buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

Oヘンリ的結末

2008年12月26日 | おもちゃ箱
中学生の時に読んだ『Oヘンリ短編集』
ありとあらゆる階層の人たちが登場し、お話は最後にいつも意外な結末を生みます

Oヘンリの略歴でよく知られているのは、彼が出納係をしていた銀行から告訴され
公金横領の罪で3年間、刑務所に服役したということです

刑務所の中は「人の命がここまで軽く扱われるのか」と自身が記しているほど、ひどいものだったようですが
この刑務所の体験がなければ、Oヘンリの名作は生まれてこなかったのではないかと言われています

起承転結がはっきりしていて、意外なオチ(結末)があるのは、人を惹きつけてやまないOヘンリの手法です

友人の中国人が、反対する日本人のご主人を説得して、職探しをし始めました
日本人と同じように、数々の会社にエントリーシートを提出し、挫折し、またまた提出し、、と
あきらめずに12、3回繰り返したそうです
そして最後に名の知れた会社に内定をもらいました
彼女は中国語と日本語と英語がよくできます、その上、以前に働いた経験があり、中途採用枠で
職を得たのです

しかし内定をもらって、3日後、妊娠が発覚、、、、

『人生は思った通りにはいかないね、、.これで私も主人が望む専業主婦になるのかも
主人が就職祝いに買ってくれた記念の万年筆は主人にプレゼントしようと思うの』

人生って本当に皮肉です
Oヘンリの小説でなくても、こんなどんでん返し、いろいろなところにありそうです

写真はニューオーリンズのベーニエ(四角い粉砂糖のかかったドーナツ)が有名な
カフェドモンデュのベーニエセット ちょっとアメリカっぽい雰囲気の中
今日はここでOヘンリの小説を読みました







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