buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

学生ひとりひとりの物語

2010年01月30日 | 授業
卒業を間近に控え
学生たちの動きが慌ただしくなっています。
ある人は帰国して就職
日本の大学に編入した人
大学院に進学を果たした人、
本当にわずかですが、日本の企業に就職する人

ひとりひとりにそれぞれの物語があります。

最近、私は放課後、(全員というわけにはいかないのですが)学生たちと話すようにしています。
実は卒業までに挨拶と授業での関わり以外、話したことのない学生もいます。

昨日、1時間も話し込んでしまった学生は
帰国してアルバイトをしながら、通訳翻訳大学院への進学を目指すとのことでした。

入学時には能力別に分けられたクラスの下のレベルに振り分けられ
かなり激しく担当教師に抗議した学生です。

現在はどうでしょう、、
その時の経験がよっぽど悔しかったのか、、、、
彼女の成績はクラスで1番です。

外国人としてはかなりレベルの高い日本語を運用し、質問への応答も論理的です。
また、文学好きということで、その文章力は様々な先生から高く評価されています。
勉強量はハンパではありません。

彼女のバネはいったいなんだったのか、聞いてみました。
『日本語がおもしろかったからです、もちろん1年生の時の悔しさはありますが
勉強すれば勉強するほど日本語の魅力に惹かれていきました』

は~、すごいのです。
私よりは20も年が下ですが、その語学に対する熱意に脱帽です。
表情も活き活きしていて、とっても彼女はきれいになりました。
彼女をきれいにしたもの、、、、

人は何かに惹かれることって、すごく大切ですね。

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