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虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

楽しい、気持ちいい!

2017-11-01 06:54:00 | 乗り物

10日ほど前のこと。

札幌近郊の某所で、国内屈指のコンパクトスポーツ「スズキ・スイフトスポーツ」に試乗してきました。

今回のモデルは4代目。一部メディアには3代目と記されていますが、初代は軽自動車Keiから派生したモデルだったから、それはカウントしないのかなぁ。

過去の3代はすべて試乗してみました。それも違う場所で複数回。また2代目・3代目は知人が所有しており、同乗も含めてそれなりに知っている(加えて走らせるのが楽しい)クルマである。

さて新型である4代目。

詳しいレポートは専門家に任せるとして、エンジンが1600㏄のNA(自然吸気)から1400㏄のターボになったこと。それに伴い、トルクが大きくなったことがエンジン面でのトピック。加えてトレッド(全幅)を広げ、3ナンバーサイズにしたこと(=欧州仕様のスイフトと同様)がシャシー面でのポイント。

早速、試乗開始。約25分の試乗で、アップダウンがあるワインディングを中心に楽しんでみた。

まずターボ化に伴うトルク増が明らかに感じられる。初期(低速から)の加速が鋭く・力強い。反面、NAのようなシャープな感じが薄れた。でもかつてのターボ車のようなレスポンスの鈍さは皆無に等しく、思いのままに加減速ができる。

6速マニュアル(6MT)も操作感が良く、扱いやすい。先代の6MTはやや引っかかり感があったから、どこかを改良してきたか?

ハンドリングは「スポーツ」の名に恥じないもので、とてもゴキゲンである。あっという間に50mile(時速)になってしまう。全幅の拡幅効果があるようだ。だからといって、見切りが悪くなってはいない。正直、気にするレベルではないと思う。

足回りの設定はややハードなものの、身体が揺すぶられて疲れることもなさそう。スポーツモデルとしては納得できる味付け。また標準のバケットシートのホールド性が良いのだろう。

気になったのはブレーキ。とくに初期タッチがかなり敏感で、俗にいうカックンブレーキになってしまう。スズキ車に共通するブレーキフィールなのだが、もう少し制御の方法はなかったか?できれば、低速時から踏力に対して効くタイプにしてもらいたい。

不満を感じる点はあるものの、このような高性能モデルが200万円弱で買えるのは素晴らしいし、スズキの頑張りには感服する。

スイフトスポーツは国内屈指のコンパクトスポーツモデルであるし、所有する喜びを得られるクルマだろう。ただイメージカラーのイエローは少し気恥ずかしいけどね。個人所有するなら別の色(シックなカラー)がいいかなぁ。

北海道など降雪地なら4WDがあれば、言うことなしですね。