buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

「こんなにたくさんの仕事を女性に任せていいのか」という文

2009年06月07日 | 授業
翻訳の授業の時間に下記の文について考えました

上司:『こんなにたくさん仕事を女性に任せていいのか、まずいな、、、』
部下:『、、、、』

よ~く考えるとふたつの意味のある二義文です

学生たちと一緒に考えてみました
翻訳するときには誤訳しないようどんな意味か、慎重に考えなくてはなりません
日本の会社の文化、ジェンダーの問題、などを含みいい例文だと思いました

ふたつの意味、わかりますか?

学生たちの答えは下記です

ひとつ目の意味は『こんなにたくさん女性に仕事を任せていたらダメだ、まずいよ、これは!」という
女性に厳しい上司

ふたつ目は「こんなに仕事をさせたら、大変じゃないか、もう少し働き方(労働条件)、考えてあげなさいよ
このままじゃ、まずいよ」という優しい上司

最近「誰よりも君が好き」山内博之著 アルク という二義文の本が出版されました
たとえば
「杉本先生が好きなのは私です」
1の意味は 杉本先生は私が好き
2は 私が好きなのは杉本先生

おもしろいですよね~、、日本語は
いろいろありだな、って思うのです

家族に言わせれば、私のように日本語をうまく使えない人間が、なぜ語学の教師をしているのか
不思議だ、というのです
私に言わせれば、うまく使えないから、勉強して調べているんだ、って言っているんですが。

FC2ブログランキング
にほんブログ村