で拡大を続ける自衛隊の変貌。申し入れ書には、自衛隊が殺し殺される軍隊になることを、あらゆる意味で、止めたい思いが込められている。
 先の大戦の死者たちの累々たる屍の中から生まれた不戦の誓いである平和憲法を破壊して、戦争国家へとつき進ませようとするこの国の政権与党の政治家たち。この正体がカルト集団「統一協会」にどっぷりはまりこんでいる腐った輩だと明らかになった今こそ、私たちの国の未来を自分たちの手に取り返そう。国葬などという岸田政権の策略を打破ろう!今こそ!今なら!
 



申し入れ書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官 ジョエル・B・ヴァウル少将様
陸上総隊日米共同部長 豊田 龍二様
座間駐屯地司令・第4施設部長 本田 健二様

 7月25日、キャンプ座間のヘリ、ブラックホークを、相模湾で横須賀基地所属の護衛艦「やまぎり」に着艦させる訓練がおこなわれました。領域横断作戦の名の下に、陸と海の垣根を越えた訓練が続いています。これは在日米軍と自衛隊の部隊を、沖縄-琉球弧に展開させるための訓練ではないでしょうか。
 「やまぎり」は訓練終了後沖縄に向かい、7月30日、31日と与那国島周辺海域で、中国海軍のイージス艦「南京」(艦番155)の警戒監視、情報収集にあたったと統合幕僚監部は発表しています。8月2日のペロシ下院議長の台湾訪問を機に、中国と台湾の緊張が激化しました。中国軍の演習が終わってしばらくして、「やまぎり」は18日ようやく横須賀にもどって来ました。8月12日には米陸軍工兵隊と陸自第4施設群との会合がこの座間駐屯地で行われたと報じられています。日米の共同作戦態勢が強化されていく中、座間駐屯地も組み込まれていくことを私たちは危惧します。

 8月8日、ソロモン諸島ガダルカナル島で、「ガダルカナルの戦い80周年の慰霊式典」が行われ、鬼木防衛副大臣、シャーマン米国務副長官、自衛官数名が出席しました。この島では1942年8月から43年2月まで旧日本陸海軍とアメリカ海兵隊の間で激戦が闘われ、日本側の死者19,200人、アメリカ側の死者7,100人という膨大な犠牲を出しました。日本側の死者のうち約15,000人は餓死、食料補給の途絶による飢え死にでした。戦争は二度と繰り返されてはなりません。
 慰霊式典に参加していた護衛艦「きりさめ」の乗組員(27歳、広報担当)が住民に首を刺されるという事件が起きました。幸い、命に別状はありませんでしたが、自衛官が海外で住民から危害を加えられたのは、自衛隊発足以来、はじめてのことではないでしょうか。防衛省はこの事件の経過と背景について、何も発表していません。今年4月、中国がソロモン諸島と安保協定を締結したことに対抗して、日本は「きりさめ」を、アメリカは沿海域戦闘艦オークランドを派遣しました。自衛隊の活動はいまや中部太平洋にまで拡大、こうした軍事力を伴った外交に、私たちは根本的な疑問を感じます。

 防衛費をGDPの2%へと大幅に増額する準備が進んでいます。8月は概算要求がまとめられる時期です。20年に中止となったイージス・アショアの代替として建設されようとしている「イージスシステム搭載艦」は、ロッキード・マーチン社が開発中の高性能レーダーを搭載するために1隻あたりの建造費は、21年に就役したイージス艦「はぐろ」の建造費を700億円も上回る2400億円になると報道されています。しかも、大気圏内で弾道ミサイル迎撃、対艦攻撃、対地攻撃もできるSM-6ミサイルと、射程距離を約200kmから1000km~1500kmに延伸する12式地対艦ミサイルを搭載するといいます。これでは「敵基地反撃能力」の具体化に他なりません。私たちの税金を高性能兵器の開発に使わないで下さい。コロナに感染して職を失った人をはじめとして、政府が救済の手を差しのべるべき人は多数います。7月4日、伊藤弘呉地方総監は「社会保障費にお金が必要であるという傾向に、まったく歯止めがかかっていない」「我々だけが特別扱いを受けるのはどうか」と発言し、波紋を投げかけました。自衛官のみなさん、いまこそ思いを語って下さい。日本が再び戦争への道を歩みださないために。

  8月20日 バスストップから基地ストップの会と、申入れ行動参加者一同




写真の終わりに、戦争のない世界を望んで、座間のひまわりをどうぞ!

2022年7月定例申し入れ行動

2022-07-18 | 日記
 7月16日(土)座間キャンプへのバスストップから基地ストップの会の申し入れ行動。時折雨もぱらつく中、延べ13人参加。
申し入れの後には、ゲート前で、月桃の花をはじめ何曲かを、平和への思いを込めて歌った。
 その後の打ち上げ会では、先週の元自衛官による安倍元首相の銃撃死について、話題となった。
 投票日前マスコミは朝から夜中まで銃撃現場の映像を流し続け、岸田首相も「民主主義への封殺」「蛮行」と声高に叫んだ。確かに決して許されないが、この元自衛官が明らかにしたのは祖父岸から安倍に続く旧統一教会というカルト宗教集団との癒着であり、人生をめちゃくちゃにされた人たちの被害の実態だった。岸田政権は「国葬」などと言い出しているが、今こそ平和憲法を捻じ曲げ切り刻み、憲法改悪を目指して軍事国家へとつきすすめてきたこの安倍元首相を筆頭にした政治家たちの正体をしっかり見極め行動しよう。

    

申し入れ書

在日米陸軍司令官米陸軍第一軍団司令部司令官   ジョエル・B・ヴァウル少将様
陸上総隊日米共同部長   豊田 龍二様
座間駐屯地司令・第4施設部長   小野 一也様

 6月23日は77回目の沖縄『慰霊の日』でした。私は3年ぶりに訪れる事が出来、平和記念公園内での、「遺骨混じりの土砂を埋め立てに使用しないこと」を求めるハンスト集会に参加しました。これまでに平和記念公園内に「遺骨収集センター」が設立され、DNA鑑定や、最近では遺骨の生活地まで特定可能となり、遺骨を故郷へ戻す事も夢ではなくなりました。しかし、喜んだのもつかの間、防衛省は戦没者の遺骨が多く埋もれている、沖縄南部の土砂を、辺野古新基地建設の為に海へ投入する事を決定しました。これは政府の裏切り行為であり、戦没者への冒涜です。政治家は国民の代表であるのだから、基地の強化ではなく、憲法を守るべきです。
 9条改憲を目指した、元首相が遊説中に銃撃され、呆然とした時、ある絵本に出会い、目が覚めた思いがしたので、抜粋して紹介します。
題は  『すべては神さまが創られた』  著者は北九州の牧師です。
   すべては神さまが創られた  すべては神さまによって生まれたのだ
   口は 宣戦布告の為ではなく  愛の言葉を語る為に創られた
   手は 武器を持つ為ではなく  支え合う為に創られた
   目は 恐怖に声を失った子どもの顔を見る為ではなく  大切なあの人の顔を見つめる為に創られた
   耳は 爆音を聞くためではなく  小川のせせらぎや  歌声を聴く為に創られた
   鼻は 焼き尽くされた家々の焦げた臭いを嗅ぐ為ではなく花の香り 焼きたてのパンを嗅ぐ為に創られた
   道は戦車の隊列の為ではなく  手と手をつなぎ  散歩を楽しむ為に創られた
   空は戦闘機を飛ばす為ではなく  鳥たちがピース ピースと 歌う為に創られた
   海は戦艦を浮かべる為ではなく  別れた大陸を結び直す為に創られた
   そして 人は 何の為に創られたのか  人は愛し合う為に創られた  人は助け合う為に創られた
   だから 神さまは 人を 極めて弱く創って下さった  一人では生きていけない様に創られた
   なのに・・・人は・・・相手を認めず 支配しようとする
   世界は今  闇の中にある  日々闇は深まっている
   しかし  闇も又  神さまが創られたのなら  私たちはこの闇のただ中で  光を見出そう
   光は闇の中に輝く  闇は光に勝てない  目をそらさず あえて闇を見つめよう
   神さまが創られた姿のままに生きる そのはじまりの時なのだ
   あきらめてはいけない 顔を上げて歩きだそう ほら 青空も見える
作者はロシアの戦争が一日も早く終わる事を願って、絵本を創ったそうです。収益は戦争被害者の支援に充てるといいます。戦争に良い戦争も悪い戦争もなく、戦争そのものが悪だと訴えており、全く同感です。
『慰霊の日』の平和宣言で、首相は「戦争の惨禍を二度と繰り返さない」と誓いましたが、その裏では、軍事費の倍増と改憲もねらい、これでは三枚舌です。武器をもたない、本物の外交を願ってやみません。
 最後に、『慰霊の日』での小学2年生が「平和の礎」のひいおじいちゃんに向けての叫びです。
“せんそうがこわいからへいわをつかみたい。ずっとポケットにいれてもっておく。ぜったいおとさないように!“                 
子どもに学びましょう!
2022年7月16日   バスストップから基地ストップの会と申し入れ行動参加者一同





2022年6月定例申し入れ行動

2022-06-21 | 日記
 18日(土)座間キャンプへの申し入れ行動は、久しぶりに13人が参加。申し入れ書も「慰霊の日」を迎える沖縄とロシアによるウクライナへの軍事侵攻に言及した、私たちの思いを込めたものになっています。軍隊のないところに戦争は起きません。私たちは軍事基地はいらないと強く訴え続けます。ぜひご一読ください。
 申し入れの後沖縄で闘う人たちと連帯し「座り込めここへ」を歌って、梅雨空を吹き飛ばしました。





 申し入れ書

在日米陸軍司令官米陸軍第一軍団司令部司令官 ジョエル・B・ヴァウル准将様
陸上総隊日米共同部長 豊田 龍二 様
座間駐屯地司令・第4施設群長 小野 一也 様

 6月23日は77回目の沖縄「慰霊の日」。沖縄にとっては忘れられない追悼の季節です。「変わらぬ基地 続く苦悩」ー「復帰」50年目の5月15日、琉球新報は一面に50年前と同じ見出しの記事を載せました。50年前、土砂降りの雨の中、米軍基地を残したままでの日本「復帰」に抗議した怒りのデモ。50年たっても何も変わらぬ基地の押し付けに、沖縄は今も怒りの直中にあります。沖縄の友人は、「祖国でも本土でも無いのに、何が復帰か」と言います。大和に暮らすものとして深く受け止めたいと思います。
 戦争は、私たちの身近にあります。ロシアのウクライナへの軍事侵攻は4ヶ月になろうとしていますが、停戦への道筋はいまだ見えてきません。人々の命が奪われ街は破壊され続けています。侵略者としてのロシアに対して、各国はロシア政府への制裁措置を強め、またウクライナへの財政支援や武器輸出等の軍事支援を継続しています。これが戦争を止め、平和を作り出すことになるとは思えません。ウクライナから国外への出国者はすでに600万人以上。しかしウクライナ政府は総動員令を発令、18歳から60歳の男性国民に対しての出国を原則禁止、闘うことを強制される状況の中で、「前線に立たない自由」を求める人がいます。
 一度戦争が起きれば、どこでも、誰でも、戦争に巻き込まれる。「2度と戦争をしない」と決めた日本の非戦の誓いは、「殺すな!」という理念と共に絶対的な価値を持つものです。日本政府がやるべきことは、平和的な外交交渉であり、世界の先頭に立ってほしいと思います。が、日本政府がやっていることは、この戦争を利用し危機に乗じた一層の戦争体制です。政府は敵基地攻撃能力の保有等「国家安全保障戦略」の年末改定を目指しています。自民党の茂木幹事長は来年度の防衛予算を6兆円台半ばにすると発言しました。また、今年1月の「2プラス2」(日米安全保障協議委員会)は南西諸島における自衛隊基地の日米共同使用や「日米共同作戦」策定で合意しています。日本政府は台湾有事や対北朝鮮との戦争を想定して南西諸島に自衛隊の配備を行ってきましたが、台湾有事は琉球弧を再び戦場にすることを意味します。河野洋平(元衆議院議長)さんは「南西諸島を非武装地帯とする」ことを提案しています(『世界』4月号)。日本外交の重要目標は、東アジアの平和と安定であり、南西諸島の非軍事化はそのためにあると言います。軍隊の無いところに戦争は起きません。与那国、石垣、宮古、沖縄、奄美に至る島々から軍事基地をなくし中立地帯とすることは、これらの島々に暮らす150万以上の人々を武力対立の脅威と戦争の惨禍から守ることになるのです。私たちは戦争を起こさないために、そして戦争を直ちに止めるために全力を尽くします。
 メキシコのサパティスタ(EZLN)の声明を紹介しておきます。EZLNは、1994年1月1日に発効した北米自由貿易協定(NAFTA)に反対する宣言を出し、アメリカ合衆国とメキシコの間の圧倒的な経済的格差、新自由主義に反対するくメキシコ先住民族の人たちで、ロシア軍のウクライナ侵攻について、3月に「命のための宣言」を発表しました。胸を打つ「宣言」をみなさんと共有したいと思います。
「・・・この戦争の勝利者は巨大な軍産複合体と巨大資本である。なぜなら、彼らはこの機会を捉えて、土地を征服し、破壊しかつ再建する、つまり新しい商品と消費者および個人の市場を作り出すためのものと見ているのだ。・・・われわれは、自分たちのように、ウクライナとロシアで命のためのたたかいに力を尽くす人びとを探し求め、その人びとに問いかけるのだ。・・・自身が結合し、彼らはわれわれと共にある。戦争に「否」の声をあげているだけではない。人びとを弾圧する政府に「連なること」にも反対しているのだ。・・・渦中の両陣営は混乱を極めている。われわれの仲間はそのなかにあって、その信念を、解放のためにたたかう確信を、国境と国民国家を拒絶する気概を、旗幟を変えただけの、それぞれの地での弾圧に反対する気持ちを堅持している。・・・われわれに可能な手段を駆使して、彼らを支援することはわれわれの義務である。言葉をかける、イメージを伝える、歌をうたう、踊る、拳を挙げる、抱擁する――たとえ地理的に離れていようとも――それらもまた、彼らの心を励ます支援の在り方である。・・・抵抗することは、持続し根を張ることである。これらの家族の抵抗を、つまり命のための闘争を支援しよう。それは彼らへの義務であり、またわれわれ自身の義務でもあるのだ。・・・戦争はもう止めなければならない。もしも続けられるならば、そして予想されるようにさらに拡大するならば、おそらく戦闘のあとに風景を見る者はいないだろう。」NO WAR !
2022年6月18日            
              バスストップから基地ストップの会と申し入れ行動参加者一同


2022年5月定例申し入れ行動

2022-05-23 | 日記
5月21日(土)は「バスストップから基地ストップの会」の座間キャンプ申し入れ行動。
3時には相武台前駅を出発。途中から一人増え、ゲート前で一人増え、交流会に間に合った人も加えて、延べ10人が参加。ちょっと、曇り空だったが、雨は降らずにすむ。
座間の体育館前の坂道を自転車で登ってきた高校生のお兄さんたちが、元気に挨拶してくれた。うれしかったあ!元気100倍!
最近別のグループで海老名駅前でスタンディンしたときも、やはり男子高校生のグループにチラシを配ると、受け取りがいい。前には「大丈夫です」と軽くかわされることが多かったが、やはり最近ロシア軍よるウクライナへの、悲惨な爆撃と破壊の報道を見ている影響は大きいといえる。数は多くはないが、真剣に受け止めている青年もいる。コツコツと、しかし早く、わかってもらいたい。他人事ではないことを。

 


申し入れ書

在日米陸軍司令官米陸軍第一軍団司令部司令官ジョエル・B・ヴァウル准将様
陸上総隊日米共同部長 豊田 龍二 様
座間駐屯地司令・第4施設群長 小野 一也 様

今書店の店頭に山と積まれている『戦争は女の顔をしていない』と言う本をご存じですか。日本ではコミックにもされて、若い人から年寄りまで読まれています。ベラルーシのノーベル賞作家でジャーナリストのスヴェトラーナ・アレクシェーヴィッチさんの作品です。ソ連では第2次世界大戦で100万人を超える女性が従軍して、武器を手にして戦ったと言います。戦後は戦争体験をひた隠しに生きてきた女性達の中から、500人以上の従軍女性に戦争の真実を聞き取り、明らかにしたものです。戦争を司令する人にもまた一人一人の兵士、自衛隊員にも読んでもらいたいです。戦争のリアルが伝わります。
毎日テレビや新聞,SNSでロシアのウクライナ侵略の様子が伝えられ、ミサイル攻撃によって住む家、学校、病院、平和な日常を奪われ、命が奪われる様子が伝えられ、一刻も早く戦争をやめてと言う私たちの思いと裏腹に、アメリカやNATOからの武器援助により戦闘はさらに悪化しています。
プーチン政権のロシアを打ち負かすため、アメリカは、多額の武器援助、世界規模の経済制裁を進めて、岸田首相も日米同盟を強化し、アメリカとNATO諸国のがわに立ち、この国の軍事化を強力に進めています。しかし、経済制裁とさらなる武器供与、情報合戦で、戦争はさらにエスカレートしています。世界経済、日本の経済も悪化し、政府の失敗による物価高騰で私たちの生活も苦しくなるばかりです。
必死の外交努力によって、この戦争は回避することができたはずですが、その努力がなされないままに、人殺しの戦争が始まってしまったのです。
過去の大戦の多くのの犠牲者の死の上に生まれた戦争放棄の平和憲法があって、辛うじて自衛隊が殺さず、殺されずに来た日本が、今、軍事大国に変貌しています。
日米政府は、台湾有事をあおり、日米軍事同盟の戦略を強化し、自衛隊の役割を前面に担わせ、大規模な軍事訓練を繰り返し、さらにオーストラリア他の国々と連携を強めています。日本が、敵基地攻撃能力までも広げようとしている事は許せません。 
復帰50年を経てさらに負担が押しつけられる沖縄県の辺野古の新基地建設、環境汚染、米軍犯罪、南西諸島の軍事化、日本全土の日米軍事強化が加速しています。
過去の歴史をふりかえると、戦前の日本が神の軍隊として侵略した国々への反省もなく、また米軍が過去にベトナム、イラク、アフガニスタンなどの国々を侵略してきた戦争への反省もなく、またウクライナの戦争に加担していく、その誤りを繰り返してはなりません。
私たちは日本の憲法という平和の砦を守ります。福島の原発事故後の棄民政策と偽りの復興、汚染水の海洋投棄と言う国策の誤りは、軍事化に突き進む棄民政策と通底しています。今の日本は、体制の違いはあれ、プーチン政権の独裁を許したロシアに似ていると言われます。武器で平和は決して作れません。平和憲法を盾にして、核兵器も原発も許さず、人殺しの軍隊も基地もなくした未来を実現するために、私たちは決してあきらめることはありません。

2022年5月21日
         バスストップから基地ストップの会と申し入れ行動参加者一同