buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

シミュレーションではない本物のお話

2009年12月13日 | 授業
秋が過ぎていきますね。
写真は奈良の春日大社境内。12月初旬、家族が撮影したものです。
もみじが降ってくる
、、、そんな感じがしませんか?


7月から学校に現役のビジネスマンをお迎えしてワークショップを開いてきました。
年1回、同じ方に授業をお願いしています。

7月は世界最大の外資系製薬会社の人財開発部部長さん
9月キャリアカウンセラーの人たち
12月カメラやコピー機では知らない人がいないという企業の元社長さん
今はプロのカメラマン・フリーライターです。
1月は外資系自動車会社の部長さん
3月は日本最大の生命保険会社の開発部長さん

毎年、現場からの体験やアドバイスを発信してもらっています。

ワークショップに参加している留学生にとって、何が一番嬉しいか、というと
『本物の話』が聞けることです。

私たちの科の語学教師の何人かは以前会社勤めをしていましたが
教師になったその瞬間からビジネスパーソンとしてのキャリアは止まってしまいました。
教師になったからです。

頭の中の情報を思い出して組み立て、本やインターネットから参考文献をひっぱってきても
語学の現場や自分の研究課題とは違って、話に臨場感がありません。
絶対的に本物の経験が足らないからです。

私たちの科に来てくださる外部講師(ビジネスパーソン)はそんな語学教師の不足している面を
補ってくれます。

教室を地域や社会と結びつける第1歩です。
さらにラッキーだったのは、その講師の人たちも学生たちと同様、何かを学び
達成感を感じている、のだそうです。
そして次の年は授業をさらに工夫して持ってくる、、、。

よいサポーターたちに恵まれました。
そのうえ年々、ビジネスパーソンの協力者が(今来ているサポーターたちの)
口コミで増えていっています。

本当にありがたいことです。

一方で自分自身、ふと思います。
『本物のお話』、私はどんなことが話せるのでしょうか?

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